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日本の「農家民泊」が秘める小さくない可能性
イタリアは農家民泊の大先輩国 ──イタリアから本書は始まります。 イタリアはアグリツーリズモ、今ふう... イタリアは農家民泊の大先輩国 ──イタリアから本書は始まります。 イタリアはアグリツーリズモ、今ふうにいえば農家民泊(農場経営型宿泊施設)の大先輩国。イタリアには民泊農家が2万軒以上、日本の10倍ある。もともと過疎化は日本より早く始まり、それを逆手に取って観光に生かし、宿泊・農業体験をする仕組みを作った。特徴は施設を「横」につなぎ、国を挙げてマーケティングをやっていることだ。 スポットの農家宿泊では大したおカネは落ちない。広域に連携して滞在日数の長期化を狙う。その状況を横目で見て、内閣府が今年100億円の予算をつけて、農山村での地域観光を開拓し、4年後に1450万の訪日観光客を誘致したいと目標を掲げた。 ──大阪、東京、京都には観光客がすでにあふれています。 もうキャパシティ上も問題。農村観光なら農家宿泊だけでなく、一棟貸し、ゲストハウスなど、宿泊先のあり方も多様性を増す。民泊が欧州の地方
2017/11/27 リンク