サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ドラクエ3
d.hatena.ne.jp
delete-all.hatenablog.com
私事で恐縮だが先ほど病院に精液を出してきた。精液検査である。結果は本日中。難産だった。先週末。不妊治療を受けて帰ってきた嫁さんから「精液の検査。これいっぱいになるまで入れるように」と言われ渡された容器を目にしたときの絶望感を、僕は死ぬまで忘れないだろう。 …無理じゃね? その狂気じみた大きさと、家庭的かつ機能的な出で立ちに見え隠れする冷酷さの前に僕は絶対無理…と愕然とするほかなかった。たった一回で…。これを…。満たす…。追い討ちをかける嫁さんの声「用手法を用いること。採取後出来るだけ早いうちに持参すること。水などで薄めないこと。直射日光を避けること。エサを与えないこと」。ヤシマ作戦をシンジ君に伝えたときのアヤナミレイのように必要以上に事務的な声だった。用手法とはマスターベーションのことであった。後進のために「「手」は君の手でもいいんじゃない?」という僕の提案が黙殺されたことを付け加えておく
d.hatena.ne.jp/Delete_All
真夜中、目が覚めると勃っていた。2008年の正月以来約4年ぶりの勃起。バイアグラではない。バイアグラは切らしている。最後にバイアグラを飲んだのはいつだっただろうか。あのとき線香花火のように効き目が切れてしまい、僕は男として死んだと、泣きながらバイアグラをトイレに流したっけ。地獄だった。だから僕は天井に突き刺さるように力感たっぷりに勃っている姿を受け入れられない。傍観者のように眺めながら理由について考える。妻。妻の寝息と歯軋りが妻を復活の理由から遠ざけた。ベッドの上で立ち上がり久しぶりの脱ぎにくさに微笑みながらパンツをおろす。見下ろしてみる。怒張したものが赤黒いのはそれ自体がもつ色彩なのだろうか闇の色だろうか。僕には思い出せない。右手で掴みもちあげる。そのずっしりとした重さに驚く。今がチャンス。今こそはじめてのおつかい。僕は片手で妻の顔の前に掲げて、肩を揺らして目を覚まそうとした。「シノさん
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Everything you've ever Dreamed』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く