ウサギの「むーた」が話す動画のスクリーンショット(Xより) 2024年4月、「お月さまから配信している」と話す1匹のウサギの動画がSNS上で拡散しました。投稿したのは、2年前にこのウサギを亡くしたかつての飼い主。一時は「ペットロス」の状態に陥り、食事も取れないほど憔悴したそうですが、愛兎そっくりな「アバター」(画面上で動く分身)を制作したことで、悲しみが癒やされたといいます。(時事ドットコム編集部 太田宇律) 「かいぬしがぼくのアバターを…」 「みなさんこんにちは、むーたです」。X(旧ツイッター)上に投稿された2分ほどの動画は、ウサギの「むーた」が視聴者にこう語り掛ける場面で始まる。画面の中のむーたはまばたきをしたり、耳や鼻を揺らしたりと本物そっくりに動き、時には悲しそうに見える表情をすることも。「ぼくは2022年1月にお月さまに旅立ってしまったんですけど、かいぬしがぼくのアバターをつくっ