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増田2021に関するkash06のブックマーク (28)

  • 金沢駅のトイレで、e-maのど飴を握りしめたあの日のこと

    地に足がつかない、とはこのことかと思った。 2月の終わり、寒い日のことであった。大学受験の二次試験前期日程の試験を終えた私は、試験会場の大学からバスに乗り、金沢駅のバスロータリーに降り立っていた。バスから降りた時、アスファルトがぐにゃんと歪んだような気がして、最初上手く歩けなかった。地に足がつかない、とはこのことかと思った。 二次試験は、よく解けたという気もするし、ダメだったという気もした。要するに何も分からず、前者であったと自分に言い聞かせるしかなかった。金沢駅の東口をとぼとぼと歩く。前期試験が終わった。そのことへの安堵と、もうこれで受験勉強をしなくていいかもしれないという期待は確かにあって、背中に羽が生えたような気分だった。 しかし、まだ合否は出ていない。もう動かせない結果は、どちらに転ぶか分からないのである。まだ何者にもなれていない、宙ぶらりんの状態は何とも居心地が悪かった。 バスか

    金沢駅のトイレで、e-maのど飴を握りしめたあの日のこと
    kash06
    kash06 2021/02/02
    渦中にあると、自分の感情や客観的な状況もわからず、翻弄されながらも、とても強く印象に残るというのがよく伝わる良い増田でした。いま大人になった増田も、若い頃の経験の延長にいるんだろうな、と感じました。
  • 緊急事態宣言下のカツカレー

    週に何度かの出勤日を終え帰宅する途中、ふと駅前のとんかつ屋の張り紙が目についた 「夜限定カツカレー 1200円 豚汁おしんこ付き」 夜限定?このご時世で8時までしか営業できないことと関係あるのだろうか?でもとんかつ屋がカツカレーにしたって客の滞在時間は変わらないよな。等と思いながらも限定の二文字ととんかつ屋のカレーがどんなものか気になり来店 過去に一度来た事があるが相変わらず古く、ボロくもあるが老舗の空気も漂わせるいい雰囲気、カウンターキッチンとテーブル席が3つほどの小さな店だ。 こんな時期だからか一人客なのに四人掛けのテーブル席に通される。他の客は二名。一人は奥のテーブルで二目のビールをあけている。たった一人で瓶ビール二。そこらの飲み会で騒ぐためにビールを飲み、ビールしかアルコールを知らないオッサンどもとは違う、正真正銘にビールが好きなオッサンなんだろう。もう一人はちょうどカツカレー

    緊急事態宣言下のカツカレー
    kash06
    kash06 2021/01/27
    それぞれに矜持あるカツ模様で、なかなかに良き作品でした。
  • みなさん、騙されないでください。 私は南軍が関ヶ原で勝った世界の増田で..

    みなさん、騙されないでください。 私は南軍が関ヶ原で勝った世界の増田です。 みなさんもご存知の通り、アポマトックス・コートハウスの戦いで追い詰められたロバート・E・リー将軍麾下2万の南軍兵はアパッチ族の呪術師によって1600年の日の関ヶ原に飛ばされました。 ちょうど松尾山の小早川軍とそのふもとの大谷軍のあいだに忽然と現れたリー軍は東西の両者から敵と誤認され、挟撃を受けましたが、260年の文明差に物を言わせて大谷・小早川軍を押し返し、一気呵成に戦場を席巻。石田三成と徳川家康はリー将軍に降伏し、将軍は豊臣秀頼の後見人として日のの新たな支配者となったのです。 さまざまな調査の末、ようやく自らの置かれた状況を把握した将軍は衝撃を受けるとともに、彼の故国がまだ建国どころかピルグリム・ファーザーズすら入植していないことをむしろ好機と捉え、再び偉大な合衆国を造ろうと決意します。リンカーン的でもディヴ

    みなさん、騙されないでください。 私は南軍が関ヶ原で勝った世界の増田で..
    kash06
    kash06 2021/01/27
    ここまで壮大だと、もはや何も挟めないというか、思い付いた時点でこっちは降参。お見事です。
  • 茶とコーヒーと俺ん家の話

    俺は30過ぎてこどおじで、別に給与が特段低いとか家族の介護が必要とかそういう事情でもなく、俺個人に引っ越しするための意欲が湧かないのと、そもそも家を出る意義がもう一つピンと来てないので、実家にいる。 俺と両親合わせて3人の家族仲は特別良くも悪くもない…というのは、家庭内の緊張とか不和とかの微妙な感情をないまぜにして無難に平均化した言い方で、俺と両親はそれぞれあまり会話もないけど、「お前、いつ家出るんだよ? あと、結婚…はまあ置いといて、日々の言動とか読んでるとかなんか変なんばっかりだし、まともに社会人やれてるんだろうか?」的な無言の変な気まずさを感じるし、母と父の方はわりかし明確にいまお互いの生活態度にストレスを感じているっぽい。 しかし、だからといって、各々の了見をめぐってケンカになったりとかもないのだ。だから、まあ特別仲は良くも悪くもない、ということになる。 … 夕飯は大抵三人で一緒

    茶とコーヒーと俺ん家の話
    kash06
    kash06 2021/01/24
    「家族である」ために「家族をやる」という捉え方を、自分も28歳くらいの頃だろうか、それに気づいた事がありました。家族の誰とも喧嘩をせず上手くやる自分が、実は、最も掴みづらかったのだと。
  • 大学時代好きだった女の子がプペランカー化していた

    増田君久しぶり、元気してる?」 大学生のとき同じサークルだったランカちゃん(仮名)から急に連絡が来た 日々KKO道に精進している私なので、「こういうケースは宗教かマルチか借金申込のどれかだな」と思いながらとりあえず返信した 適当に近況報告をする中で彼女がようやく題を切り出してきた 「増田君自粛してばっかじゃつまらないよ 今度一緒に映画見にいかない?」 「いいよ 何か見たいのある?」 「キンコン西野さんのプペル見に行こうよ 増田君見たことないでしょ」 ああ、そういうことか ここでようやく私は彼女の真意を悟った 学生時代明るくてかわいくて聡明でみんなの中心的存在だった彼女がプペランカーとなってしまっていたのだ 結局私はその誘いを受けることにした 3000円かそこらのはした金で彼女とデート気分が味わえるのであれば安い買い物だ レンタル彼女を利用すれば桁が1つ違うわけだし、好意を持っていた子と

    大学時代好きだった女の子がプペランカー化していた
    kash06
    kash06 2021/01/22
    「じゃあランカちゃんも僕の股間の煙突に対して何か手伝いをするべきなんじゃないの?」「何それ・・・本気でそれいってるの?」 この意見に関してはランカちゃんに同意してしまうぞ……!!(ファー様か?
  • 父がやってた訳の分からない会社を継いで大失敗した

    親がやってるワケわかんない会社を継ぐという話がホッテントリ入りしてて「まんまウチと同じだな」と思ったので書いてみることにした。 うちの父は自宅の一室を事務所として使っていて、社員は父親一人。電話で注文を受けて、同じように注文を出すという只の取次業務を延々とやるだけ。 自分が小さい頃は別に不思議には思わなかったけど、高校生くらいのときは「何か非合法なものを取り扱っているんじゃないの?」と不審に思ったりしたこともあった。 自分は父の跡を継ぐつもりは全くなかったし、父の側にも継がせる気は無かった(多分)。 しかし残念なことに氷河期真っ只中で大学を卒業した自分は全く就職先が決まらず、実家に戻り父の仕事を手伝うことになった。 そしてそこで漸く父の仕事の全容が判明した。 自分の地元は魚の養殖(タイとかハマチとか最近ではマグロとかいろいろ)が盛んで、父は養殖業者向けに養殖用のエサの卸売をしていたのだった

    父がやってた訳の分からない会社を継いで大失敗した
    kash06
    kash06 2021/01/19
    最後まで読んで……いや、盛り場のシーンでアレっと思ったら……アンタ不動産も潰した増田だろ! お見事!(というかビジネス栄枯盛衰に詳し過ぎる……
  • マッサージ嬢に怒り狂っている

    何故怒り狂っているのかというと御手淫を拒否されたから 遠い所からわざわざ行ったマッサージの店で御手淫を拒否された そこには10年くらい前に御手淫を貰ったということでブログで紹介されていたから行った だけど今はやっていないとか言われて貰えなかった これはコロナ前の話なのでコロナは無関係だ 俺が遠い所からわざわざその店を訪ねて御手淫を貰おうと思っていた気持ちを無碍にされたわけだ 交通費だけでかなりかかったのに、一蹴してきたマッサージ店の嬢 つまりこの時点でマッサージ店は人の気持ちなんて何も考えていないってことだ ふざけるんじゃねえよって誰もが思うだろ 俺も思った マッサージ店では御手淫をやっていないというかチャイナエステ派とタイ式エステ派がやっていないとか言われているが そんなことは後になって知った しかしそもそもそのチャイナエステ派とタイ式エステ派の店でも御手淫は元々やっていたというのがブロ

    マッサージ嬢に怒り狂っている
    kash06
    kash06 2021/01/16
    「14km歩いたときは、自分を励ましながら、御手淫が貰える、御手淫、御手淫、嬉しいなぁ御手淫って 疲れながらもニコニコ頑張って歩いてたんだぞ」 歩いた話を改変しなかった結果、狂気が倍増してて笑った。
  • 体育で恥ばかりかいていた女が石田彰のために毎日虚空を殴っている話

    恥の多い体育の時間を過ごしてきました。 そんな言葉で締め括れるぐらい、私の生涯は運動と恥がセットである。身長に恵まれながらも運動の才能に恵まれなかった私は、動かし方の分からない手足を持て余し、球を投げれば飛ばず、プールでは泳げず、大縄を踏み、悪目立ちし、ドッヂボールの的になりながら生きてきた。克服しようとして体操教室に通っても一番下のメニューすらこなせず、スイミングに通えば幼稚園児と同じクラスになった。 読者に少しでも運動のできない人がいれば共感が得られるかもしれないが、運動音痴は恥によるスパイラルに陥りがちだ。周りと同じように動けていないことが恥ずかしく、緊張でさらに力み、輪をかけてぎこちない動きになり、またそれを恥じる。そうしてどんどん周りについていけなくなり、しまいには運動そのものから自らを遠ざけてしまうのである。 私も完全にそのタイプで、高校の授業を最後にもう10年近く運動らしいこ

    体育で恥ばかりかいていた女が石田彰のために毎日虚空を殴っている話