住みたい団地をつくるには?「茶山台としょかん」としょ係、東善仁さん・恭子さん夫妻が1年半をかけて見つけた答え。 2017.08.18 杉本 恭子 杉本 恭子 「まさか、いつもの団地がこんなにも晴れやかになっちゃうの?」 2017年6月3日、大阪・堺市にある茶山台団地では、「団地deウェディング」が催されました。団地の大階段は七色のバージンロードに大変身。手すりには色とりどりの風船が揺れて、その向こうにはご近所さんや団地の子どもたち、そして友人たちの笑顔が並んでいます。白いパラソルを差して腕を組み、ゆっくりと階段を下りてくるのは新郎新婦の東善仁さんと恭子さんです。 東さん夫妻は、2年前の冬に茶山台団地の集会所で「茶山台としょかん(以下、としょかん)」をオープン。知り合いもいない土地で、完全にアウェイな状況から、力を合わせて団地のコミュニティづくりに取り組んできました。 「団地deウェディング