ロサンゼルスから上海に向かっていたデルタ航空のB777がエンジンに支障をきたしてロサンゼルス空港に戻り緊急着陸をしました。 緊急着陸というのは、緊急事態が発生したということで、パイロットがエマージェンシーを宣言して、飛行中の他の航空機を経路から退避させたうえで、最優先順位で着陸を許可される事態です。 では、どうしてエンジンに支障をきたすと緊急事態宣言をするか。 その理由は、いまどきの飛行機にはエンジンが2つしかついていないからです。 2つしかついていなければ、そのうちの1つがダメになれば残りは1つしかありませんから、当然緊急事態です。 これがエンジン4発のB747ジャンボジェットやエンジン3発のMD11が飛んでいた頃と今の航空機との違いです。 エンジン4発のジャンボジェットであれば1発ダメになっても緊急事態宣言などしませんでしたから。 最近ではエンジンの信頼性が飛躍的に上がって来ていますか