スマートフォン決済サービス「7pay(セブンペイ)」の不正使用事件で、中国籍の張升容疑者(22)=詐欺未遂の疑いで逮捕=は、事件の1週間前に短期の観光目的で入国し、通信アプリ「微信(ウェイシン)」のグループチャットを見て指示役と接触していたことが6日、警視庁新宿署への取材で分かった。 ワン・ユンフェイ容疑者(25)=同=は2017年春に留学ビザで入国。「短時間に稼げるバイトがある」と微信で指示役を紹介され、車の運転を引き受けた。中国を拠点とするサイバー犯罪組織が、さまざまな方法で実行役を短期間でかき集め、一斉に指示したとみられる。