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花粉症の薬「保険適用外」提言の背景にあるもの
「病気を持っている人に、ツケを回さないでよ、と思います。怒りしかないですね」 こう話すのは東京都内... 「病気を持っている人に、ツケを回さないでよ、と思います。怒りしかないですね」 こう話すのは東京都内の会社員の女性(37)。幼い頃から花粉症で、鼻水と目のかゆみに苦しめられ、10歳から8年間、花粉のアレルゲンを体内に入れる「減感作療法」を受けた。症状は少し落ち着き、現在は毎年、かかりつけ医を受診して抗ヒスタミン薬「アレジオン」を処方してもらうだけで済んでいる。 「でも、症状が重くなっていないか確認するためにも、毎年春のかかりつけ医への受診は生命線です。市販薬を買えばいいという問題ではありません」 市販品で代替可能な花粉症薬を、保険適用外とする提言 8月23日、健康保険組合連合会(健保連)が衝撃の提言を発表した。高齢化で急増する医療費抑制のため、医療機関を受診して処方される花粉症薬のうち、同様の効果の市販薬(スイッチOTC医薬品)で代替できる薬は、公的医療保険の適用外とするべきというものだ。
2019/11/26 リンク