私は昔、いわゆるバックパッカーというか放浪系の海外一人旅をしていて、その頃よく「なんでこれって日本にないの?」と思っていたのが、大規模バスターミナルです。 一番ナイスなのは中南米や南米。あのあたりって長距離旅客輸送におけるバスのシェアがすごく高い。 最近ではブラジルなど、国内線飛行機に乗る人も増えてるけど、貧しい人は飛行機には乗れないし、そもそも小さな町には飛行場もありません。 当然、自家用車を持たない多くの庶民にとって、バスは唯一の長距離移動手段なんです。(念のため書いておくと、鉄道網もありません) 一方、たいていの街や村にバスターミナルだけはあって、その路線網たるやすごい密度で国土をカバーしています。バスに乗ればほぼすべての村に行けてしまうというくらい。 もちろんバスはおんぼろで、大半が欧米で使い古された中古バス。それがまたウン十年使われてる。 そういえば昔、ベトナムでは京都の市バスが