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キヤノン、一転減益予想で期待かかる新事業
7月27日、キヤノンの2015年12月期の第2四半期決算が発表された。第2四半期累計(2015年1~6月期)の売上... 7月27日、キヤノンの2015年12月期の第2四半期決算が発表された。第2四半期累計(2015年1~6月期)の売上高は、1兆8318億円(前年同期比2%増)、営業利益は1709億円(同11%減)だった。 増収要因を見ると、まず、カメラの縮小幅が緩和されたことが挙げられる。カメラを中心としたイメージングシステム事業の売上高は5951億円で、前年同期比300億円減と依然苦しい。ただ前年同期は590億円の減収だったことを考えれば、減益幅は半分になっている。 日本や米国での売上高が復調していることに加え、今年から積極的に発売している一眼レフカメラの新製品が台数を底上げした。特に4月に発売したエントリー機種は「繰り越し注文が出るほど売れている」(田中稔三・副社長兼CFO)という。 純益を2度目の下方修正 さらに、4月中旬に連結子会社化した、ネットワークカメラ大手のアクシス社も寄与した。連結化によって