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大谷翔平
anim.ajin.jp
アニメーションの修辞技法は日増しに洗練されている。 しかし、そうであるがゆえに、あまりにもストイックな鑑賞の態度が受け手に要求されるという逆説を抱えており、それが作り手の仕事の質に反比例して真っ当な評価を下されないでいる数多くの作品を目にしてきた。 そこで巧みな脚本・コンテ割り・コンポジットによって優れた画作りをみせるアニメーション作品が適正に評価される上で、まずは演出において用いられる修辞技法の一例を例示する必要があるように思われる。われわれに足りないのは、提示されたある表象を「読む」姿勢であり、そのためにはまずは叙述の構成要素の類型が周知されることから始めなければならない。映画理論家のクリスチャン・メッツが述べるあの「言語なき言語活動」(注一)としての叙述性である。 映画における意味作用に関する試論―映画記号学の基本問題 (叢書 記号学的実践) クリスチャン メッツ 水声社 2005
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