小沢代表と民主党が、小沢代表の第一秘書逮捕で揺れています。この時期の逮捕には、あるいは民主党が言うように政治的圧力が働いているかもしれない。でもそういう政局の話や事件の詳細については、多くの識者がコメントするでしょうから、私はもっと一般的な構造の問題を考えてみたいと思います。「政局より政策」というやつです。 日本の政治は、しばしば企業からの政治献金(企業献金)に邪魔をされてきました。金丸信が失脚し、小沢代表も絡んでいた東京佐川急便事件やリクルート事件やがそうだったし、遡れば古くはロッキード事件もそうでした。 こうした汚職がなくならない根本的な原因は、日本の政治家への献金のうち、企業献金の比率が高すぎることです。直接政治家への企業献金は禁じられていますが、実質的には変わらない。政治に金がかかるのは事実だし、企業が大口の献金をしてくれる上得意なのは確かですが、しかしそれに頼りすぎると、政治家は