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最近、漫画やアニメーションをめぐり、表現規制につながりかねない出来事が続いていることは、本当に憂慮すべきことだ。 例えば、東京都の青少年育成条例や、児童ポルノ規制法案など、児童を冠に抱いたそれらは、児童を保護し、育成する目的でありながら、実際に検討されているのは、「不健全」な表現を炙り出し、それらを規制することだ。 そのような目で見ると、確かに「はだしのゲン」は、目を背けたくなるような残酷さと、人間の罪深い行為に溢れたシリアスな作品である。 でもそれは、伝えようとしている、伝えなければならない当時の「現実」が、まさに非人間的だったからだ。 戦争という最大級の過ちの中では、想像を絶する鬼の如き蛮行に及ぶのは、本当にすぐ隣にいるような、普段はやさしい普通の人間である。 そんな「事実」が生々しすぎるからこそ、より身近で親しみやすい表現手段である「漫画」で伝える意味があるのではないか。 もし議論の
出版者(社)への「著作隣接権」権利付与に対する見解 社団法人日本漫画家協会 電子書籍のニーズが高まりつつある現代において、そのスピードを求められる市場に対応しきれず煩雑化する権利処理や、容易な複製がもたらす悪質な権利侵害事案に迅速な対応を求められていることを踏まえ、出版者への隣接権権利付与という提案がなされていることにつき、出版者の提示する獲得理由を元に、協会としての見解を以下にまとめる。 1・電子書籍の流通と利用の促進効果 権利情報管理と処理能力の向上がメリットとするこの主張には一定の理解をするが、それならばむしろ個別の出版者の管理よりも、より広域で一括した管理が可能な、新たな集中処理機構の創設を前提にしたほうが、ユーザーの権利確認や処理の利便性につながり、より健全であると思われる。 またそのことによって、アウトサイダー的な出版者とであっても否応なく権利を持ち合わなければならなくなる、と
山根青鬼氏が画業60周年・協会漫画賞受賞を記念し、東京・江東区・森下文化センターで12月26日まで展覧会を開催しています。 12月12日にはサイン会がありました。因みに12日は、恩師・田河水泡先生のご命日。山根氏の感慨もひとしおでしょう。 サイン会は12月19日・26日(午後2時~3時)にも行われます。 展覧会情報 (写真・文:会報部 香取正樹)
東京都青少年健全育成条例改正案への声明文 社団法人日本漫画家協会 理事長 やなせたかし 社団法人日本漫画家協会は、平成22年2月24日と議会に提出された東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正案を受け、以下の通り声明する。 日本の漫画は、これまでも一定のルールに基づきつつ創作され、他国諸地域に見ない広い裾野を持つ文化として伸びやかに発展を遂げて来た。 青少年を健全に育成することは万人が望むところであり、当協会も切にそれを願うものであるが、このたびの改正案による基準では、本来一般書として販売されるべき作品にまで規制が及びかねない表記となっており、創作者の立場からは到底容認出来ない。 新たな規制対象作品を、これまで以上に第三者による判断によって生みだすことは、どれほどの手続き、公平さを持ってしても、結局その判断は主観的にならざるをえず、適用される側の過剰な自制が働く結果として表現規制
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