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憲法9条と自衛隊、安保法制で揺らぐ均衡 識者に聞く:朝日新聞デジタル
憲法9条と自衛隊。てんびんの両端で揺れ動くように保たれてきたバランスが、崩れようとしている。安保... 憲法9条と自衛隊。てんびんの両端で揺れ動くように保たれてきたバランスが、崩れようとしている。安保法制が成立すれば、自衛隊の役割に格段の重みが加わるからだ。立場は違うが、そんな動きを憂えている、2人の学者に聞いた。 桜美林大教授の加藤朗(あきら)さん(63)は国際政治が専門。かつては憲法を改正し、戦闘機を持つ自衛隊を「軍隊」と認めるよう訴えていた。そんな加藤さんが、戦争放棄を定めた9条に「救われた」という。 2012年夏、内戦の実情を知ろうとシリア入りした。首都ダマスカスの外れで、軍のヘリがロケットを発射するのを目撃した。とっさにビデオカメラを構えた瞬間、秘密警察に捕まり、住宅街の「邸宅」に連れて行かれた。 地下の独房と雑居房に30人以上が捕らわれていた。取調室からは革のムチでたたく音と悲鳴。翌日に姿が消えている人もいた。計4日間拘束され、何の説明もなく強制退去となった。 帰国すると防衛相経
2015/05/03 リンク