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大谷翔平
inchom.hatenadiary.jp
はじめに ITP(Inteligent Tracking Prevention)はブラウザ(Safari)上のユーザ行動の追跡を抑止する機能で、2017年に発表された最初のバージョンであるITP1.0は広告業界を震撼させました。 そして、2018年6月4日に新しいバージョンであるITP2.0が発表されました。ITP2.0ではさらに厳しいユーザ行動の追跡抑止機能が追加されています。 ITP2.0の主な機能として、 トラッカー(ユーザ行動の追跡者)により付与された3rd Party Cookieの即時的な排除 Storage Access APIを利用したCookieの管理 ファーストパーティバウンストラッカーに対する保護 リファラヘッダからドメイン以外部分の排除 があります。*1 今回はこれらの機能について、トラッキング環境を擬似的に構築し、動作検証を行なっていきます。 検証環境 macOS
はじめに DSPを作りながら詳細について解説しております. 前回は,RTBとDSPの概要,インフラ設計,データ設計の説明をしました. 今回は,入札機能の詳細と実装の説明をします.記事内で紹介しているコードは,Githubに公開しております. 前回のエントリーを読んでいない方は,下記からお進みください. inchom.hatenadiary.jp (注意)共通標準であるOpenRTBの仕様をベースに開発を進めるので,現状動いているシステムのRTBの仕様とは異なっていたり,一部私の認識が間違っている箇所もあるかもしれません,そういった場合はコメント等いただけたらと思います. 入札機能の概要 入札機能の概要について説明していきます.下図の赤枠で囲んだ部分が入札機能です. DSP視点での入札機能の処理の流れになります. SSPから送信されるRTBリクエストを取得する 広告枠情報から入札するかを決め
はじめに 今回は,近年の広告業界に定着したRTB(Real Time Bidding)について説明しようと思います. 残念ながら筆者はRTBの広告サーバを作ったことがないのですが,GW休みで暇なので詳細まで皆さんと一緒に勉強していきたいので,実際にRTBのシステムを作りながら解説していこうと思います. RTBの広告サーバだけでなく広告サーバ共通で気を付けるポイントもあるので,その辺りにも触れていきます.(大雑把な話は以下のエントリにまとめていますので,興味のある方はご覧下さい) inchom.hatenadiary.jp 今回は,RTBシステムの広告主側プラットフォームであるDSP (Demand Side Platform)について説明していきます. (注意)共通標準であるOpenRTBの仕様をベースに開発を進めるので,現状動いているシステムのRTBの仕様とは異なっていたり,一部私の認識
はじめに 今回は,広告の収益性を高めるために重要な位置付けとなるターゲティングの各手法についてまとめたいと思います. ターゲティングとは? ターゲティングとは,ユーザと広告のマッチングです. つまり,ユーザと相性の良い広告を見つけることです.相性が良いとは,興味を持ちやすくクリックやコンバージョンをしやすい(=効果の良い広告)ということになります. 直感的な例を示します. あなたがより良い効果の広告を,どこかの知らない人に見せたいと思ったときにどちらの広告を選ぶでしょうか? (1) 化粧品の広告 (2) ゲームアプリの広告 選べない人が多かったのではないでしょうか?あなたは,その人がどんな人なのかを知らないからです. それでは,ある人が実は男性だと分かりました.その場合はどうでしょうか? おそらく,殆どの人は(2)を選択したはずです.男性の場合,一般的に化粧品よりもゲームアプリに興味を持つ
はじめに 今回は,どのように広告配信が行われるのかについて,主な機能の紹介とともにまとめました. 広告サーバの目的については,以下のエントリを確認してください. inchom.hatenadiary.jp 広告サーバの定義 前回のエントリで広告サーバの定義ができていなかったため,ここで広告サーバの定義を明確にしておきます. 広告サーバとは,広告を入稿でき,広告を配信でき,配信記録をレポートできるシステム(サーバ群)のことを指しています. より具体的には,広告管理画面,配信リスト作成サーバ,広告配信サーバ,ログ集計サーバをまとめたシステムとして定義しています. 広告配信の流れ 下図に広告が入稿されてから配信記録がレポートされるまでのもっとも基本的な流れをまとめています. 以下に,それぞれについて細かく説明していきます. 広告を入稿 広告主あるいは代理店は,配信したい広告を広告管理画面を通して
はじめに 広告を配信する仕組みを一般的に広告サーバと呼びますが,今回は,広告サーバの目的と重要な要素について簡単に説明したいと思います. 広告用語について分からない場合は下記エントリを確認してください. inchom.hatenadiary.jp 広告サーバとは? 広告サーバ(Ad Server)とは,広告主が入稿した広告を,メディア上に表示させて,それをユーザが見て購買行動(コンバージョン)を起こすことで収益を得るシステムのことです. 以下に簡略化した仕組みを図にしています. 広告主は予め広告サーバに広告を入稿しておきます.その後,ユーザがコンテンツ(Webページ/アプリページ)へのアクセスをすると,ページ内に埋め込まれた情報から広告サーバにアクセスして広告を取得する,といった流れになります. 広告サーバの目的 広告サーバは広告による収益を最大化することが目的になります. 具体的には,広
広告についての内容を書く上で前提となる用語についてまとめています. 登場人物 (プレイヤー) メディア/媒体 広告を表示するサイト Yahoo! JAPANやFacebook,Twitterなど 広告主 広告を出稿する元/スポンサー ユーザ メディアを閲覧する人 広告代理店/Rep. 広告主に代わって広告を出稿/管理する代理店 ネット広告専門の場合にメディアレップと呼ばれることがある 指標系 広告効果をはかる指標に使われるもの インプレッション (impression) ブラウザ上に広告を読込/表示すること ブラウザに読み込まれたが表示されていない(=ユーザが広告を見ていない)インプレッションも含まれる場合がある 上記と区別するためブラウザに表示されたもの(=in view)のみを指したビューアブルインプレッション(Viewable Impression)という指標がある クリック (cl
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