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2014.10.01 【災害記録帳】東京湾を襲った「大正六年の大津波」の謎 カテゴリ:災害記録帳 1910年(明治43年)、関東大水害が埼玉や東京に大きな被害をもたらしたことをきっかけに、荒川は大規模な河川改修を行うことになる。その目玉が荒川放水路の建設だった。この事業は1911年(明治44年)に始まり、岩淵水門から22kmにわたり、幅500mの幅の放水路工事が行われた。しかし放水路は難工事で、ようやく岩淵水門からの注水が開始されたのは1924年(大正13年)、そして工事が完全に終了したのは1930年(昭和5年)のことだった。幾度か工事を阻んだのが自然災害だった。一つは1923年(大正12年)の関東大震災、そしてもう一つがその6年前に東京湾を襲った「大正六年大津波」だ。東京湾で大津波?いったい何が起こったのか。 江戸を水害から守る 東京の下町に広がるゼロメートル地帯。その名の通り標高が満潮
2016.12.07 留萌本線の廃止区間に見る地図編集の名残 カテゴリ:地図作成 先週の日曜(12/4)をもって、JR北海道の留萌本線の留萌駅~増毛駅間が廃止された。 テレビ等でもずいぶん報道していたので見た方も多いと思うが、最終日には多くの人が増毛駅に集まっり、増毛発の最終列車は通勤列車並みの混雑、さらに列車の外にも多くの人が詰め掛けてサイリウムを振りながら見送るという、ちょっとしたイベントのような状態になっていた。 廃止は早速地図にも反映されており、最近仕事の早さに定評がある国土地理院の地理院地図を翌日に見たところ、早くも廃止区間の旗竿(JRの記号)は消されていた。 実際に現地に行けば、まだ線路そのものは存在しているわけだが、鉄道として営業していないため地図からは削除されることになる。 ただし、現段階の地図では鉄道線だけが削除された状態で、そこに鉄道があった名残自体は残されたままだ。
2015.11.08 集落データ 地図上に 能登島 空き家、高齢化状況 カテゴリ:GIS 七尾市の能登島で、地理情報システム(GIS)を地域づくりに活用する取り組みが進んでいる。島内の集落ごとに、高齢化率や空き家の状況などさまざまな情報を集めてデータ化し、地図に落とし込むことで地域の現状をわかりやすく可視化。タブレット端末で閲覧できる「地域のカルテ」を作成して住民間の情報共有を図り、課題解決などにつなげていく。 農林水産省の農村集落活性化支援事業の補助を受け、能登島地域づくり協議会や地域おこし協力隊の小山基さんが主体となって推進。二〇一七年度までに島内の全二十集落で情報収集を終わらせ、一八年度からのシステム本格運用を目指す。すでに四つの集落で情報を集めており、一部は閲覧できる。 GISは、地図をコンピューターで管理するソフトウエアのこと。多彩なデータと地図を関連づけることで多面的な見方を可
2015.10.13 前兆覚え…スマトラ島沖地震で津波から数百人の命を救った少女 カテゴリ:災害・防災 2004年のスマトラ島沖地震のとき、10歳のイギリス人少女が、津波被害のあったタイのビーチホテルに家族と滞在していました。 彼女はその2週間前に、学校の地理の授業で習った「津波の前兆」を覚えており、そのことが彼女を含めた数百人の命を救ったのです。 少女の名前はティリー・スミスさんと言います。 当時10歳だった彼女は、家族と一緒にタイのプーケットにいました。 ティリーさんは2週間前に、小学校の地理の授業で「津波の前兆である、潮が海岸線から引いていき、白い泡が立つ現象」を覚えていました。 その知識を両親に訴えると、両親は周りの人々やホテルのスタッフに伝え、それによって津波が来る前に避難することができたのです。 彼女のおかげで被害のなかった数少ないビーチのひとつとなりました。 その後、何百人を
2014.09.25 【災害記録帳】1974年多摩川水害~目の前で濁流に飲まれたマイホーム~ (16) カテゴリ:災害記録帳 1974年(昭和49年)8月31日から9月1日にかけて、台風16号の接近に伴い、関東地方は激しい雨に見舞われた。上流域の集中豪雨で多摩川が増水し、狛江市で堤防が決壊、19戸の民家が濁流に飲まれた。いわゆる多摩川水害(狛江水害)だ。 暴れ川だった多摩川 現在の姿からは想像がつかないが、多摩川は古くから暴れ川として知られる。 河川延長が138kmと短いにも関わらず、水源の標高が1953mと高く、勾配が急であるため、古くから氾濫が絶えなかった。洪水の度に流路は変わり、沿岸にあった村が川により隔てられてしまうことも珍しくなかった。 現在に近い流路になったのは1590年の大洪水といわれており、その際に分断された丸子や等々力、野毛、瀬田、宇奈根、布田、押立、石田といった村々は、
2015.09.13 浸水域とハザードマップを比較してみると (4) カテゴリ:災害・防災 台風18号の影響で降り続いた大雨は各地に浸水被害をもたらしたが、特に茨城県常総市での鬼怒川の破堤は、住宅地を濁流が襲う様子がテレビで中継されていたこともあり、多くの人が衝撃的な映像を目の当たりにすることとなった。 家の中で孤立する人も多く、その救出劇をテレビで見守った人も多いと思う。 その後氾濫流は大きく広がり、下流の水海道の市街地まで浸水させた。 対策本部となるはずの常総市役所も1階部分が冠水して、昨日に支障をきたした。 まだ行方不明の方もいるし、避難所にも多くの方がいる。 災害は現在進行中であるとこいうことは認識しておかなければならないが、同時にここまでの経緯や課題はきちんと検証しておくべきだろう。 既に専門家が様々な分析を始めている。 国土地理院が航空写真判読により作成した推定浸水範囲図による
2015.06.13 山に登る前にはコンビニへ行け――山と渓谷社の登山地図「ヤマタイムマップ」がファミマでプリントできる カテゴリ:地図・位置情報サービス 山と渓谷社とファミマ・ドット・コムは、全国のファミリーマートに設置しているマルチコピー機で、A3サイズの登山地図を手軽に出力できる「ヤマタイムマップ」を出力できるサービスを開始します。6月15日から。 ヤマタイムマップは、山と渓谷社の定番登山ガイドブック「アルペンガイド」シリーズの地図情報と、登山情報ポータル「ヤマケイオンライン」で公開している登山地図&計画マネージャ「ヤマタイム」の情報を備えた地図です。A3サイズのカラープリントで、価格は300円(税込)。 上る山のコースをコンパクトに表示し、登山口へのアプローチ情報や山小屋の連絡先などの情報も掲載しています。また、岩稜(がんりょう)帯を含むような中・上級者向けコースは、初心者が入らな
2015.05.14 「日本の地図をすべてゼンリン基盤とする」ゼンリンが中計を策定…2019年度に営利100億円 (4) カテゴリ:地図作成 ゼンリンは、2015年度からスタートする新中期経営計画「ゼンリン・グロウス・プラン2020(ZGP2020)」を策定した。 新しい計画では、経営ビジョンである「情報を地図化する世界一の企業」の実現を目指して、位置情報サービスの拡充や、防災・減災に対する意識の高まり、安全運転支援など、多様化する地図情報ニーズに対して情報の差別化とコストリーダーシップを実現し、「日本の地図をすべてゼンリン基盤とする」ことを目指す。 このため、利用シーンを「創造」した用途開発による収益拡大、品質・価格・納期・多様性・拡張性を追及した時空間情報システムの安定運用、生産性改革の実現による固定費率の低減に取り組む。 数値目標は、計画最終年度の2019年度に売上高700億円、営業
2014.09.08 【災害記録帳】「島原大変肥後迷惑」 火山、地震、土砂災害、津波が重なったまさかの災害 カテゴリ:災害記録帳 防災週間過去の災害記事第8回(そろそろ最終回にしなければいけませんね)は「島原大変肥後迷惑」を。 「島原大変肥後迷惑」はユニークな名称とは裏腹の日本最大の火山災害だ。 この災害は火山災害でありながらも、地震、土砂災害、津波と多くの要素が重なった最悪の災害となる。おりしも島原藩は藩主松倉重政の悪政や寛永14年(1637年)の島原の乱で領内が荒廃、ようやく復興を遂げた矢先に訪れた災難だった。そしてまさかの甚大な被害を被った対岸の肥後にとっては、想定外の大災害であった。 普賢岳噴火と四月朔地震 島原半島の中央にそびえる雲仙岳では寛政3年(1791年)秋頃から地震が頻発、火山活動が始まっていた。翌寛政4年(1792年)正月18日には普賢岳が噴火し、2月には溶岩流の噴出も
2014.05.21 国土地理院、「メッチャやばい」地図を公開 カテゴリ:地図 国土地理院は5月20日、日本の国土全域を1枚で表す地図「500万分1 日本とその周辺」の最新版を公開しました。 日本を構成する主な離島を含め、日本の国土全域を1枚(四六判:縦109.1センチ×横78.8センチ、9色刷)で表したもので、学校などで活用することを目的としています。 今年2月の電子国土基本図(地図情報)の全国整備を機に、前回の平成22年作成版から新東名高速道路や首都圏中央連絡自動車道といった各地の高速道路や、新たに開業した九州新幹線や東北新幹線などを反映したものとなっています。 なお、日本の国土以外の部分は、前回のものからの変更はありません。地図は1枚823円(税込)で、全国の地図取扱書店で購入できます。 (ねとらぼより) ------------------------------ 「メッチャやばい
2013.12.08 National Geographicが500あまりの地図(古地図など)をGoogle Mapsに提供 カテゴリ:地図 Googleは、企業や団体が自分たちの地図データをGoogleのGoogle Mapsプロダクトと同社のクラウドインフラの上で公開し共有できる、という企画を立ち上げようとしている。 そして今日(米国時間12/6)は、National Geographicがこの企画への参加を発表し、Google Mapsのブログの上でそのことに関する情報を提供している。 このパートナーシップにより、NGの500あまりの基準地図や歴史的地図が、デジタル化されてGoogle Maps上で見られることになる。 これによってNational Geographicは、同社のアーカイブにより生気をもたらすために、対話やアノテーション(注釈)の方式を模索実現できることになる。 また
2013.02.07 リスク管理に代償を求めてはいけない~大雪予報と交通の混乱に思う カテゴリ:災害・防災 折からの雪予報のため鉄道会社は早々と乗り入れの中止や間引き運転を決定、混乱を見越して雪による運行混乱を事前にさける判断だった。 ところが、実際には予想に比して寒気が弱く雪になったのは朝になってから。 関東北部では若干の積雪は見られたものの、東京都心では降雪はあっても積雪は観測されず雨に変わり、横浜や千葉では朝から雨。 予測が外れたことで結果的に雪がないのに電車の間引きにより鉄道網は大混雑、ホームに人があふれて駅に入場できない人たちが外にまで列をつくるなど大混乱になった。 雪が降らず拍子抜けをくらった乗客の怒りの矛先は早すぎる決定で間引き運転を行った鉄道会社へ向けられた。 確かにあの混乱ぶりからすればそうなるのはよく分かるのだが… リスク管理として鉄道会社の判断が間違っていたとは必ずし
2012.09.21 Apple地図について カテゴリ:地図・位置情報サービス AppleのiOS6が20日から配信されている。 中でも注目されていたのが、これまで標準機能であったGoogleマップがApple独自の地図に切り替わったこと(GoogleのAPI有償化によるもの)。 ふたを開けてみるとこの新地図がお粗末なもので、アップデートしたユーザーから様々なクレームが出されている。 http://togetter.com/li/376317 http://vippers.jp/archives/6620307.html http://gahalog.2chblog.jp/archives/52132765.html http://iphonech.com/archives/53793359.html かくいう自分はアップデートしていないのだが…(笑) TwitterのTLは今朝からずっと
2012.05.20 世界の人口密度が一目でわかる! スタイリッシュな人口分布図 カテゴリ:地図 世界屈指の高人口密度地帯、東京。 その中で暮らしていると気が付くことはないけれど、こうして目にすると、改めてその人口密集具合に驚かされます。 ご紹介するのは、海外サイト『blog.dwtkns.com』で見つけた『世界の人口分布図』。 人口密度が一目でわかるこちらの地図は、モノトーンが目をひくシンプルでスタイリッシュなデザインが特徴。 地図を製作したのは、文化的地理学者であり地図製作者であるDerek Watkins氏。 地図の上部に設置されたメモリをスライドさせると、1平方キロメートルあたりにいる人口が細かく推移するようになっているのでとっても便利。 使い方がカンタンな上、非常にわかりやすいので、子供の勉強にも使えそうです。 地図をみていると、1平方キロメートルあたりの人口が増えてゆくに従っ
2012.05.14 “奥の地名図”山中救難に役立てて 労作を消防に贈呈 カテゴリ:地理 目印があまりない林道などでの救急活動に活用してもらおうと、国頭村奥出身で猪垣などを研究する宮城邦昌さんは2日、足かけ5年で完成させた「奥の地名図」を国頭地区行政事務組合消防本部に贈呈した。 地図を受け取った国頭消防署の平良英則署長は「遭難などの場合に大いに役立つ」と喜んだ。 贈呈のきっかけは宮城さんが奥の山中から救急搬送されたことにあった。 3月18日、地名図の作製のため造林痕跡を調査中、山中でハブにかまれた。 宮城さんはこの時、「地名図が生かせるのではないか」と思い立ち、贈呈した。 若者たちに奥の地名などを語り継ごうと考えて地名図作製活動をしていた宮城さん。 「思わぬ形だったが、救急搬送の役に立てればうれしい」と笑顔で語った。 地名図は県山岳連盟の上原賢次副会長らの協力を得て、地元で呼ばれている地名
2012.02.24 またまた電子国土基本図のこと (2) カテゴリ:地図 本日開催された「電子国土基本図であり方検討会」を傍聴する機会に恵まれた。 公開の検討会であり、参加者の守秘義務も特にないとのことだったので、若干の感想を。 まずひとつ感じたのが、国土地理院が思っていた以上に問題を正しく認識していたこと。 今まで地理院はあまりユーザー視点という印象がなかったので、これは失礼ながら意外だった。 なので個々の説明もある程度そうした認識を織り込み済みのものだったように思う。 「フレッシュマップ2011」もそのあたりの(ユーザー向きの)意識が強い。 また、帳票をジオコーディング(逆も可)で電子国土へ反映するExcelツール『地理院マップシート』の開発も涙ぐましい。 その後の各委員の発言は(予想はついたが)的を射たものだった。 紙地図からのコペルニクス的転換に対して、100年続く地形図教育を変
2011.08.27 中国西部の測量が終了で全陸地国土をカバーする地図が完成 カテゴリ:測量 国家測量地理情報局の李維森副局長兼報道官は25日、国務院新聞弁公室が行った記者会見において、中国西部の5万分の1地形図の空白エリアを埋める測量プロジェクトがすでに完了し、中国の陸地国土全てをカバーする5万分の1地形図データ(2万4182枚分)及びデータベースが全面的に完成したことを明らかにした。 これにより、これまで空白エリアだった中国西部の200万平方キロメートルの地図が完成し、中国のデジタル地理フレームワークが初歩的に完成した。 人民日報が26日に伝えた。 西部測量プロジェクトでは、それぞれ縮尺5万分の1の数値標高モデル、デジタル正射写真、デジタルライングラフ(DLG)、土地被覆図、地形図、写真地形図などが作成されたほか、アルタイ山脈、崑崙山脈、タンラ山脈、ニェンチェンタンラ山脈、カラコルム山
2010.10.28 マピオンが地図サービスに「3D風地図」を追加 カテゴリ:地図・位置情報サービス マピオンは10月27日、地図検索サービス「マピオン」のデザインアップデートを実施。 新たに立体感のある「3D風地図」表示モードを追加した。 同サービスは今年の2月から登山道などの表示に対応しているが、同社は「山の景観を従来の地図で表現していくには限界がある」と判断。 CGイラストで地図を表現する北海道地図株式会社の「GISMAP Texture」を採用し、新たに「3D風地図」として公開した。 今回公開された「3D風地図」表示では、山間部の表示に立体感を持たせるだけではなく、都市部においても陰影によって坂道の有無などをある程度判断できるようになっているのが特徴。 なお、「3D風地図」表示のカバーエリアは離島を除く国内の全地域で、全国図から1/8000までの8縮尺での表示に対応する。 (マイコ
2009.12.21 国土地理院のシンボルマーク決定 カテゴリ:地図作成 一般公募していた国土地理院のシンボルマークが決定した。 色使いも含めて、ややポップなイメージに仕上がったような。 何となくエコっぽさを感じなくもない。。。 コンセプトは ・国土地理院の英語名の略称「GSI」をアレンジし、人が地球を測量・観測して環境保全や安全安心のために活用している姿を表現 ・地球を手で包むようにはたらきかけている形を描き、直交する線は座標を表し、色彩は「緑の大地」と「青い海と空」をイメージ とのこと。 公募については応募者数259人、応募総数379件、7歳から84歳まで幅広い年齢層からの応募があったようで、院内に選考委員会を設置し、国土地理院の職員による投票も行って、厳正に審査をおこなったという。 応募者数259人というのはちょっと淋しい気もするが。 同時に、国土地理院の英語名も改称された。 現英語
2009.07.18 静岡空港行政監査 カテゴリ:測量 静岡県監査委員は16日、県空港部と静岡空港建設事務所を対象に実施した静岡空港の暫定開港に関する行政監査で、3月に改善や検討を求めた事項に対し、県側が提出した回答を公表した。 17日の県公報に掲載する。監査委員は「回答には納得できない部分がある」とし、8月の空港部の定期監査で県側に説明を求める。 県側は回答で、空港西側に航空法の高さ制限を超える立ち木などが残り、暫定開港する原因の一つとなった航空レーザー測量の誤差について、当時は空港反対運動が激しく、「反対地権者の所有地への立ち入りが困難だった」と指摘。 ほかに十分な資料がある場合、それだけで「事業認定を申請できる」とした1983年の大津地裁判決を引用し、「立ち入り調査を行わなかったことは十分な合理性がある」とした。 立ち木地権者との交渉についても、「(暫定開港を決める前に予定していた)
2009.06.08 測量業界にとっての映画「劔岳」 (4) カテゴリ:測量 20日に全国公開される映画「劔岳 点の記」(木村大作監督)に、測量業界が熱いエールを送っている。 映画は明治期に「日本地図最後の空白地点」を埋めるため、当時未踏峰とされた北アルプス・剱岳に測量官らが挑む物語。 「おくりびと」で納棺師が脚光を浴びたように、映画で測量士が注目されればと期待しているのだ。 背景には、深刻な人材不足や業界の激変がある。 測量技術者でつくる日本測量協会は、富山県で本格的なロケが始まった07年夏以降に、ホームページに出演者らのインタビューを掲載。PRを続けている。 協会の月刊誌「測量」も毎号、特集を組む。今年1月からは表紙に浅野忠信、香川照之、宮ざき(ざき=やまへんに立つ崎)あおいらを登場させてきた。 関係業界や官公庁も熱い視線を送る。 国土地理院刊行の地図などを販売する日本地図センターは、
2009.04.07 Google社が位置情報データを格納するAPIを公開 カテゴリ:地図・位置情報サービス 米Google Inc.は「Web 2.0 Expo」のセッションで、「Google Maps Data API」を公開した。 このAPIはGoogle社のサーバーに、地理情報データを管理させるために使う。 こうしたAPIを使って地理情報データをクラウドに置くことで、検索サービスから漏れてしまうことを回避できるという。 「大量の地理情報データがあると、通常はデータベースで管理する。しかしデータベースに格納された情報は検索エンジンの調査対象にならない。結果として、あり得るべき検索結果から漏れてしまうことになる」(Google社のKeith Golden氏)。 これを回避する方法としてGolden氏が挙げたのが、 (1)商用のGIS(geographic information sys
2017.10.10 国土地理院の地殻変動図などでスケール表示に誤り カテゴリ:地図 地殻変動資料の背景図のスケール表示の誤りについて(国土地理院) 国土地理院は、ウェブページに掲載している地殻変動ベクトル図や基線図について、スケールの表示に不正確なものがあることがわかりましたとしてホームページのお詫びを掲載した。 原因はソフトウェアの不具合で、本来であればスケール目盛りが背景図の緯度に応じて変化しなければならない(赤道を離れるほど長く)ところを、赤道と同じ長さのまま表示されてしまっていたとのことで、北海道では本来の長さに比べて3割程度短かった。 不具合を含む図は今後順次差替えられる。 不具合のあった図はこちらに一覧が掲載されている。 問題があったのは主として地殻変動などを示す図で、間違っていたのはスケール目盛りだけなので、内容自体には特に影響はないし、おそらくほとんどの人が気づかないだろ
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