はてなブックマークを眺めていたらまたぞろ差別についての議論が盛り上がっていた。 「女性専用車両は男性差別にあたるのか」「差別する人を差別することは差別なのか」などが定期的に話題になる。永遠と同じ話題を見続けているけれど新規で入ってくる人がいるのでしょうがないことなのかもしれない。 僕も長いこと差別に関する話題を見てきたけれど差別に関してひとつだけ見過ごされていることがあると思うのでそれを書いていきたい。 差別というと広義すぎる話であり、必要があれば具体的な話に落とし込んでリスクリターンを計算しつつ女性専用車両のような対策を実装するのがおそらくは正しい議論の仕方である。困っている人がいれば話を聞き、公共性や対立する権利との兼ね合いを見ながら慎重に対処していくしかない。なのでこれから書く話はややもすると意味のない話である。 差別に関する議論を見ていると僕は差別と言った瞬間に失われるものがあると