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國分功一郎『暇と退屈の倫理学』を3回読んで、暇なき退屈で苦しまずに生きる方法について考えました。
現代に蔓延する「暇なき退屈」 この本では、「暇の中でどう生きるべきか」「退屈とどう向き合うべきか」... 現代に蔓延する「暇なき退屈」 この本では、「暇の中でどう生きるべきか」「退屈とどう向き合うべきか」というようなことについて書かれています。 まず前提として、混同されがちな「暇」と「退屈」を明確に区別しています。暇とは、何もすることのない、する必要のない時間であり、退屈とは、何かをしたいのにできないという感情や気分を指している、と。 その上で本書では、暇である/ない、退屈している/していない、の4項目からなる表を作成します。つまり「暇で退屈している」「暇だが退屈していない」「暇ではなく退屈もしていない」「暇ではないが退屈している」の4つです。 他の3つと違い「暇ではないが退屈している」という状態は、一見謎めいてみえます。しかし、実は現代の多くの人がこの状態を経験していると著者はいいます。 例を挙げるとすれば、仕事をしているけどなんとなく熱中できていない、という感じでしょうか……。こういわれる
2023/06/20 リンク