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30歳「地方で薄給だった」彼女が上京で開いた道
一般的に30歳は節目の年と言われている。今の30歳は1988年、1989年生まれ。景気のいい時代を知らない現... 一般的に30歳は節目の年と言われている。今の30歳は1988年、1989年生まれ。景気のいい時代を知らない現在の30歳は、お金に関してどんな価値観を抱いているのか。大成功した著名な人ばかり注目されがちだが、等身大の人にこそ共感が集まる時代でもある。30歳とお金の向き合い方について洗い出す連載、いよいよ最終回。 低所得の家庭で育つ この日、転職してまだ2日目だと語った咲希さん(仮名)。素朴で純粋そうな印象の女性だ。先日まで2年勤めた別の会社の事務職は年収310万円だったが、入ったばかりの今の会社の仕事では年収が350万円にまでアップするという。 咲希さんは北海道出身で妹が1人いる。父は運送会社で働き、母はパートをしていたが、家計は火の車だった。 「小さい頃は『ご飯が食べられればいい』というくらいの低所得。お菓子やジュースは誕生日など、何か特別な日にしか口にできませんでした。中学の頃は月100
2019/04/22 リンク