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2020.05.20 N国がらみスラップ訴訟の研究~弁護士費用を中心として テーマ:法律(498) カテゴリ:法律 一時期はネットで目にすることが多かった「NHKから国民を守る党」(以下「N国」)であるが,最近は大きな選挙もないせいか,以前ほどネット記事を目にする機会は減ったように思う。 ただ,N国は判例雑誌の常連ともいえる存在である。NHKの受信料債権の時効期間に関する事例など,さまざまな裁判例を作ってきているが,スラップ訴訟がらみも多い。以前も紹介した事案があるが(過去日記,東京地裁H29.7.19判決),最新の時報にもN国のスラップが載っていたので,簡単に紹介していく。 NHKにようこそ!(2)【電子書籍】[ 滝本 竜彦 ] 今回の,千葉の事案(千葉地裁松戸支部R1.9.19判例時報2437号78頁)は,こうだ。 N国に所属するニコ生主は立川市議選挙に立候補していたが,彼の
2020.01.30 セクハラに故意過失は必要なのか (2) テーマ:法律(498) カテゴリ:法律 セクハラの成立には故意過失が必要なのだろう。なんとなくそう思っていたけれど,そうでもないという裁判例に遭遇した。 アカデミックハラスメント,略してアカハラも絡んでいて色々と,参考になりそうなので見ていきたい。 紹介するのは,東京高裁令和元年6月26日判例タイムズ1467号54頁。 問題になったのは,とある大学である。 原告の大学教授は,ある学会終了後,学生たちとの慰労会に出席したのだ。慰労会が終わった後,女子院生に声をかけ,「家まで送っていく」とか言って,女子院生の家の最寄り駅まで行ったのだ。で,駅近くのファミレスで飲食後,「もう終電ないから帰れない。家に入れて欲しい」など言って女子院生の家に入れて貰い,一晩泊まったのだ。 女子院生が拒否したため一線は越えなかったが,それでも「落葉の宮も3
2019.08.28 (否定例)カーナビに従って細い道を走らされたから損害賠償できるか テーマ:法律(498) カテゴリ:法律 僕は機械に指図されるのが嫌いなのでカーナビをあんまり使わないのだが,そんなカーナビについての裁判例が時報に載っていた。ちょっと面白いので紹介していく。 事案(福島地裁H30.12.4判例時報2411号78頁)はこうだ。 原告はカーナビ搭載の自己車両で,最上三十三観音所巡りをしていた。かなりの田舎らしく,カーナビに従っても,細い,舗装されていなくて道路の両側に草木の茂る道なんかも指示される。 それでも,原告がナビの指示に従って車を走らせたところ,車に擦過痕,つまりスリ傷ができたというのだ。そこで,原告がカーナビ業者に対し,「車にキズがついたのは変な道を案内したナビが悪い!」,といって43万円を支払え,といって裁判をしたのだ。 争点はカーナビがPL法にいう製造物なのか
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