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ドラクエ3
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2010.04.02 新採点システムの柱である基礎点重視主義に戻す――それこそルール変更に必要な「大義名分」 カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) オリンピックでトリプルアクセルや4回転の基礎点の低さがクローズアップされ、そこだけに注目が集まっている感があるが、実際には、トリプルアクセル以上のジャンプの基礎点は、一度引き上げられている。 http://www.geocities.jp/judging_system/ ↑ こちらに詳しいジャンプの配点が書いてあるが、2008年度以降 3A 基礎点 7.2点→8.2点 4T 基礎点 9点→9.8点 だが、よく見ていただくと、同時に非常に「嫌らしい改定」もなされているのがわかると思う。それは、GOEの加点・減点の反映割合。 それまで減点・加点はジャッジがマイナス3からプラス3までつけたものが、そのまま反映されていたのに、基
2010.03.29 オリンピックでフィギュアの採点の異常さに初めて気づいた超ニワカ・ファンに知ってもらいたいこと カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) オリンピック、その直後の世界選手権で、「フィギュアはオリンピックイヤーにしか見ない」ファンにも現行採点(あえて、ルールとは言わないでおく)の異常さが認知されたことは、基本的に好ましいことだと思っている。 人間のやることに絶対はない。主観の入る採点競技が誰にとっても公平に思える結果になることもない。だが、だからといって無批判に結果を鵜呑みにしていては、どんどん採点が腐ってくる。 今回の世界選手権で、どんな素人でも鵜呑みにできないほど、非常識な点が女子シングルの銀メダリストに与えられたことは、採点の問題点が明確に顕在化したという点においては、よかったのだ。 もちろん競技としてはまったくよろしくない。今回のキム・ヨナ選手
2010.03.28 祝X2乗、浅田真央、日本女子初世界選手権2度制覇 カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) フィギュアの現行採点の非常識さを世界に知らしめたバンクーバーから1ヶ月。 他のバンクーバーメダリストと違い、年が明けてから4大陸のあった浅田真央にとっては、心身ともにきつかった試合だったと思うが、土壇場でまたも、その女子のレベルを超えたタフネスさを見せ付けた。 今では女子では彼女しか試合に入れることのできない大技トリプルアクセルを3度も入れるという過酷なプログラムを、シーズン最後にきてミスなく滑るなど、並みの精神力・体力ではない。トリプルアクセルは着氷するだけでも難しいのだ。それを1つの試合で3度もやって、年明け以降は一度も転倒がない。素晴らしいことだ。 フランケンシュタイン度を増すデタラメ採点のなか、トリプルアクセルが2つダウングレード、つまりそこで基礎点
2010.03.26 大祝!! 高橋大輔、日本男子初の世界選手権金メダル(後) カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) <続き> 今回の小塚選手のショートは素晴らしかった。彼がショートでは1位だったと思う。3回転+3回転のセカンドジャンプで例によって若干流れが止まった高橋選手ではなく。 小塚選手とアボット選手のショートはテイストが似ている。佐藤有香が振付師とコーチとしてかかわっているので、彼女の趣味なのかもしれない。どちらもモダンで非常に洗練されたプログラム。シーズン初めは、アボット選手の表現力のほうがはるかに成熟して勝っている印象だったのが、ここにきて、小塚選手が追い抜いた感がある。難度の高いプログラムをシーズンかけて徐々に完成していく――これがフィギュアの王道だし、それを小塚選手はやってのけた。 なのに、点数は・・・(以下、自粛)。 今回はショートの点の出方を見て
2010.03.26 大祝!! 高橋大輔、日本男子初の世界選手権金メダル(前) カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) ようやく、高橋大輔選手がその才能にふさわしいタイトルを手にした。 世界選手権優勝。日本男子初。オリンピックの金・銀メダリスト、それに4位・6位が出なかったのだから、高橋選手は優勝候補の筆頭。だが、そうした状況になればなるほど、ニッポン男子の得意技「ジャンプの自爆」が出てきやすい。 オリンピック以降体重も2キロ増え、モチベーションも上がらず、トリノに入ってもトリプルアクセルの調子が悪かったと伝えられるなか、あれだけ演技をまとめたのは凄い。 ジャッジのデタラメ採点はハッキリ言って相変わらず。だが、高橋選手の優勝は文句なし。この順位に間違いはない。 高橋選手が他の選手と違うのは、卓越したスケート技術と表現力もあるが、なんといってもトリプルアクセルの力だ。
2010.03.08 プルシェンコの前にプルシェンコなし、プルシェンコの後にプルシェンコなし カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) <続き> プルシェンコ選手に対するカナダからの中傷めいた攻撃はひどいものだった。北米に行くと、ロシア選手はいつも冷遇され、ときにあからさまな攻撃の対象になる。これが日本人選手ならとっくに試合前に精神的につぶれている。それでも、彼は失敗のない演技を披露し、「何様、オレ様、プルシェンコ様」のスタイルを貫いた。 プルシェンコは真に偉大なアスリートだ。天才のなかの天才。ベストオブベスト。あの至高ともいえる身体能力、ひるむことを知らない強靭な精神力・・・・・・ 今回プルシェンコとジャンプで競ってくれるだろうと期待されていた、ジュベールやランビエールは次々4回転で崩れた。 今の採点が、さまざまな方法で「操作」されているのは、(日本人以外の)有名コ
2010.03.07 まるでヘタクソなシェフ。甘くなったり辛くなったりするダウングレード判定 カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) <続き> キム選手に対してだけ甘かったわけではないが、今回なぜ突然回転不足がここまで甘くなり、女子に関してエッジ違反が甘くなったのか・・・まったく、ミステリーだ(いや、邪推なら可能だが)。 これまで、あれほどキチガイじみたダウングレードで、特に女子選手には回転不足に意識を集中させながら、五輪だけ突然甘くなるとは、一体どういうわけなのか。女子のショートが始まったとき、解説の八木沼さんと担当のアナウンサーが、「降りたかどうかより、問題は回りきったかどうかですね」と浅田選手のトリプルアクセルに対するダウングレードを心配し、他の選手のジャンプがスローで出るたびに、「う~ん、これは取られたかも・・・」「あ、大丈夫ですね」「う~ん、これはどうでしょ
2010.03.05 それでもやはり、見たいのは「浅田真央」 カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) 浅田真央奇跡の軌跡 <続き> プルシェンコの演技構成点を落とせなかったのは、「研修DVD工作」に対するクレームを始めとする「ロシアからの圧力」があったせいだろう。ジャンプ中心なので「つなぎ」が悪いといっても、それで点を落とせるのは演技構成点の5つのコンポーネンツのうちの1つだけ(「つなぎのステップ」とNHKで言っているトランジションの部分)。観客はプルシェンコの演技に沸いていた。あれだけのエネルギーにあふれた演技を披露し、レベル認定にもさほどスキがなく、ジャンプも最高難度の大技を100%決める選手を他のコンポーネンツでは落としにくい。 このいかれた採点を一番に糾弾したのもプルシェンコ。ロシアも国をあげてプルシェンコを後押ししている。糾弾するにふさわしい演技をプルシェン
2010.03.04 徹底的に否定された、ロシアの正統なる芸術性 カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) <続き> ジャッジの見つけた「透明で客観的なシステムの穴」とは何か? 結局はこういうことだ。主観点である加点と演技構成点で勝たせるようにする。エレメンツの加点は少しずつ積み重ねることで大きな差にできるから、勝たせたい選手にたとえ1つぐらいミスが出ても、保険になる。演技構成点の「揺れ」は、エレメンツの完成度を高めようとしている選手の努力を一瞬で水泡に帰すことができるほどの「幅」をもたせることができるのだ。 それをヨーロッパ選手権の直後ではなく、わざわざ反ロシア感情の強い北米のバンクーバーに来て、さらにIOC副会長という政治的後ろ盾を確かなものにしたところで言う。完全にドイツ陣営の「作戦」だと思う。 ロシアを落としたがっているのはわかっている。ロシアペアのコーチは誰あ
2010.03.03 理想主義は常に政治力に屈服する カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) <続き> ステップのレベル認定緩和(?)の前哨戦はカナダの国内大会だったと思う。なんとチャンのステップ全部にレベル4とすんげ~(笑)加点。すると、ジャンプがダメな選手でも、かなり点をかさ上げできることがわかった。その一方で、4回転2種類を決めたレイノルズ選手は、フリーの演技構成点で、チャンに27.68点もの差(繰り返しますが、演技構成点だけの差ですよ)をつけられて総合3位に落ち、オリンピックにいけなかったのだ。 http://www.skatecanada.ca/en/events_results/events/cdns10/results/sd2.pdf フリーで演技構成点が1位と2位の選手で27.68点。これは「異常」に見えないだろうか? Mizumizuにはそう見える。
2010.03.02 演技構成点が信頼できない、これだけのワケ カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) <続き> 高橋選手の演技構成点が高いのは、彼が優れているからだとしても、それを見抜く目のあるはずのジャッジがなぜ、一流のスケーターがこぞって賞賛する小塚選手のスケート技術(カナダのブラウニングもストイコも、小塚選手のスケート技術は世界トップだと褒めまくっている)に異様に低い点を与えるのか理解できない。 あるいは、あれほど深く、激しく、スピードのあるエッジ遣いで、ビビッドな踊りを披露し、観客を魅了できる鈴木選手が何度試合をしても、演技構成点が(他の選手に比べて)低いのかも理解できない。出てきた低い点をみて、「鈴木選手は去年の世界での実績がないから演技構成点が出てこない」と辻褄合わせをする人もいるが、それだったら、高橋選手は? 昨シーズンはケガで実績ゼロ。2季前はワール
2010.03.01 「加点」の問題点 カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) <続き> キム選手のジャンプの加点に男子でもつかなかった「2」がついたことについて、「流れがいいから」「男子並みだから」といった説明がされるのは、一般の人に質のよさをわかりやすく伝えたいからなのだろうけれど、実際にはGOE加点の要件は一見「客観的に」定められている。 1) 予想外の / 独創的な / 難しい入り 2) 明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る 3) 空中での姿勢変形 / ディレイド回転のジャンプ 4) 高さおよび距離が十分 5) (四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢 / 独創的な出方 6) 入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む) 7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い 8) 音楽構造に要素が合ってい
2010.02.28 選手は事前に「仕分け」されている カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) <続き> この明らかに「メダリスト候補とそれ以外」に仕分けされた露骨な採点を見ても、公平なジャッジングの結果そうなったと信じ込める人の頭の中は、Mizumizuには理解できない。「こんなに点差があるのは、なぜですか?」「急にどうしてこんなに点がハネ上がるのですか?」と聞かれても、「ジャッジがそうつけたから」としか答えようがない。そんな競技が、スポーツの試合といえるだろうか? ここ2回の五輪王者の点を見ると 男子 258.47(プルシェンコ)→257.67点(ライザチェック) とむしろ、下がっているのに対し、 女子 191.34(荒川)→228.56(キム) とはちゃめちゃに上がっている。技術的にはセカンドに3回転が3つ入るキム選手の基礎点のほうが高いが、この女子だけに起こっ
2010.02.27 いくら完成度を高めても点がもらえない、ジョニー・ウィアー選手 カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) <きのうから続く> ただ、それはそれで個性的な新しい境地を開拓したプログラムだとも言えると思う。あとは、好き嫌い。 一方で、高橋選手は、スケーターとしての魅力を全方位で備えている。ストロークの伸びもあり、エッジも深く、細かで動的なステップも得意で、上半身を含めた身体の動きもピシッと決まり、しかも速い。 リズムやメロディーといった音楽そのものを表現することもできるし、感情表現も得意だ。表現力でも全方位で欠点のないアスリートなのだ。 だから高橋選手が高い演技構成点をもらうのは、Mizumizuには当然に見える。だが、その同じジャッジが、高橋選手と比べても遜色のない小塚選手の「スケートの技術」に、異様に低い点をつけているのをみると、「ジャッジは目が高い
2010.02.26 祝! 浅田真央、銀メダル カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) 浅田選手がバンクーバーオリンピックで銀メダル。「祝」の文字が少ないのは、本人にとっても、浅田選手に金を期待していたファンにとっても、不本意なものだっただろうからだ。 だが、よく考えてみて欲しい。浅田選手は作シーズンの世界選手権4位、今シーズンはトリプルアクセルで自爆を繰り返して、ファイナルにも行けなかった。 それを考えるとここまで仕上げてきたのは、りっぱの一言だと思う。後半のミスは、Mizumizuの指摘していた「大技を入れるとはまる失敗のパターン」そのものだった。 まず、これまで不毛なまでにダウングレードされていた後半の3連続。「むしろフリップ単独にしたほうがいい」と書いてきた部分だ。ここは大きな得点源なのだが、ほとんど常に問題があった。4大陸では解決したのだが、本番五輪でまた出
2010.02.25 浅田真央のジャンプを変えたのは誰? カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) テレビのニュース映像で少し見たのだが、浅田選手には良いジャンプコーチがついたのだろうか? どうも、そうとしか思えない「変化」がある。 今回の五輪のショート、浅田選手のトリプルアクセル+ダブルトゥループは、これまで見た中で最高の出来だった。浅田真央が単独のトリプルアクセルなら降りられることはハッキリしていた。だが、問題は連続にしたとき。普通に考えればダブルトゥループをつけるのは、さほど高いハードルではないはずなのに、連続にすると、なぜか「ほとんど常に」最初のトリプルアクセルがほんの少し足りないまま降りてきてしまう。あるいは、最初のジャンプを降りても、セカンドのダブルトゥループのほうが回転があやしくなる。 今季、浅田選手のトリプルアクセルは、ずっとそんな調子だった。降りてはい
2010.02.24 凄すぎる! 浅田真央の問題解決能力 カテゴリ:Figure Skating(2009-2010) 女子ショート終了。 浅田選手はとにかく、超絶だった。あのトリプルアクセルの高さ。「100年に1度のジャンプの天才」伊藤みどりでさえ、五輪ではショートに入れることのできなかったトリプルアクセルを、この土壇場の大舞台で入れて、文句なく決めた。完璧に回りきって降りてきた。 言葉も出ない。本当に素晴らしい。 昨シーズンまでレベル3だったレイバックスピンも、今年ついにレベル4を取りに来て、そしてちゃんと取った。今シーズン、レベル3に留まっていた、あのちょ~美しいスパイラルでも、レベルを4にした。 そして、全身から漂うエレガントな躍動感。文句なし。 フリーでも迷うことなく、強い気持ちで演技に臨んで欲しい。 鈴木選手は、最初の連続ジャンプの失敗を、次のループジャンプで取り返したところが
カテゴリ カテゴリ未分類(11) Interior(35) Travel(91) Travel(ベトナム)(41) Travel(フランス)(65) Travel(ハワイ・NY)(36) Travel(タイ)(82) Travel (イタリア&シチリア)(47) Travel(チェコ)(11) Travel (インドネシア、バリ)(18) Travel(日本)(38) Travel(日本、九州)(39) Travel(日本、中国地方)(30) Gourmet (Asian)(10) Gourmet (Japanese)(11) Gourmet (European)(23) Gourmet (Sweets)(71) Gourmet (Curry)(18) Gourmet (Others)(7) Gourmet(荻窪)(13) Gourmet & Shop (西荻窪)(8) Gourmet(阿
2009.07.05 ここまでやるか? ローマのレストランPassetto、ランチで邦人カップルに695ユーロ請求 カテゴリ:Travel (イタリア&シチリア) ロイターを始め、日本の新聞社も何社か報じた、ローマの老舗レストランのぼったくり事件。 ロイターの記事は以下。 [ローマ 2日 ロイター] イタリアの当局は、日本人観光客カップルの昼食に約700ユーロ(約9万4000円)を請求したローマの老舗レストランを、詐欺行為にあたるとして閉鎖した。 このカップルは、ナボーナ広場近くのレストラン「パセット」で、パスタとロブスター、ワイン、ジェラートを注文したところ、579ユーロの食事代と115ユーロのチップを請求され、驚いて警察に届け出ていた。 警察に抜き打ち検査を命じたローマのアレマノ市長は「このレストランは、決して再び営業をすべきでないし、営業許可も取り消されるべきだ」と述べた。 一方、同
「あの時」、Dr. キリコは泣いていた? 不朽の名作、『ブラック・ジャック』(手塚治虫)。その中でも屈指の名台詞が、これだ。この写真は六本木で開催された『ブラック・ジャック展』で撮ったもの。展示スペースに入ると、まず目に入ってくる正面の窓に、これがどーんと飾られていた。2024年6月30日に放送されたスペシャルドラマ『ブラック・ジャック』でも、ラストにこのセリフの一部を持ってきていた。原作では、このラストシーンの直前に、Dr. キリコが哄笑するコマがある。それを受けて、ブラック・ジャックが「それでも私は人を治すんだ。自分が生きるために」と叫ぶのだ。最初にこのシーンを見たときは、まるっきり映画のワンシーンのようなドラマチックな構図とインパクトのあるセリフに「へへぇええ」とひれ伏したい気持ちになった。「自分が生きるために」――実に、うまい、うますぎる。ブラック・ジャックの叫びが聞こえないかのよ
2009.04.02 女子フィギュアが競技としては終わりなワケ カテゴリ:Figure Skating(2008-2009) 先日ご紹介した、ビアンケッティさんは、演技・構成点に「絶対評価」などナンセンスだと主張しています。 絶対評価の新採点システムに対し、旧採点システムは、6点満点での相対評価、すなわち、他の選手との比較で点を出していました。たとえば今回の世界選手権のフリーの芸術点が、キム選手5.9、浅田選手5.7だったとしたら、ファンは怒ったでしょうか? 2人の出来を比較した場合、今回の世界選手権に関してはキム選手のほうがよかったと思います。では、旧採点システムでは5.9と5.7の0.2の差は何かというと、答えようがないんですね。ただ、比較での評価ですから、全体の出来でどちらが上だったかを決める。 それに対して、新採点システムでの演技・構成点の5つのコンポーネンツは「絶対評価」。その試
2009.03.31 「安藤・浅田には勝たせないぞ」ルール突破して、安藤選手を台にのせるモロゾフのしたたかさ カテゴリ:Figure Skating(2008-2009) さすがのモロゾフもシーズン初めは、ここまでされるとは思わず、安藤選手のジャンプ構成を組み立てました。ところが、今季の異常な判定を見て、途中で戦略を180度変え、最後に安藤選手を台にのせたんです。その転換を短期間でこなしてしまった安藤選手もすごいですが。 モロゾフは最初、できるならフリーで4Sを成功させたい、それにセカンドにもって来れる3Lo、プラス2つ入れられる3ルッツで「安藤美姫絶対勝利の方程式」を書きました。シーズンインする前は、ジュニア時代終わりからジャンプ構成に進歩のないキム選手が、まさかここまで圧倒的な点を出すとは思っていなかったはずです。それに3ループがここまで執拗にダウングレードされることも予想外だったでし
2009.04.01 やはり最大の問題はジャッジの匿名性? カテゴリ:Figure Skating(2008-2009) 読者の皆様へ: ものすごいアクセスと雪崩のようなメールありがとうございます。 なんと、1日のアクセスが5万6000件にのぼるという、信じられない事態… みなさん、いったいどこからいらっしゃるので?(苦笑) お気楽旅行ネタ、オールドムービーネタで1日7000件ぐらいの拙ブログ(それでも僻地ねたのわりには多いと思うんですが)ですので、はっきり言って異常事態です。 それと、いただくメールのほうは、「フィギュアねたをやめないで」というものが1日数百件。こんなにも拙ブログを愛してくださる読者がいるなど、想像もしていませんでした。望外の幸せです。書いている本人がビックリしています。本当にありがとうございます。 「一緒に日本選手を守ってください」という悲鳴のようなメールも多くありまし
2009.03.30 もはや発狂花火、キム・ヨナの演技・構成点 カテゴリ:Figure Skating(2008-2009) 読者のみなさまへ あまりにたくさんのメールありがとうございました。多少の温度差はあるとはいえ、みなさんが採点についてお感じになったことは、メールを拝読しますとほとんど同じ。Mizumizuもみなさんと同じ気持ち。 正直、もうフィギュアねたを書くのはやめようと思ったのですが、ブログを開けてみるとなんとまぁ、こんな個人ブログに1日で3万2000件ものアクセス。 きのうも2万件でしたので、やはりエントリーを期待されている方が多いとわかり、最後にあと数回だけ書こうかという気になりました。それをもってMizumizuはフィギュアの世界から出て行こうと思います。長く愛好してきましたが、「もう付き合いきれない」という気分です。ブランケッティさんの言う「消えた観客」の1人になるとき
2009.03.29 史上最悪の採点、2009世界選手権女子ショートプログラム カテゴリ:Figure Skating(2008-2009) 読者の皆様へ 女子ショートプログラムの地上波での放送が終わり、拙ブログへのアクセスが2万件近いという突発的事態になっています。おそらく、みなさま、この結果に関する拙意見にご興味があるのだと思いますが、正直、まったく理解できません。もっとも格式の高い世界選手権ですから、良識のあるジャッジングを期待していましたが、この意味不明の数字の累積は、プロトコルで「謎とき」する気にもならないぐらいです。 オーサーが殿堂入りしますので(世界選手権後に記念のパーティがあります)、そのご祝儀ということでキム選手の点があがってくること、カナダのロシェット選手もアゲられることは、ある程度予想していましたが… ロシェット選手の点が出たときは、一瞬、3+3をやったっけ? と思っ
2009.02.09 悪意があるとしか思えない、毎日新聞来住哲司記者の四大陸関連の記事 カテゴリ:Figure Skating(2008-2009) すいません、急遽別のエントリーを載せます。昨日の続きは、また明日に。 Mizumizuは基本的に新聞は読まない。取ってもいない。ネットのニュースで十分間に合うからというのが一番の理由だが、そのほかにも、記者の不勉強の目立ついい加減な記事や、先に「偏向した結論ありき」のムリヤリな論法の記事が多く(たいがい反権力、反大企業)、読んでいてウンザリさせられるからだ。 フィギュア関連の記事の酷さは目を覆うばかり。これだけ層の厚い、フィギュア王国アメリカを凌ぐ優れた選手を多くかかえながら、メディアのアタマにあるのは相変わらず「表現力VSジャンプ」の伊藤みどり時代の評価手法。なんでもかんでもそれに当てはめて、順位を説明しようとするから、一般人は混乱するばか
2009.02.06 やはり認定されない浅田選手のセカンドのトリプルループ カテゴリ:Figure Skating(2008-2009) パリから帰ってきたばかりだったこともあり、昨日のエントリーを書いているときは、四大陸が始まっていることに気づかなかった(苦笑)のだが、記事をアップした直後にフジテレビで女子のショートプログラムの模様がニュースで流れているのを偶然見た。 浅田選手の結果はみなさんご存知のとおり、最悪。 トップのキム選手:技術点42.2、演技構成点30.04=72.24点 浅田選手:技術点29.1、演技構成点28.76=57.86点 さすがにもう「表現力の差」でないことに気づいた女性アナが、解説の伊藤みどりに「演技構成点はそんなに差がないんですよね。なのにこの点差は… 一体何が悪かったんですか」と聞き、伊藤みどりは浅田選手の心理面から説明をしてしまい、おそらく一般人には理解不
2008.10.29 キム・ヨナ選手の得点がダントツになるワケ カテゴリ:Figure Skating(2008-2009) 去年あたりから、フィギュア・スケートファンは思ったはずだ。 「なぜキム・ヨナ選手の点って、こんなに高いの?」 今シーズンの初戦、グランプリシリーズのアメリカ大会。女子シングルはキム・ヨナ選手の圧勝。2位を20点以上ぶっちぎるトータル193.45の高得点。キム・ヨナ選手の優勝という結果に疑問の余地はないものの、なんだってこんなに差がつくのかわからない、という一般ファンも多いだろう。 昨シーズンから顕在化した、意味不明にも見える極端な点差。拙ブログでは昨年さんざん書いて、常連さんなら承知しているだろうが、新しく読む読者の方のためにもう一度書いておこうと思う。 昨シーズンから「ジャンプの回転不足」と「フリップあるいはルッツにおける踏切エッジの間違い」の判定が厳密化された。
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