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アメリカ大統領選
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小渕優子と松島みどりのW辞任。 朝のテレビを見ていたら、コメンテーターの一人が「松島さんを擁護するわけではないが」と言って、「大した問題ではないし、それを言ったら蓮舫の(うちわもどき)も違反だろう」と松島みどりを擁護していた(笑)。 たしかにパッと見は大した問題ではない。 みんな似たようなもの配っているのだし、金額だってタカがしれている。 もらった有権者にしてもそれで買収されたとも思わないだろうし、せいぜい暑い夏祭りのさなかにちょっと扇いで涼めば、あとは家へ帰って物置に突っ込むか捨てるだけだろう。 なにしろ妙ちくりんなうちわなのだから。 だがしかし−−。 法務省にとって、この一件は見逃されることはあってはならないことだと思う。 実は私も何度か国政選挙を手伝ったことがあるのだが、選対責任者(非常に選挙というものを熟知していた)からはいつも大変に細かい指示を受けていた。 それこそ、「そのぐらい
参議院選挙は事前の予想通り、自民が圧勝し、民主党が歴史的惨敗をした。 なぜ、民主党はこれほど負けたのか。今後、党内で総括が出るのだろうが、理由は簡単だ。 それは以下のように考えればいい。 もし、山本太郎が突然、「議員になっていろいろと勉強して役人の話も聞いた結果、やっぱり原発は必要だということがわかりました。したがって再稼働は必要だし、核燃料サイクルも必要です。これからはそれを全力で訴えていきます」と言ったら? 山本太郎を支持した東京都民645,505人のみならず、彼に期待した日本中の人びとが失望して激怒することは間違いない。結果、参議院議員として6年間は安泰でも、次の選挙では誰からも相手にされず(ま、原発推進派からは少しだけ相手にされるかもしれないが)、落選するだろう。 当たり前のことである。 そして、民主党はそれをやったのだ。だからこれほど有権者はここまで民主党を見放したのである。 そ
「これだけの事故が起きて、それでも変わらないというのであれば、この国はダメだと思います」 (京都大学原子炉実験所助教 小出裕章) 今回の選挙結果で私がなによりも驚いた、というよりも恐ろしいと感じたのは、自民(294)、公明(31)で再議決に必要な3分の2の勢力を獲得したことではない。 これに民主57、維新54、みんな18、国民新1を加えると455議席になることだ。 私は11月22日のエントリーで、「いま野田がやっているのは、選挙後に、より自公と連立しやすくするための、いらない連中の振り落としと見ることもできる。」と書いたが、民主の残留組は元々自民と組むことに違和感のない、まさに自民党野田派といった面々だ。 これに元々タカ派丸出しの維新、さらに与党志向のみんな、国民新を入れると、実に衆議院480議席の94.7%が自民の政策に違和感のない勢力となる。 一方、「確かな野党」は共産党のキャッチフレ
ラジオから政党広告が流れてくると、いつも思い出すことがある。 それは前回、2009年の総選挙でのこと。 当時、私は出版社で週刊誌の広告営業をしていたのだが、いよいよ総選挙となった途端、同僚が嬉しそうな顔をしている。というのも、この選挙は政権交代を賭けた大一番なので、必ず政党広告のオーダーがあるという読みがあったからだ。 雑誌広告の場合、月刊誌だとおおよその広告本数は発売日の2カ月、遅くても1月半ぐらいまでには決定していないといけない。ところが週刊誌だと発売2週間前までに本数をフィックスすればいい。したがって、突発的な広告出稿に雑誌媒体で対応できるのは、断然、週刊誌なのである(このケースは他に年度末の気余り予算がクライアントに生じた時などがある)。 ということで同僚は手ぐすねを引いて政党の広告出稿を待っていたのだが、思いがけないことが起きた。 なんと三つの政党からオーダーが来たのである。 も
今回は久々のラジオネタを(当ブログは元々は政治や原発、メディア問題だけでなく、ブログ主が聴いたラジオの感想などを好き放題に書きなぐっていたのです)。 先週土曜日(12日)の久米宏ラジオなんですけどのゲストコーナー「今週のスポットライト」に、今治市にある「池内タオル」社長の池内計司氏が出演した。 これが大変に面白く、かつ興味深い内容だったので紹介したい。 この池内社長は、池内タオルの二代目。 元々は一橋大学を卒業して松下に入社してテクニクス(かつての松下のオーディオブランド)で12年間オーディオ開発をした後に退社(池内氏はテクニクス・ブランドがなくなってしまったことを大変に残念がって「僕にちょっとお金さえあればブランドごと買い取ったのに」と言っていた)。家業を嗣ぐことになった途端に父君が急逝されたという。 タオル産業というのは、そもそもOEM生産がメイン。したがって、池内タオルもさまざまなデ
9月21-23日の朝日新聞朝刊の連載「プロメテウスの罠」に、「はてな」に掲載された津田大介氏のPR記事に関する取材記事が掲載された。 この件については、畏友、「ざまみやがれい!」氏のサイトにfacebook経由の私のコメントも掲載されているが、過去にこの問題については自分でもエントリーを書いているので、ここで「プロメテウスの罠」に関する感想を、再度、書いておくことにする。 まず、この記事の冒頭部分を引用する。 ジャーナリストの津田大介は、今年2月16日、博報堂から下請けしたネットサービス会社「はてな」から、広域処理のPR記事をネットに書くように依頼された。 依頼の主な内容はこうだった。 「がれき処理のげっ場や環境省の担当職員を取材する」 「PR記事であると明記する」 「うそは書かない」 「取材経費と原稿料は、はてな側が支払う」 環境省への批判を交えてもいいといわれ、津田は引き受けた。ツイー
先週発売の週刊新潮に『「テレビ朝日」看板番組の裏の顔 「報道ステーション」は闇金融に手を染めた』という記事が掲載されている。今週はお盆休みで週刊誌も休みなので、現状では最新号である。ちなみに、週刊誌は2週合併号となった場合、通常の号よりも発行部数を何割か上積みする。そういう部数の大きい号での「報道ステーション」ネタに私は「おっ、来たな」と思った。 ちなみに私は「報道ステーション」を日常的にはまったく見ていない。ただ、この番組が原発に対してそこそこ真っ当な立場で報道していることはネットからの情報で知っており、該当する部分の動画がアップされると削除される前に見るようにしている。 「このぐらいは最低限、報道しなければダメだろう」というぐらいの内容だが、マスメディア総崩れ状態のなかにあっては、残念ながらこの程度でも貴重な存在だと言える。 その「報道ステーション」が「闇金融に手を染めた」という。何事
******************** ひとくちに誤報といっても、ニュースが誤ってつたえられる過程で、さまざまなニュアンスの違いがみられる。三樹精吉氏の『誤報』によると、誤報は、①虚報、②歪報、③誤報、④禍報、⑤無報……の五つに分類されるという。「公正な報道」という観点からすれば、大小の誤報とその政治的社会的影響力にてらし、大体この分類に振りわけられると思う。ただこれに、私なりにちょっと手を加えさせていただくならば、次のような類別が可能ではないかと考える。 ①虚報──三樹氏の規定どおり完全に事実無根の報道。 ②歪報──文字どおり事実を歪めた報道だが、そこには(イ)誇報と(ロ)矯報の二種類がある。語法上おかしいかも知れないが、誇報とはある事実をとくに誇大につたえることであり、矯報とは何らかの意図で、逆に事実よりも矮小化して報道することを指す。 ③誤報──報道機関の機構上の欠陥からうまれる過
興味深い記事を見た。 ・環境省が推進するがれき広域処理の意味――前編:大量のがれき これは「はてなブックマークニュース」に掲載されている記事だが、タイトルの下に小さく「PR」と入っており、編集部の書いているリードには、「こんにちは。はてなブックマークニュースはこのたび、環境省の広報業務をお手伝いすることにしました。」と入っている。 また、本文に入る前にも(※この記事は環境省の提供によるPR記事です)というクレジットが入っているので、まぎれもなく環境省からカネの出ている記事で、厳密にいえば広告、それも純広告ではなくタイアップ広告と見ていいだろう。 であれば、これは形としては私が先日誌面を紹介した、浅草キッドを起用した「週刊現代」の東京電力タイアップと同じ構図だ。 ・「福島第一原発破局事故の直前に掲載された東京電力のタイアップ広告を発見!」 となると私としても非常に気になるので、以下、少しばか
********** チェルノブイリ原発事故の後遺症で、ヨーロッパでは今後、一〇〇万人からの死者が出るという。吉本隆明なら、歴史の進歩は核が支えているのだから、進歩のためによろこんで死ねというだろうが、大事なのはむろん、具体的な問題である。チェルノブイリ事故で被曝した小麦が、イタリアなどに送られて製粉され、製粉した国の製品として輸入されているという情報が入ってきた。その場合、いくら高濃度の放射能がふくまれていても、はじめから検査の対象にもなっていないらしい。当分の間、マカロニやスパゲッティには御用心! というわけだ。 なんせこの国の行政は、生産者の便宜ばかり計っていて、自国の民の健康など、屁とも思ってやしないのだから。先日も、八二年に日本に出回っていたアメリカ産小麦食品(とりわけてポップ・コーン)には、じつは一七〇〇ppbものEDB残留物(発ガン物質)がふくまれていたと、いまごろになって公
久しぶりにABC協会による雑誌の調査部数を見た。本年の上半期(1月〜6月)のものである。 紙媒体にとっては厳しい時代のなか、今年の前半は東日本大震災と東京電力福島第一原発の破局事故があったわけだが、それでも健闘して部数を伸ばしている雑誌もある。これは本当に大したものだと思う。 一方でもちろん部数を落としている雑誌もある。 そんななかで私の目を引いたのは、いわゆる赤文字系雑誌の部数減だ。ちなみに赤文字系というのは、JJ、Cancam、ViVi、Rayなど20歳前後の女性をターゲットとしたファッション誌を指す。 私が勤務していた光文社は、JJをベースとして、これを卒業した読者にCLASSY.(30前後のOL層)、さらにVERY(30代の子どもがいる主婦層)、STORY(40代の主婦層)、HERS(50代の主婦層)と各年代別に雑誌を用意している。つまり、若い層にブランドを叩き込んで消費を煽り、そ
以下は志木電子書籍としてのお知らせです。 昨日、深沢七郎著「風流夢譚」を発売しました。 書誌情報 書名:風流夢譚 著者:深沢七郎 定価:330円 →ボイジャーストア この短編小説は1960年12月号の「中央公論」に掲載されて以降、海賊版をのぞけば活字化はされておりません。 それは、当時、この小説の皇室表現がきっかけとなり、嶋中事件(当時の中央公論社社長宅でお手伝いの女性が殺され、また社長夫人も大ケガをした事件)が起きるに至ったからです。 今回、志木電子書籍では、この短編小説を電子化いたしました。 東日本大震災による甚大な被害からの復興もなお道が険しく、しかも東京電力福島第一原子力発電所で破局事故が起き、三機の原子炉がメルトスルーし、甚大な放射能による被害が出ているにもかかわらず、被災地以外では表向き、これまでと変わらぬ日々が続く現在の日本。 そうしたなかで、この小説がいかに読まれるのでしょ
ここ最近、何人かの方とお目にかかって、同じようなニュアンスの言葉を聴いた。 ちなみに、その方々は私とは比べものにならないほど見識が高く、話をうかがうたびに勉強させていただいている、そういう方々の言葉。 A氏 「私の周りの外国人は、どの国の人もみんな、『日本人は頭がおかしいんじゃないか』と言ってますよ。これだけメチャクチャなことを国や東京電力がやっているのに、暴動すら起きないいんだから呆れてますよ」 B氏 「国会や政府を間近で見ていると、クーデターでも起きない限りこの国は変わらないんじゃないかと思うよ。この期に及んで何もしないで“焼き肉の会”だかを作って焼き肉ばかり食べに行って、国会ではいびきかいて寝ている議員がいるんだから」 C氏 「原発でこれだけひどいことになって、TPPで暴走して、このままいったら数年後には大変なことになっているだろうな。オレは最近、宮本顕二の暴力革命論というのは、あな
以下に書くことは、すでにネットでは少なからぬ人が指摘していたが、私は迂闊にも気づいていなかったーー。 まずは信濃毎日新聞のこちらのニュースから。 ***** ・10人の甲状腺機能に変化 福島の子130人健康調査 認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)と信大病院(ともに松本市)が、福島県内の子ども130人を対象に今夏行った健康調査で、10人(7・7%)の甲状腺機能に変化がみられ、経過観察が必要と診断されたことが3日、分かった。福島第1原発事故との関連性は明確ではない。旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1986年)の被災地では事故から数年後に小児甲状腺がんが急増しており、JCFは今後も継続的に検査が受けられるよう支援していく方針だ。 調査は原発事故から逃れて茅野市に短期滞在していた子どものうち希望者を対象に7月28日、8月4、18、25日に実施。130人は73家族で生後6カ月~16歳(
昨日、NHKスペシャル「象徴天皇 素顔の記録」(再放送)を見た。 私が読んでいるいくつかのブログで話題になっていたのだが、本放送(10日)を見逃してしまったので、日を置かずしての再放送はありがたい。 さて、この番組を見て私は改めて今上天皇の素晴らしさを再確認した。 かつて、まだ昭和の時代に小室直樹博士は「奇蹟の今上天皇」という本を書いた。もちろんこの時点での今上天皇は昭和天皇なわけだが、私はいまの時代に明仁天皇がいらっしゃることこそが奇蹟であると思う。 今上天皇と皇后陛下が皇居内を散策するシーンなどを見ていると、そのお二人の会話の内容、喋り方など、「本当の育ちの良さというのはこういうものなんだろうナ」と思わずにはいられない。 比較すること自体が不敬だが、アソーのような、ただカネがあるというだけの成金とは本質的に人間としてのレベルが違う。 だって今上天皇のマイカーは平成3年式のホンダ・インテ
9月1日の以下の朝日新聞の記事には驚いた。 ********** 朝日がん大賞に山下俊一さん 被曝医療に貢献 日本対がん協会(垣添忠生会長)は、今年度の朝日がん大賞と対がん協会賞の受賞者を1日付で発表した。大賞には長崎大学大学院教授で、7月に福島県立医科大学副学長に就任した山下俊一さん(59)が選ばれた。チェルノブイリ原発事故後の子どもの甲状腺がんの診断、治療や福島第一原発事故による福島県民の健康調査や被曝(ひばく)医療への取り組みが評価された。2日に鹿児島市である「がん征圧全国大会」で表彰する。 ********** 朝日新聞が何をしようが知ったことではない。しかし、最初にこの情報をとあるブログで見た時にはさすがにビックリして、おもわずツイッターで「何これ。ネタじゃないの?マジなの?」とつぶやいてしまった。が、その後、上記の記事を見て(もちろんネットで)、「ホントだったんだナ、それにして
島田紳助が暴力団関係者との交際を理由に芸能界を引退するという。 このようなニュースにいかほどの価値があるのかわからないが、今日あたりのワイドショーはこのネタで持ち切りになるのだろう。 昨晩もすでにバカ騒ぎの兆候は出ているようだが、私みたいなひねくれ者は、このような「発表」の裏には必ず何かの「隠蔽」があるのだろうと邪推するクセがついてしまっているので、そういう面で気を引き締めないといけないナとむしろ思う。 もとより、、、 島田紳助が引退しようが何をしようが、もちろん知ったことではない。だが、このニュースを聞いていくつか非常に引っ掛かったことがある。 そのまず第一は「暴力団関係者と付き合ったから悪い」という図式だ。 もちろん、暴力団というものが総体として社会的に「善」でないことは確かだろう。しかし、ではそこに所属する人すべてが「悪」なのかというと、私には疑問がある。つまり、どんな組織であろうと
原子力発電所が3つもメルトスルーしても、政府や東電が命にかかわる情報をどれだけ隠しても暴動一つ起こさない日本の国民は、世界一洗脳されやすい(逆に言えば、権力者が世界一の洗脳システムを持っているともいえる)。 その従順、かつ勤勉な国民性は困ったものだと思うが、一方で外国人のサッカー監督などがよく指摘するように、それはそれで一つの特質ではある。 「原発をやめると電力供給が不足するから、これからも続けなければならない」というガセを刷り込むために権力と東電が思いついた手法が「節電恐喝」であるが、豈図らんや、まことに勤勉な国民はこの恐喝を信じて、不必要な節電に熱心に励んだ。さらにここ最近の涼しさも相まって、電力需要は「東電の発表する予想」(=恐喝成立ライン)をずいぶんと下回っている。万々歳の話だが、これに当の東電が困っているという。 「無理な節電不要」東電・藤本副社長-20110311μSv/hー電
>原発による電気エネルギーの製造など論外だ、と京大の小出先生は怒りを込めて言った。 >「たかだか電気を作るためのものでしかないのに、子ども達の未来を売り渡して良いのか!」 >>http://kyosukeyamashina.blog62.fc2.com/blog-entry-925.htmlより 子供たちの未来を踏みにじれと命令するものの正体。 原発の原子炉の中で起こっている臨界核分裂は原爆の爆発と同じものである。 日本人を原爆の人体実験対象にしてデータを収集し続けている米軍。福島第一原発事故発生当初から米軍特殊部隊が首相官邸にまで入り込んでいたという。彼らの目的がメルトダウン防止にあったと信じる者は世界中に一人もいないであろう。 このように他国である日本の中枢部まで米軍が何の外交儀礼も手続きもなく好き勝手に入り込めるのは、ひとえに地位協定という治外法権のせいである。 日本の国防は米軍の地
著者の瀬尾健氏は元京都大学原子炉実験所助手で故人。 このPDFは瀬尾氏の著書『原発事故……その時、あなたは!』の冒頭にある「シミュレーション――原発事故が起こったら」の福島第一6号炉、福島第二4号炉の事故シミュレーションのPDF版です。 【書誌情報】 書名:『原発事故……その時、あなたは!』 著者:瀬尾健 出版社:風媒社 初版情報:1995年6月10日 第1刷 底本情報:1995年8月15日 第2刷 ISBN-4-8331-1038-5 原発事故が起こったら
私は普段からテレビをあまり見ないので、お笑いというものには疎いし、そもそもほとんど興味はない(落語は別)。そんななかで「浅草キッド」については、時々、伊集院光のラジオにゲスト出演しているのを聴いて悪くない印象を持っていたのだが、、、 2月中旬から、中国電力が上関原発(建設計画が発表されてから30年近くがたっている)の工事を強行しようとして、反対派の住民の抵抗が続いている。その様子はUSTREAMでも生中継され、私も時間がある時には見ていた。 当ブログでは再三再四表明しているが、私は原発には断固反対であって、およそ電力会社ほどのタチの悪い企業というのはないと思っている。 で、まあ、今日は原発の是非論について書くつもりはないので本題に入ると、、、 昨日、コンビニで「週刊現代」を立ち読みした。 私は週刊誌に限らず、雑誌を見るときには広告営業時代のクセで、どうしても先に広告に目がいってしまう。まず
先日、書店で男性月刊ファッション誌、数冊を手にとって見てみたのだが、そのあまりの薄さにビックリした。 冬枯れの時期だから仕方がないといえば仕方がないが、ページをめくってみると、クライアントがきちんとした料金を支払っていると思しき広告がほとんどない。したがって、「この雑誌の広告収入はこれぐらいかナ?」と簡単に足し算ができてしまう。 この状況はいくらなんでも厳しく、おそらく私が手にした雑誌のいくつかは、近いうちに立ち行かなくなることだろう、、、 ま、しかしこれはもちろん、男性ファッション誌に限ったたとではない。雑誌全体がそうだし、もっと言えばテレビ、新聞、ラジオを含めた4マス全体も同じである。 ここ最近、4マスの広告はやや持ち直していると言われているが(とくにテレビ)、これはあくまで下げ止まったというレベルの話であって、かつてのポロ儲けをしていた時代には遠く及ばないし、二度と戻ることはないと思
「報道特集~政治とネットの蜜月検証」を見て思ったこと ~ ネットメディアの登場によって可視化されたのは既存メディアの惨状である 1月15日、TBSの報道特集で、「政治とネットの蜜月検証 」という特集があった。 私は放送中にtwitterのタイムラインでそのことを知ったので、番組自体は途中からしか見ることができなかったが、一方で同番組でインタビューを受けた岩上安身が、TBSの取材時の模様をUSTREAMで生中継しており、そのアーカイブをネット上で全編、見ることができた。その映像がこちら↓。 報道特集を見ていた人のtweetのまとめはこちら↓。 ・TBS報道特集「政治とネットの蜜月検証」金平茂紀 x 岩上他済 この番組はタイトルこそ「政治とネットの蜜月検証」だが、その裏にあるのは、最近、ネットメディアに出演することが多い小沢一郎に対する既存メディアの意趣返しであろう(菅直人も現役首相として初め
柳田なる法務大臣が自らの失言がきっかけで大バッシングを浴びている。 今のところ本人は辞意を否定しているようだが、与党内からも更迭論が出ているようなので、そう遠くない時期に辞任することになるのだろう。 さて、私はこの人物の失言を擁護する気は毛頭ない。 ただ一つ、大きな違和感があるのは、この法相が立ち上げた「検察のあり方検討会議」がスタートしたとたん、この騒ぎが勃発したことだ。 そもそも、第二次菅内閣の組閣時から、柳田は法相としての適格性が疑われていた。 ま、これまで法務大臣というのは、どちらかといえば伴食系のポストであったから、平時であれば柳田程度で十分だっただろう。ところが、現在の法務省というのは平時ではない。そういう時の大臣としてはいかんせん器に非ずであったことは否めない(もっとも弁護士資格を持ち、死刑制度反対論者だった前任者にしてからがあの程度ではあったのだが)。 しかし、この柳田がと
先週の9日、ふと立ち寄った古本屋に小室直樹先生の『田中角栄の遺言 』(サブタイトルは「官僚栄えて国滅ぶ」)という本があった。本の状態は良く、帯には「“悪”に強いから、国が治まる 『最良の官僚は最悪の政治家である(マックス・ウェーバー)』」と書いてある。 折しも民主党の代表選挙がたけなわで、田中角栄の直系である小沢一郎はメディアから激しいバッシングを受けている。そうしたなか、ネット上では茂木健一郎氏による田中角栄に関する連続ツイートが話題になっていた。 私はこの本を買おうかなと思ったのだが、なぜか買わずに古本屋を出てしまった。 そうして帰宅の途次にツイッターを見ると、ある方から小室先生が亡くなられたのではないかというダイレクトメッセージが入っていた。しかしなかなか確認が取れない。結局その翌日、グーグル検索で小室直樹と入れてみたところ、副島隆彦氏の掲示板に行きつき、そこで訃報を確認した。 さて
今日は近くのコンビニと書店を回り、月曜、火曜発売の週刊誌を立ち読みしてみた。 といっても私が見ているのは広告だけだ。 男性週刊誌を中心に見たのだが、5、6冊を見たなかでまともにセールスが成立しているナと思う広告は数えるほどしかなく、私の印象では各媒体とも広告予算は数百万円といったところだと思われる。 これが数年前であれば、毎週、1,000万円を軽く超える(というかそれ以上)広告収入があった媒体はザラにあった。ということはどの媒体も広告収入はおそらく半減しているはずで、さらに発行部数、実売数とも全体的に右肩下がりの状況のなかで、そろそろ立ち行かなくなってくる媒体も出てくることが予想される(ただし週刊現代だけはこの1年で実売数が10万部近く上昇するという奇跡の復活を遂げた)。 なにしろ週刊誌というのは毎週発行しているわけだから、いったん赤字体質になるとその赤字は雪ダルマ式に増えることになる。こ
菅直人新政権がいかなる政権なのか。日々読んでいるブロガーの論考を読むと、その論調はさまざまだが、個人的にはもう少し様子を見てから判断したいと思っている。 で、まあそれはともかくとして、、、 私は基本的にテレビ、そしてもはや新聞もほとんど見ないのだが、それにしても鳩山辞任→菅就任というこの間におけるメディアの報道ぶりというのは凄まじいまでに低レベルである。 もうただひたすら小沢一郎を極悪人に仕立て上げ、「小沢離れをした菅政権」を煽る。そのまた一方で、鳩山が辞任に追い込まれた直接的な原因となった普天間問題はもはや吹き飛んでいる。あれだけ大騒ぎをして、かつ確かに重要な問題である普天間問題より、どうやらマスメディアにとっては小沢一郎が「失脚」したことが嬉しくてしょうがないといった様相だ。 昨日の早朝、近所の土手を歩いていたら、前を歩いていた人が携帯ラジオを持っていて、それを歩きながら聴いていた。番
昨日をもって25年間勤務した会社を早期退職した。 政局が緊迫していくなかで書きたいことはいくつもあったのだが、ここ最近は仕事の引き継ぎや挨拶回りなどをするだけで精一杯で、ブログを書く余裕がなかった。 しかし、これからは少なからぬ時間ができるので、できるだけ更新頻度を上げていこうと思っている。 そして現在進行形の政治やメディアの話と並行して、これまでの自分の会社員生活を振り返るエントリーも書いてみようと思っている。 ということで、以下、私の経歴と今考えていることを書きます。 私は1985年、東京都文京区にある光文社という出版社に入社した。 最初の配属はカッパ・ビジネス編集部(カッパ・ブックスグループの一部署)、その後、いろいろな組織変更があったが要するにカッパ・ブックスのグループの中でまずは15年間を過ごした。 ここで最初に担当したのが小室直樹氏であった。もちろん、この時には直属の上司(彼が
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