ALS(筋萎縮性側索硬化症)という言葉を検索すると「感覚があるままに体が動かなくなる病気」という説明が多くあります。もう少し詳しい説明を探すと「筋肉が動かなくなってしまう」という表記がなされています。ではこの「感覚があるままに動かなくなる」という状態はどんな感覚なのか? 足と手について2回にわたりお伝えしていきましたが、今回は私の現在での声や呼吸器系のお話をしたいと思います。 2019年9月にALSに罹患していることを公表した津久井教生さん。ニャンちゅうをはじめとしたキャラクターの声でおなじみの人気声優であり、音楽家でもあり、舞台にもたつ役者でもあります。津久井さんが最初に違和感を抱いたのは「足があがりにくい」「突然転ぶ」ということでした。歩くのが困難になり、手は大丈夫と思いながら、右手も動きにくくなり、ピアノやギターを弾くことができなくなっていきました。それでも声優としての活動は現在も続
![手足の次は…難病ALSの人気声優が「声」について感じていること(津久井 教生)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d3a7b37281b0b68f634f77df0180f7a749ec26c4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2F7%2F1200m%2Fimg_3725f2a6304909e73a2044affec3a62035088.jpg)