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水や台所用洗剤、調理用油など普段の生活のなかで何気なく使っているさまざまな液体には、意外と知らない興味深い特性が秘められています。そんな液体の面白い動きや性質をまとめたムービー「10 Amazing Science Tricks Using Liquid!」が公開されています。 10 Amazing Science Tricks Using Liquid! - YouTube ◆01:スローモーション・ボール 用意するのはハチミツ、鉄球、そして鉄球より一回り大きな透明な丸いケース。 ケースに鉄球を入れ、上からハチミツをたらりと入れます。 ケースの3分の2ぐらいまでハチミツを入れたらケースを閉じ…… 斜面の上から転がします。 そのまま「ぐるんぐるん!」と転がるのかと思いきや、ネットリした動きで斜面を降りるケースと鉄球。ハチミツが抵抗になって、ケースが転がる力にブレーキをかけている模様。 その
1921年に発売され、70年代に大ブームを巻き起こしたタイガー商会の「地球ゴマ」が、今年(2015年)3月、ついに製造終了する…… というショッキングな情報をいただきました。 この傑作科学玩具の歴史については、2011年に「日産アベマグ」に取材記事を書いていますので、下記に転載しておきます。 ご参考までに……。 ↓ 朗報:「地球ゴマ」、2016年春に進化して復活予定! (2015.11.28) 「地球ゴマ」製造終了後、タイガー紹介のご担当者から連絡をいただきました。「地球ゴマはやむなく生産終了となりましたが、このままでは国産ジャイロゴマ が廃れてしまうため、何とかして地球ゴマのスピリットを継承し復活させるべく、このたび新会社を設立する運びとなりました」とのこと! 「地球ゴ マ」絶滅のニュースを受け、50件ほどの会社から引き継ぎの申し出があり、ある町工場に製造委託することになったそうです。新
日本の物理学者がついに動いた! コーヒーの表面を覆う白い膜の謎2015.01.29 13:006,944 いつも何気に見てる淹れたてのコーヒーの表面でぐるぐる動く白いモヤモヤ…あれ何? コーヒーの表面に張り付いたかのような、うーっすら浮かぶ白い膜に気がついたことありますか? エスプレッソの泡でも湯気でもない不思議にぐるぐるしてる白いあれ。気になっていたのはあなただけじゃないですよ! もっと気になって仕方なかった日本の物理学者たちがついに動き出しました。 この白いミステリーはさかのぼること1920年代。お茶やお湯の上に浮かんでいるとの記述がその頃すでに残されていたようです。おそらく微水滴なんではないかと思われますが、今までその謎解きはされないままでした。 そこで京都大学の研究者チームは、カメラを熱いお湯の水面に向けて設置し、お湯の温度が上がる時になにが起こるかを撮影しました。すると! 直径1
普段健康のために食べている野菜。 しかし、野菜を栽培するには農薬を使用していることが多く、農薬は体に悪影響を及ぼす可能性も! では、野菜を安全に食べるためにはどんなことに注意する必要があるのでしょうか? ここでは野菜と農薬の危険性について詳しく解説していきます☆ 洗っても野菜の農薬は取れない!?普段食べている野菜は本当に安全と言えますか? 普段何気なく食べている野菜は、残留農薬・展着剤・界面活性剤・放射能などの危険性はないのでしょうか? これらはいずれもできれば体に取り入れたくないもの。 まずは、それぞれがどんなものなのかを紹介していきます。 残留農薬とは? 残留農薬という言葉はよく耳にしますが、その名の通り野菜を作る際に散布した農薬が農作物や土壌などに残っていることをいいます。 また、農作物や土壌だけにとどまらず生物系の汚染にも使われる言葉でもあり、生態系に大きな被害を与えるため世界的に
血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとする統計学的な解析結果を、九州大の縄田健悟講師(社会心理学)が発表した。 日米の1万人以上を対象にした意識調査のデータを分析した。「A型の人は真面目」「B型は自己中心的」といった血液型による性格診断は、国内で広く信じられているが、就職や人事などで差別される「ブラッドタイプ(血液型)・ハラスメント」の問題も指摘されており、一石を投じそうだ。 研究成果は6月25日に発行された日本心理学会の機関誌「心理学研究」に掲載された。 縄田講師によると、血液型と性格を結びつける考え方は国内では流布しているが、海外ではほとんど知られていない。1970年代に出版された関連本がきっかけで、その後もテレビ番組などで紹介されたことで広がったという。 縄田講師は、経済学分野の研究チームが、2004〜05年に日米の1万人以上を対象に、生活上の様々な好き嫌いなどを尋ねた意識
ところでピリピリすると思ってるのは自分だけなのかもしれない。 そこで和菓子店でいちご大福を買い求めながら「いちご大福ってピリピリしますよね?」とお店の人にきいてみた。 すると「……ピリピリしませんけど」との回答。まさか。クレームだと思ってるのだろうか。あの、ここの店がというわけでなくて一般的ないちご大福なんですけど。 「はあ、苺の酸味がもしかしたらそう感じるんじゃないですか?」 メガネにひびが入った。それだったら苺そのまま食べてもピリピリするはずだろう。つづいてもう一軒も同じ。ピリピリしませんよ、と。メガネが割れた。 5店にきいて4店は「ピリピリしない」という解答だった(1店は「傷んでるんじゃないですか」と)。 これはどういうことなんだ。もしかしておれが特殊なのか。ピリピリを感じる才能をもつ選ばれた人々、ピリピリファンタスティック・フォーなのか。
タイトルで言い尽くしてしまった… というのもなんなので… 不正がバレるってのは科学としては健全なわけじゃないですか。残念だけど。でまあ捏造で問題になって叩かれるってのは世の中のゴシップ体質というかなんというかで不健全ではあるけどある程度しかたないかなとも思うんだけどね。 じゃあ、そもそも捏造だったり不誠実だったりするニセ科学はなんで同じように叩かれないのかな。徹頭徹尾無視されているということであればわかるんだけど、好意的に紹介されてしまったりすらするじゃないですか。 これはどういうことか。 一つの可能性として考えているのは「かもしれないに対するロマン」かなあ。でもEM菌なんて「実際に効果が!」なんて言っているわけでしょ。でたらめだけど。Natureと結託して、EM菌論文(もちろん結果捏造)を掲載させた上で「あれ、実は捏造でした」ってやったら大バッシング大会になるのかな? なんとなく、今回の
実績ある過去。そして新たな始まりへ。 GEヘルスケア ライフサイエンスはCytiva(サイティバ)となりました。『プレスリリース(英語)はこちらから』 まずは、ちょっとした頭の体操です。 観察された事実1:多量の物質Xが存在する場合、症状Yは重度である 観察された事実2:少量の物質Xしか存在しない場合、症状Yは軽度である 導かれる結論:Xを減らすことで症状Yを軽減することができる さて、この結論は正しいでしょうか? 正しいかもしれませんし、間違っているかもしれませんね。物質Xが症状Yの原因である可能性もありますが、それとは逆に症状Yの結果として生成されたのが物質Xである可能性もありますし、全く別の原因Zがあって、XとYはともにその結果かもしれないのです。 全貌が明らかになっていない系について、得られた相関性だけで解釈してしまうと、間違った結論に達してしまうことがあります。 しかし、それでも
引き続き、「奇跡のリンゴ」に対する批判を行います。我ながらよく飽きもせずに書き続けられるなぁ、と思いますが、一年以上温め続けたネタなので、いくらでも書けそうです。もう少し続けます。このシリーズの執筆は、私自身の農学のいい勉強になっております。 1.はじめに 「奇跡のリンゴ」は、農薬を使わないことに加えて、肥料を使わないことも売り文句となっております。厳密にはマメ科作物を植えて土壌に窒素を供給していることを明言しているのですから、これを「無肥料」と表現していいのかは大いに疑問です。もっとも、法的にも学術的にも「肥料」の定義は非常に難しいので、言った者勝ちの面はありますが。 今回は、肥料を使わない農業は可能なのか、ということを考えてみたいと思います。いきなり結論を述べてしまうと、「できない」に尽きます。肥料がなくても農業ができるのならば、なぜそもそもこの世に肥料という物が存在しているのでしょう
どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 「キリンメッツコーラに、発がん物質が含まれていることが分かった。キリンビバレッジが認めた」という書き出しで始まる記事がMy news Japanというサイトに出て、少し話題になっている。 でも、「また、このトリックか!」と、既視感に襲われているのは、私だけではないはず。発がん物質という言葉で市民を震え上がらせるのは、市民団体やメディアなどがこれまで、さんざんとってきた手法。だが、ごく普通の食品にも、自然に生成する発がん物質が数多く含まれていることがわかってきて、様相は変わった。 発がん物質のリスクは、その毒性の種類や含まれる量
長村 洋一 2008年7月16日 水曜日 キーワード:メディア 栄養 添加物 発がん物質 本年の春先にある出版社から「ヤマザキパンはなぜカビないか」という本が出されたが、いつものくだらない非科学的な食品添加物排斥本と感じていたので手に取って読んでみることもしなかった。しかし、最近私の知人から、「ヤマザキパンに発がん物質の臭素酸カリウムが使われていてパンがかびない」という風説として、一般人には結構信じられ初めている、3年前に出版された「“食品の裏側”の新バージョンのようです」との言葉に改めて精読してみた。 簡単に結論付けるならば、著者は「ヤマザキパンは臭素酸カリウムが原因でカビない」としている。そして、量の概念を全く無視して現在の巷の食品すべてに言及し、食品添加物の危険性のみを騒ぎ立てている。まさに知人が指摘していた「食品の裏側」の新バージョンであった。食品の裏側の著者は、粉末豚骨エキスパウ
長村 洋一 2008年8月20日 水曜日 キーワード:メディア 栄養 添加物 発がん物質 前回のこの欄で「ヤマザキパンはなぜカビないか」という食品添加物排斥本の批判をさせていただいた。この記事の反響が意外に大きく、自分が予測していた以上にこの書籍の有する問題点が多いことが明らかになってきた。 私の書いた記事に対して一番多かった質問は「この本の著者の結論が馬鹿らしいことは良く分かります。では、先生は、なぜヤマザキパンがカビないと考えられますか」という疑問であった。それと同時に、消費者からの反発が当然予測されるのにヤマザキパンはなぜ臭素酸カリウムを使用したのですか、さらに、質問としては少数であったが、「かつて米国で適用されていたデラニー条項はナンセンスに近いとは思いますが、一般論として先生は臭素酸カリウムの0.5ppb以下では発がんがないと言い切れますか」という問い掛けがあった。 なぜカビが生
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こんちは! 季節は雨季・・・・シトシトと降る雨に気が滅入っていませんか!? それと、雨の日ってとてつもなく眠くなりますよね。 なんなのあれ。 が、眠気も文字通り吹き飛ぶような現象が、この世の中にはあるのです。 その名も『粉塵爆発(ふんじんばくはつ)』です。 今日の記事ではその、粉塵爆発のことについて書こうかと思います。 まず、粉塵爆発とはなんなのか? と、いうことから書いていきますね! 粉塵爆発とは、簡単に言えば 空気中にただよう大量の粉塵(チリや、粉など)に炎が引火し、 そして粉塵の一つ一つが次々と連鎖で燃焼し、爆発することです。 もう、考えるだけでいやですよね。 『爆発』って言葉があるだけで怖いです。 そして、粉塵爆発のしやすい物質は、小麦粉や炭素だそうです。 が、僕は少し思いました。 「小さい粉が次々と燃えるだけで、爆発程の威力が出るのかな。おい。」と。 実際、小麦粉の粒、粒子の大き
Mind Hacks: Thanks for the memories HM Of Two Minds: Seeya H.M.! Wikipedia: HM(患者) 12月2日,世界で最も有名な患者の一人が亡くなった。彼の名前はヘンリー・グスタフ・モレゾン (Henry Gustav Molaison). 生前はプライバシー保護のため "HM" の名前で呼ばれていた。 HM は若い頃,てんかんの治療のために脳の海馬とその周辺の切除を受けた。切除の影響により彼は,新しい長期記憶を獲得することができなくなるという,いわゆる「前方性健忘」を発症することになった。その後彼は,記憶の形成と脳の特定部位の関係性についての重要な研究対象となり,この分野の発展に大きく貢献した。その内容については上の Wikipedia の項などにまとめられている。 特定の「患者」について Wikipedia の項が存在す
今週の月曜日から夕刊の2面で始まった連載記事だが、これがいい意味で朝日らしくなくて良い。一回目の最後の部分に日本で行なわれていることが実は科学的でなく、国際社会からかけ離れていることが少なくない。身近で目につく不思議のいくつかを追ってみた。とあるように、日本で行なわれている非科学的なことや非科学的な主張に物申すという企画である。 1回目(2月4日掲載)は、「BSE検査・全頭調べても残る危険」。肉牛を全頭検査してもBSE感染牛をすべて発見することは不可能であり、コストがかかる割にメリットは少ない。日本以外の国では全頭検査はどこでもやっていない。それよりも重要なのは危険部位除去。国際獣疫事務局が定めるBSE対策は危険部位除去とピッシングの禁止だが、日本では危険なピッシングがまだ続いている。そのため、日本はイギリスと同じ危険度の高い国に分類されている(アメリカの方が危険度は低い)。 2回目(2月
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