総務省は11月6日,インターネットの課題を克服した新たなネットワークの実現を目指して「新世代ネットワーク推進フォーラム」を設立した。 新世代ネットワークは,産・官・学が協力して,既存技術にとらわれないまったく新しい技術や設計思想で開発する。現在,NTTをはじめとする大手通信事業者が構築を進めるNGN(次世代ネットワーク)はインターネットと同じIPをベースとしているが,これに対して新世代ネットワークはIPを使わずに,まったく新しいネットワーク・プロトコルを開発する。実現時期は2015年から2020年ごろの見通しだという。 新世代ネットワーク推進フォーラムには,計166会員が参画。フォーラムの傘下に,国際連携について学術的なアドバイスなどを行う「新世代ネットワーク推進委員会」と,新世代ネットの実現に向けて具体的な活動を展開する四つのワーキンググループを設けた。ワーキンググループは,新世代ネット