東京都・新宿区。新大久保のコリアンタウンや日本語学校も多くあり、 東京でもっともたくさんの外国人が住む区は、今や住民の8人の1人が外国人となっている。 ところが取材中に聞いたのは次のようなことば。 「近所にそんなに多くの外国人が住んでいるって知らなかった!」 確かに自宅の周りにどのような国籍の人が どれくらい住んでいるのかを把握している人は少ないのではないだろうか。 そこで実際に東京23区の外国人住民について調べてみた。 そこから見えてきたのは想像以上に多国籍化した東京の今だった。 9割超の国の人が集まる街 東京23区にはことし1月時点で約46万5000人の外国人住民が住んでいる。 これは日本に住む外国人の19%程度にあたる。 今回は東京都が公表している、各区に住む外国人を国籍別にまとめたデータを分析した。