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2024.01.02 キリスト教・ユダヤ教に基く欧米の神格化・選民思想と理性の弾圧 カテゴリ:研究関連の現状報告 理論を巡る無意味な混乱と激しい二面性 昨年8月に公開した、宇宙際タイヒミューラー理論を巡る状況に関する報告書で(また[EssLgc]§1.5でも)詳しく解説している通り、 ・理論の数学的内容は既に多くの数学者によって よく理解されており、 ・理論の原論文のみならず、その延長線上にある 具体的な計算を纏めた論文も、査読を経て世界的 に有名な数学者たちが編集者を務める学術誌に 既に出版されており、 ・また新しい応用を見据えた、理論の3種類の新しい ヴァージョンも数名の共同研究者とともに開発中 であり、・理論に対して懐疑的であった欧米の数学者も、 普通に建設的な数学的な議論に応じされすれば、 理論に対する誤解や疑念は、(19世紀の有名な リーマン・ワイエ
2023.01.01 年頭所感 2023: 組織的整備の進展とポアンカレの有名な格言、それから欧米の「心の貧困」 カテゴリ:年頭所感 読者の皆様、 明けましておめでとうございます。 昨年の特筆すべき出来事と言えば、 ・宇宙際タイヒミューラー理論の様々な 改良版に関連した研究が大きく進展した 他、 ・長らく査読・出版が遅れていた様々な 論文や単行本が漸く出版され、 ・また関係者の多大なご尽力により、 ・数理研での次世代幾何学国際センター の設立、 ・仏CNRSの支援による、仏リール大学 と数理研を中心的拠点とするAHGTの 設立 という重要な組織的整備が進んだこと が挙げられます。 次世代幾何学国際センターとAHGT 次世代幾何学国際センターの場合、宇宙際タイヒミューラー理論を中心とする「次世代幾何学」がセンターの活動の対象として謳われているのに対して、AHGTの方は、学問
2022.05.02 2022年4月のNHKスペシャルに対する「合格発表」: 前半はぎりぎり合格、後半は不合格 カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 2022年4月に放送されたNHKスペシャル「数学者は宇宙をつなげるか? abc予想証明をめぐる数奇な物語」(=完全版(90分)+簡略版(60分))を閲覧しました。NHKという看板(やその看板から推測される潤沢な予算)と立派に釣り合う、高精細なCG技術や世界規模の取材ネットワークとは裏腹に、残念ながら、多くの視聴者の誤解を招くような、様々な不正確な内容もありました。誤解や不正確な情報の拡散に歯止めを掛けるためにも、また最も中核的な当事者である私自身の考えに関する明示的な記録・「証言」を残すためにも、番組内の不正確な内容について、この度、ブログ記事という形で補足的な解説を公開し、警鐘を鳴らすことに致しました。 番組の「前半」の評価
2022.01.01 数学的主張の論理構造の追跡可能性=説明責任の重要性 カテゴリ:研究関連の現状報告 2021年といえば、数理研で行なわれた訪問滞在型研究「宇宙際タイヒミューラー理論の拡がり」の中核的事業となった4件の研究集会やその関連業務を中心に、宇宙際タイヒミューラー理論や、関連する遠アーベル幾何学の普及活動に奔走した一年でした。特に、ズーム(+アクロバット+マイクロソフト・ホワイトボード)による講演を全部で13コマ(=上記研究集会4件+12月に開催された別の研究集会1件において)行ないました。また講演のビデオ閲覧のための登録と、数学的な対話を呼びかける招待状を国内外の200~300名の数学者に送り、数十名の数学者による閲覧登録の申請を受け付けました。一方、講演に関連した数々の質問をオンラインや集会のスラックのワークスペースで受け付けて、質問への対応にか
2021.01.02 年頭所感 2021 カテゴリ:年頭所感 読者の皆様、 明けましておめでとうございます。 最近は記事が疎らで、読者の皆さんに対しては誠に申し訳なく思っておりますが、本年もよろしくお願い致します。 今回のお正月休みも、(多忙のため)この通り、比較的短い、「年賀状型」の記事1件で失礼させていただきます。 昨年と言えば、私の場合、宇宙際タイヒミューラー理論の連続論文4篇の学術雑誌への掲載決定発表という、昨年1月のブログ記事を執筆した時点では全く想定していなかった幸運な展開があり、またコロナ禍の影響で予定されていたRIMSプロジェクト(=いわゆる「訪問滞在型研究」)が2021年度に延期されることになりました。海外の研究者による短期間の日本での滞在が未だに難しい状況が続いているわけですから、集会は恐らく「ハイブリッド形式」(つまり、近くにいる参加者が対面で参加し、そうでな
2020.01.01 年頭所感 2020 カテゴリ:年頭所感 読者の皆様、 新年あけましておめでとうございます。 新しいブログ記事の掲載は年始のみ、というパターンは残念ながら当分は続きそうです。年末年始と言えば、年賀状の季節ですが、まさに読者の皆さんへの年賀状のような気持ちで書いているところがあります。 2020年度、数理研では、宇宙際タイヒミューラー理論を中心的なテーマとした「訪問滞在型研究」=通称「プロジェクト」(英語で説明するときは「スペシャル・イヤー」と呼ぶこともあります)が予定されており、4件の大きな集会と、多数の海外からの訪問者により、以前にも増して多忙を極める一年になりそうです。これまでは関係者の大変な努力によって宇宙際タイヒミューラー理論の習熟者を一人ずつ育ててきており、その数も10名に迫る勢いですが、今年はこれまで蓄積された知恵や、「よくある誤解」を効率よく処理する技術を
2020.01.05 宇宙際タイヒミューラー理論(IUTeich)の論文を巡る現状報告: 「数学界に出現している悲惨なブラックホールの物語」 カテゴリ:研究関連の現状報告 記事の標題にあるテーマについて度々聞かれますので、この際、内容をきちんと整理して皆さんにお伝えしたいと思います。この内容は報告とも言えますが、広い意味での、一種の「内部告発」とも言えます。 まず強調しなければならないことは、理論に関わっている研究者の、約7年半に及ぶ大変な努力によって、理論の論理構造は細部まで徹底的に分析・議論され、何十回もの単独講演や何件もの大きな研究集会で詳細に解説され、また何名もの研究者により(いわゆる「サーベイ」という形で)解説原稿が出版され、特に理論の正しさは何十回、何百回と確認されており、この検証活動によって多数の軽微な記述上の不備等は発見され直ちに修正されているものの、理論の本質的な正しさに
2019.01.02 2018年の感想と、主張やその背後にある論理構造の情報を発信し記録することの重要性 カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 2018年を振り返ると、海外を発信源とする、出鱈目な内容の残念な雑音に振り回された年になってしまったな、というのが正直な感想です。 そのような出鱈目な内容の残念な雑音に接した場合、毅然とした姿勢で対応することの重要性を改めて認識させられる年にもなりました。 更に、そのような状況に遭遇したとき、毅然とした姿勢で対応することを可とせず、「おこがましい」とか、「僭越だ」、「傲慢だ」といったような批判を浴びせたり、何とか工夫してごまかしたり、(事実関係からして頓珍漢な)玉虫色の絵を描こうとしたりする等、いわゆる「事なかれ主義」的な対応こそを最も「潔い」対応の形態とする、実に残念な文化が国内外を問わず人類社会に深く根を下ろしているという実態を、改めてまざまざと見
キリスト教・ユダヤ教に基く欧米の神格化・選民思想と理性の弾圧 理論を巡る無意味な混乱と激しい二面性昨年8月に公開した、宇宙際タイヒミューラー理論を巡る状況に関する報告書で(また[EssLgc]§1.5でも)詳しく解説している通り、・理論の数学的内容は既に多くの数学者によって よく理解されており、・理論の原論文のみならず、その延長線上にある 具体的な計算を纏めた論文も、査読を経て世界的 に有名な数学者たちが編集者を務める学術誌に 既に出版されており、・また新しい応用を見据えた、理論の3種類の新しい ヴァージョンも数名の共同研究者とともに開発中 であり、・理論に対して懐疑的であった欧米の数学者も、 普通に建設的な数学的な議論に応じされすれば、 理論に対する誤解や疑念は、(19世紀の有名な リーマン・ワイエルシュトラスの解析接続を巡る 論争とよく類似していて)現代数
2018.01.04 第68回NHK紅白歌合戦の感想と、数学(あるいは一生の「認識状態歴」の可能性(!))の有限性 カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 去年とは書き方が多少違いますが、今回の「紅白」で気になった出演者や話題に関する感想を書きたいと思います: ・欅坂46:今回の欅坂は去年と違って私にとっては初めてではなかったので去年のような衝撃はなかったのですが、今回のステージの「不協和音」という曲の歌詞で取り上げられているテーマは本ブログで度々取り上げているテーマと方向性が似ているなと改めて感じました。・パフューム:ちょうど一年前のドラマ・シーズンの「東京タラレバ娘」の主題歌ということもあって(「逃げ恥」のように特にそれほど深く感動したドラマというわけではありませんが)ドラマを懐かしく思い出しながら今回のステージを視聴しました。後、YouTubeのビデオは以前見たことがあったのですが、渋谷の
2017.01.04 本ブログの開設に当たっての抱負と名称の由来 カテゴリ:ブログの趣旨・方針 少し遅いかもしれませんが、本ブログを開設するに当たっての「抱負」とブログの名称の由来について、ブログ開設のきっかけとなった幾つかの具体的な出来事を振り返りながら、解説してみたいと思います: ・加藤文元さんのツイッター:数ヶ月前にこのツイッターを偶々発見して、2005年~2011年春までの間、月に数回、数時間の数学の「セミナー」をした後、一緒に食事(=多くの場合、焼肉)に行くという形で加藤さんと頻繁に交流していた頃の気分を懐かしく思い出し、何らかの形でその頃の「気分」を再現できないか検討したところ、(ツイッター等のSNSだと文字数の制限があったりして自分のように長文を書きたがる体質の人間には向かないだろうと感じたため)ブログを開設するのが一番自分のイメージに合った形態の「個人的文化発信」の装置にな
2017.05.06 ドラマ「逃げ恥」の感想:社会の貧困と「視野狭窄」 カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 昨年秋、放送されていた当時、(恥ずかしながら(?)、私も含め)皆あんなに「熱狂的に」盛り上がっていたのに、いつの間にか忘れ去られ掛けている感のある、ドラマ「逃げ恥」。私も今年に入ってからは何度か主演の新垣結衣さんが賞(=コンフィデンスドラマ賞+日刊スポーツ・ドラマグランプリ賞)を受賞したという報道や、YouTubeの関連動画の広告に接したりして偶に懐かしく思い出す程度です。以前(=2017-01-04付けの記事)から予告している通り、このドラマの感想について(本当は感想の「テーマ」が多すぎるので)少しずつ整理しながら書きたいと思います。 今の時代の日本の社会を見渡すと、みんな「身を粉にして」せっせと働いているのに、全体的に余り豊かさを実感できない状況の下で生活している、というような趣旨
2017.10.19 本ブログの読者の方とのメールのやりとり カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 ご無沙汰しております。 書きたいことがいろいろあるのに、仕事で忙しくて書く時間がとれないのは実に残念ですが、今日は、二週間程前から続いている本ブログの読者の方(=米国在住の日本人の方=以下では「Aさん」)とのメールのやりとりの抜粋を(読者の方にご了承いただいた上で)次の通り、公開させていただきたいと思います: >私のまわりの精神障害のある作家は、きら >めきがあっても陽の当たらない人が多い >です。望月先生が、日陰の人の中にまぶしさ >を感じるのは、どのような時(人)ですか。 短い文章ではありますが、上記のご感想・ご質問だけで私がブログを通して発信しようとしているメッセージ(=より正確に言うと、数々のメッセージのうちの一つ)がAさんにかなり忠実に伝わったようで、とても感動致しました。本当にありが
2017.01.05 報道の質と「研究する姿勢」の意味 カテゴリ:ブログの趣旨・方針 日本の報道機関や政府の情報収集能力について(日本国内の)評論家のインタビュー記事等で「欧米と比べて幼稚で稚拙」といったような厳しい意見を目にすることが多いですが、(本ブログ)2017-01-04付けの記事で言及した「ビットコイン」や「ニューヨークで育つ」のような事例について少し見方を変えれば、次のような捉え方もできるのではないでしょうか:(合計で)18年間も米国国内に在住し、かつ如何なる隠蔽工作も行なわずに普通の市民生活を送っていた人間についてすら ・「そもそも米国のどこに住んでいたか」、 あるいは ・「どのような分野で活躍するのに必要な 専門知識や資格を持っているか」 といったような、 極めて基本的な情報を収集する能力が 如何に米国の報道機関や知識人に本質 的に欠如しているか、 その報道機関の関係者や知
2017.11.14 「心ある壁」を構築し、維持することの重要性 カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 先日(=2017-10-19付け)の記事の最後辺りの「友好的な姿勢を保ちつつ、一定の距離を置く」という話ですが、そのような考え方の背後にある様々な考察についてもう少し詳しく解説してみたいと思います。 私は旅行や国際交流がとても苦手で、何十年にもわたり、基本的には自宅や研究室に閉じこもって数学の研究に打ち込む生活を送ってきた人間ですが、 何で旅行や国際交流が苦手か? と、様々な場面で交流のある方からときどき聞かれます。 先日、ネットで偶々目に留まった、(日本語ができる外国の方と思われる方による)「つぶやき(ツイート)」 『どうも日本の人は「自分がアジア人で ある」ことがピンとこないらしいのね。 不思議』 に、私が感じている非常に本質的な問題性が集約されているように思います。 私の場合、アメリカ
2017.11.21 「心壁論」と、論理構造の解明・組合せ論的整理術を「心の基軸」 とすることの本質的重要性 カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 まず、先日(=2017-11-14付け)の記事の幾つかの要点を復習したいと思います: ・異質な者同士の間に「壁」を設定することは重要ですが、一方で、その「壁」を通り抜ける力のある「心」も重要です。この考え方や関連したテーマの考察を以下では「心壁論(こころ(ある)かべろん)」と呼ぶことにします。 ・逆に十分に異質な者同士の間に適切な「壁」を設定しないと、当事者の手に負えない複雑度の爆発が発生し、当事者同士の間の認識解像度が著しく低下することによって通常の人間らしい社会が破綻してしまうような状況に追い込まれてしまいます。これは政治的な問題、あるいは語学力の問題として誤解されがちですが、問題の本質は状況全体の論理構造にあり、一種の数学の問題として理解され
2017.01.06 第67回NHK紅白歌合戦 カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 まず、2年程前の話になりますが、2014年の年末にDIGAの全録機をネットで購入して偶々12月31日に届いたのですが、箱から出して初期設定を済ませるのに少し手間取って、やっと使えるようになったときには午後10時を過ぎていたと思います。「動作確認」のつもりで付けてみたら、ちょっとびっくりするような映像が目に飛び込んできました。何と、あの(iPS細胞の)山中伸弥先生らしき人物がNHKの紅白歌合戦の観客席に座っているではありませんか!確認してみたら、山中先生はどうも実際にその年の「紅白」の審査員の一人になっていました。山中先生が度々ニュース番組等に出演されているのを知っていたのですが、まさか「紅白」の審査員のような活動までされているとは、私にとってはかなり衝撃でした。私も以前から何度かテレビ出演の依頼がありましたが
2025.01.04 高度な偽装を狙う「技術」と、究極的な真実の解明を目指す「科学・純粋数学」 カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 真逆の方向性を向いている「技術」と「科学・純粋数学」 昨年は、自分自身の研究活動や私生活等、個人的な環境においても、また世界情勢の主立った動きが展開される舞台においても、本来常識的な機能を果たすはずの様々な仕組みが、幾多もの不具合や露骨な矛盾を起こし、次第に機能不全に陥っていく様子が取り立てて印象的だったように感じます。そういった現象の背景を探っていくと、ここ数十年大きな注目を集め、全世界の人民の生活に多大な影響を及ぼしてきた、IT技術や人工知能等、様々な新技術が果たしている役割、特にその技術と、多種多様な形の「偽装」や「虚偽」、平たく言うと、「ウソ」との、抜群の相性の良さが目立ちます。 そもそ
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