【日曜に書く】生活の場にロボット革命を 論説委員・坂口至徳 （1/3ページ） - 産経ニュース

日本のお家芸 こんどこそロボットは、医療や日常生活の場など工場の外で定着するのだろうか。 産業ロボットは世界各国の工場で右肩上がりに導入され、その市場の半分は日本製だ。人と身近に接するサービスロボットといわれる単体のロボットについても、人型ロボットをはじめ日本がお家芸として研究開発の先陣を切っている。ところが、身につけて重労働を軽減する装着型が医療や介護の現場などに導入され始めているものの、お掃除ロボット以外は普及といえる段階ではない。 一方で、その要素技術がすでに自動車などに生かされ効果を上げている。こうしたことからみても幅広いニーズを視野に入れた展開が必要で、国が６月に日本再興戦略改訂版の中で打ち出した「ロボットによる産業革命」の政策が、ロボットの進化、市場拡大の後押しになる可能性はある。 こうしたロボット戦略を策定するための「ロボット革命実現会議」の初会合が９月に開かれた。産官学の関

[frothmouth]

“身につけて重労働を軽減する装着型が医療や介護の現場などに導入され始めているものの、お掃除ロボット以外は普及といえる段階ではない。 一方で、その要素技術がすでに自動車などに生かされ効果を上げている。こ