日本オリンピック委員会の竹田恒和会長(撮影/西岡千史) 記者会見ではJOCの調査報告書が配布されたが、2016年8月に公表されたものだった これぞ「逃げるは恥だが、役に立つ」ということか。 【写真】会見で配布された資料もまさかの… 2020年の東京五輪・パラリンピックの招致を巡る贈賄の容疑者となり、フランス当局から正式捜査を受けた日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が15日、東京都内で記者会見を開いた。 ところが、30分の予定で開かれた会見はわずか7分で終了。内容も、冒頭から竹田会長が「いかなる意志決定プロセスにも関与していません」などと、疑惑が持ち上がっているシンガポールのコンサルタント会社との契約に関わっていないことが書かれた文書を読み上げたのみ。質疑応答に答えることもなく会場から“トンズラ”した。 これに納得いかないのが、100人以上集まっていた報道関係者だ。そもそも、記者