近鉄奈良線｢お寺の賽銭で資金調達｣伝説は本当か

資金難に苦しみ、沿線の寺からお賽銭を借りて窮地を脱した鉄道会社がある――という“都市伝説”をご存じだろうか。大阪電気軌道、現在の近鉄である。 この寺の協力がなければ近畿一円に広がる現在の近鉄の姿はなかったかもしれないというこの話、はたして本当なのだろうか。社史や寺に残る資料などをもとに、当時の事情を探ってみた。 近鉄奈良線と宝山寺の関係 近鉄の始まりは1910年。当初は奈良軌道という名称で設立され、その後すぐに社名を大阪電気軌道（通称「大軌」）に改めた。現在の大阪上本町と近鉄奈良を結ぶ近鉄奈良線の建設から事業をスタートし、1911年には大林組の手で生駒トンネルを着工。この際、石切駅で生駒山にある宝山寺が地鎮祭を執り行ったという。宝山寺住職の大矢実圓さんは「大軌にとっても宝山寺にとってもお互いに持ちつ持たれつの関係という意識があった。沿線住民と参拝者の利便のため協力するのは当然」と語る。

[hobbling]

生駒ケーブルカーは近鉄が途中に宝山寺参拝にためだけに梅屋敷駅を置いてるからね

[aramaaaa]

トップ画像に奈良線じゃない、生駒ケーブルカーの写真を使うのはいかがなものか。

[JORG]

沿線の兼ね合いからか株主の寺が結構いて、寺の次男だった同級生は、株主優待乗車証(not乗車券)で通学してたわ。

[mazmot]

ネタにされて喜ぶぐらいの文化の地やからな。「伝説」は生き残るやろ

[gm91]

熊野の山伏に勧進帳持たせるとかじゃなかった

[nobodyplace]

“この5年間の金森氏の金策の苦労があったからこそ、今日の近鉄、そして沿線の発展がある” 初期の近鉄はそんなに大変だったんだ