【朝刊】＜コロナの断面＞ウェブ面接、利点と欠点 人柄伝わりにくい面も：中日新聞Web

来春卒業予定の学生を対象にした採用活動で、新型コロナウイルス感染防止のため、一部企業が最終面接を含めて学生との接触をウェブ化するのは「学生と従業員の安全を最優先した」（トヨタ自動車）結果だ。遠隔地の学生が参加しやすく、多様な人材を確保できるといった利点もあり、採用活動のウェブ利用は拡大しそうだ。一方で画面越しでは人柄が伝わりにくいとの声もあり、各社の模索が続く。 西濃運輸（岐阜県大垣市）は、最終選考を含む全ての面接をウェブで実施する予定。ほとんどの受験者とはインターンシップ（就業体験）などですでに接点があるため、問題ないと判断した。「対面での面接は受験者が住む場所によっては移動時間が長くなり、感染リスクも高まる」とする。同時に「遠方の在住者も選考に参加しやすくなる」と利点を指摘する。 スギ薬局（愛知県大府市）は説明会から最終面接まで全てウェブで実施する。広報担当者は「学生もリラックスして話