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山猫ノート 阪神淡路大震災記 4 - 森の奥へ
ラジオからは朝のパーソナリティが地震の状況を伝える緊迫した声が聞こえてきていた。声は堅くぎこちな... ラジオからは朝のパーソナリティが地震の状況を伝える緊迫した声が聞こえてきていた。声は堅くぎこちなかった。けれど、地震のひどさを推し量ることができたのはそんな声の表情からだけで、大阪のラジオ局の情報でさえ、思うように状況を把握できないもどかしさが感じられた。 震源地の場所も、地震の規模もよく分からない。尼崎辺りで家が何軒か倒壊しているとか、怪我をした人が何人かいるとか、伝えられている内容が、大阪のごく限られた地域のことでしかなくて、自分の眼前にある光景とのギャップに馬鹿らしいほどの違和感を覚えた。自分の目で確かめたことしか信用しちゃいけない、格好良く言えば、そんな思いを強くしただけだった。 外には隣家の夫婦も顔を見せていた。大変なことになりましたね、としゃべったと思う。話のついでに蝋燭を分けて何本か渡した。他にも何人かが外の様子を伺っていた。見ると、向かいの家の奥に、もう一軒家が潰れているの