目白駅前を通る目白通りを向かいへ渡り、下落合方面に歩くこと約10分。右側に小さな砂利敷きの路地が見えてきたら、そこが入り口。その小さな路地の先にある日本家屋が「小苦樂」だ。 1.伝統的な日本家屋に上がって、喫茶する斬新なコンセプト お店の入り口。暖簾をくぐって玄関を入ると、玄関で靴を脱ぎ、そのまま座敷に上がっていくのが、このお店のスタイル。 このお店は日本伝統文化と甘味処が一体となっている。それだけでも斬新だが、靴を脱いで座敷に通されるとまるで人の家に招かれたような錯覚に陥る。そして通された座敷の空間がまた心地よい。 店内の様子。畳の上を歩くのは実家に戻る時以来だろうか。正座が厳しい人向けに座椅子があるのもありがたい。 日本家屋を利用したこのお店には中庭がある。決して広くはないけれど、座敷から廊下を通じて、季節感を感じられるよう趣向が凝らされている。中庭には強い日差しとそれによって生じる影