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長距離ドライバー、「基本給7.5万円」の過酷な実態
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長距離ドライバー、「基本給7.5万円」の過酷な実態
2年前まで長距離ドライバーだったAさん(40代男性)は、合計10年以上トラックドライバーとして働いてき... 2年前まで長距離ドライバーだったAさん(40代男性)は、合計10年以上トラックドライバーとして働いてきた。現在は近距離ドライバーだが、数年ほど在籍した関東の中小運送会社では、主に関東と関西を往復する長距離輸送に携わってきた。 そこでのAさんの勤務時間は不規則だった。早朝から荷物を積み込み出発することもあれば、夕方に出勤して深夜の高速道路を走ることも珍しくはない。Aさんは「すべては荷主次第。荷主の指定する到着時間に合わせて、出勤時間が決められた」と話す。 関東─関西間の輸送はおよそ3日がかりの大仕事だ。例えば関東であれば埼玉県や東京都など、各エリア内の複数地点で集荷するため、走行距離は往復で1000キロメートルを超えていたという。 退勤後わずか30分で再出勤 5月16日発売の『週刊東洋経済』5月21日号では「崖っぷちの物流」を特集。過酷なトラックドライバーの働き方や多重下請け構造の弊害などに