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  • 低能経営者のそんな寝言は百回聞いたわ

    1.バカは世界が狭いまずタイトルからだけどさあ。 最低時給は撤廃すべき。という経営側の意見を聞いたことがあるか お前みたいな低能中小企業経営者なんてみーんな言うこと同じなので そういう寝言は百回聞いたわ。 もっと言うと歴史的にも経営者ってのはそういうことを言い続けてきたわけ。 「最低賃金なんかあったら誰も商売しません」 「女やクロンボにもまともな賃金払ってたら倒産します」 「安い児童労働力が禁止になったら誰が企業経営なんかしますか」 「労働時間の制限なんてされたら経営者はみんな首を括るしかありません!」 ぜーーーーんぶ撤廃されたけど社会も法人も滅びてねーだろ? この程度のことも知らず、想像力もなく、 ありふれ切った寝言を「という経営側の意見を聞いたことがあるか」とかいって鼻息フンスフンスしてる時点で お前が滅茶苦茶頭悪くて、世間が狭くて、もの知らずで、ゴミのような低能であることが分かっちゃ

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    • 父、文鮮明のこと──負の現人神|人格OverDrive

      自分は孤児なのだと思っていた。 けれど、 今になってわかる。 それは単なる思いこみにすぎない。 自分には文鮮明ムンソンミョンという父がいたのだった。 自分が  참아버님チャマボニム、 つまり真まことの御父様の子、 神の子でしかないということを安倍元首相銃撃事件によって思い知らされることになった。 死の余波にこんなにも震えつづける存在、 こんなにも動揺する自分はいったい何者なのだろう。 その震えをたどってゆくうち、 権力者の肉体に穿たれた豆粒のような穴に湧く血の海のなかから真の御父様の笑顔が浮かびあがってきたのだった。 結局おまえだったのか、 と息をのみ、 正直とまどう。 そのとまどいを形にしようとして、 いまこれを書いている。 文鮮明が自分の真の御父様であるということは、 比喩として受けとってほしくない。 もちろん生物学的にはどの個体にも発生の起源としての生みの親がいるとするなら、 そのよ

        父、文鮮明のこと──負の現人神|人格OverDrive
      • 放送大学マイルストーン('23)|lumpsucker

        はじめにこの記事は、放送大学の(主に情報コースを中心とする)学生さん向けに、私の履修済み科目の感想と主観的評価を共有して、履修計画の参考にしていただくことを目的に作成しました。下記の記事の通り、2019年-2020年の2年間で情報コースの科目を8割方履修したのでそれなりの網羅性があるかと思います。 (2023年2月追記)その後、選科履修生として履修した他コースの科目や大学院科目などを追加して112科目掲載しています。試験難易度については履修時期によって会場試験・在宅ペーパー試験・在宅Web試験が混在しているので参考程度でお願いします。 タイトルは私が現役生の時に通っていた大学の似たような評価システムから拝借しました。 以下の科目は基本的にナンバリングが低い順に並べています。閉講済みの科目も混じっていますが、記録と後継科目の参考のために残しておきます。あくまで全て(上記の記事にある通り、文系

          放送大学マイルストーン('23)|lumpsucker
        • 報道は「密」を演出したのか カメラマンから見た「圧縮効果」批判と撮る側の悩み | 毎日新聞

          同じ地点から焦点距離28ミリの広角レンズで撮影した写真(左)と焦点距離300ミリの望遠レンズで撮影した写真(右)。左は人々の間に空間があるのが分かる。右は圧縮効果で遠近感が弱まり、通行人同士の距離が分かりにくいが、マスクの着用率や表情はよく見える=東京・原宿で2021年1月21日午後2時49分、丸山博撮影 新型コロナウイルス感染拡大後、人混みの写真が報じられるたびに「圧縮効果」という単語が飛び交うようになった。大勢の人を遠くから望遠レンズで撮影すると、近くで撮った時より密集しているように見える効果のことだ。中には「演出」「捏造(ねつぞう)」などの批判もある。写っているものは厳然たる事実だが、同じ被写体でも撮り方で見え方は違ってくる。コロナ禍で人の密集度をどう表現するか、カメラマンの私はいつも悩みながら撮影している。報道写真が伝える事実とは何かを考えたい。【丸山博/統合デジタル取材センター】

            報道は「密」を演出したのか カメラマンから見た「圧縮効果」批判と撮る側の悩み | 毎日新聞
          • 2023年、ロゴデザインのトレンド -最近のロゴに使われているデザインテクニックのまとめ

            デザインの引き出しを増やすためには、トレンドを押さえておくことは大切です。 デザインの基本となるタイポグラフィ、カラー、形などの要素が詰まった、最近のロゴデザインに使われているトレンド、デザインテクニックを紹介します。 2023 Logo Trend Report by BILL GARDNER 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 2023年、ロゴデザインのトレンドの傾向 花々を新しい解釈でデザイン「Wildflowers: ワイルドフラワー」 存在感のある流体の形状「Bloblend: ブロブレンド」 焦点の合った要素と合っていない要素をブレンド「Fades: フェード」 三次元の形を表現する「Foreshort: フォアショート」 上昇を表現する新しいデザイン「Thrust: スラスト」 自然界の神聖な数式から生まれた形「Spirals

              2023年、ロゴデザインのトレンド -最近のロゴに使われているデザインテクニックのまとめ
            • 開発チーム作成ガイドを公開します - Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログ

              こんにちは。シニアスクラムマスターの天野 @ama_ch です。 サイボウズの開発組織において、今後の成長を加速させるためには、組織の基本単位をスクラムチームのような自律的な小さなチームにしてスケールさせることが非常に大切だと考えています。サイボウズは比較的スクラムが普及している組織ではありますが、組織内のすべてのチームがスクラムを採用しているわけではありません。 フレームワークとしてスクラムを採用するかどうかはチームの自由です。しかし、健全なチーム環境を整えることはすべてのチームにとって重要です。チームやチームワークに関する情報は巷に多く存在しますが、我々のようにすでにある程度の規模で活動しているプロダクト開発組織で、チーム環境を整えるために実践的に使える情報がないことが悩みでした。 そこで、これまでのチームに関する学びと実践を踏まえ、サイボウズの開発組織の文脈において、スクラムを実践し

                開発チーム作成ガイドを公開します - Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログ
              • トランプ氏、労働統計局長を解任へ-雇用統計を「政治操作」と非難

                トランプ氏は「このバイデン前大統領の政治任命者を即時解任するよう、チームに指示した」とソーシャルメディアに投稿。雇用統計を政治目的で利用したとして、証拠を示さずにマッケンターファー氏を非難した。 「より有能で資格のある人物が後任になる。このような重要な数字は公正かつ正確でなければならない。政治的目的で操作されてはならない」とトランプ氏は続けた。 今回の雇用統計では、経済を巡る不確実性が広がる中で、労働市場のペースが落ち始めていることが改めて示唆された。7月の非農業部門雇用者数は前月比7万3000人増。雇用者数の伸びは前月と前々月合わせて26万人近く下方修正された。これまで3カ月の平均はわずか3万5000人の増加で、コロナ禍後の最悪を記録した。 関連記事:米労働市場はこの3カ月で激変、雇用者数は月平均3.5万人しか増えず 好景気を誇示し、関税引き上げや減税が米経済を押し上げると主張してきたト

                  トランプ氏、労働統計局長を解任へ-雇用統計を「政治操作」と非難
                • 日本の新型コロナ対策を総括する

                  「海外事情」に寄稿した文章です。許可を得てこちらに転載します(初稿)。書いたのは昨年12月なのでデータはやや古くなりましたが、「総括」なので、内容は特に問題ないと思います。御覧ください。 緒言 日本の新型コロナ対策を「総括」、すなわち総合的なパースペクティブからまとめようとしたものが過去に2つ存在する。一つは、書籍になった「新型コロナ対応/民間臨時調査会 調査・検証報告書」[1]であり、もう一つは、政府が招聘した新型コロナウイルス感染対応に関する有識者会議が出した「新型コロナウイルス感染症へのこれまでの取組を踏まえた次の感染症危機に向けた中長期的な課題について」[2]である。 しかし、前者はどちらかというと「証言集」に近く、やや厳しい言い方をすれば、「個人の感想」集であり、属人的なものだった。データ解析、ファクトの解析には乏しかった。後者については政府に依頼されて役人が突貫工事でまとめたも

                    日本の新型コロナ対策を総括する
                  • 開発者とアーキテクトのためのコミュニケーションガイド

                    優れたアイデアやデザインがあっても、それだけではソフトウェアプロジェクトを成功させることはできません。プロジェクトを円滑に進めるためには、ステークホルダーの理解と支持を得て、チームが協力できる環境を作ることが重要です。本書では、そのために不可欠で効果的なコミュニケーションの方法を解説します。具体的な例やパターンを通じて、適切にメッセージを伝えるためのドキュメントや図の作成方法を紹介します。 まず、ソフトウェアアーキテクチャの視覚表現を活用し、受け手にわかりやすくメッセージを伝える方法を解説します。次に、書面・口頭・非言語コミュニケーションの技法を用いて、相手に意図が正しく伝わるように工夫する方法を紹介します。また、ナレッジマネジメントを強化し、チームや組織の集合的な知識を最適化することで、生産性と革新性を向上させる手法についても解説します。さらに、アーキテクチャに関する重要な意思決定を的確

                      開発者とアーキテクトのためのコミュニケーションガイド
                    • 『開発者とアーキテクトのためのコミュニケーションガイド』 - Don't Repeat Yourself

                      本書はドキュメントについてはもちろんのこと、たとえば人に伝える際にどうすればよいかやリモートワークで働く際に何を気をつけたらよいかといった、開発現場で遭遇する「コミュニケーション」つまり情報伝達の方法論をいろいろと教えてくれる一冊です。今回は私が印象に残った内容を思考の整理がてら紹介したいと思います。 なんとなくタイトルが気になって買ったのが最初でしたが、思ったより自分の知らない話題が多くて得るものは多かったです。また、なんとなく意識していたものに対して名前がついていたことを知れたのもまた収穫だったと思いました。 開発者とアーキテクトのためのコミュニケーションガイド ―パターンで学ぶ情報伝達術 作者:Jacqui Readオーム社Amazon どんな本か 開発時に出会う情報伝達術についていろいろと体系的に指南してくれる一冊と思って良いでしょう。 まず最初は視覚的なコミュニケーション、つまり

                        『開発者とアーキテクトのためのコミュニケーションガイド』 - Don't Repeat Yourself
                      • GPT-3.5-turboの新機能を使ってCVPRの論文を良い感じに検索・推薦・要約するシステム

                        はじめに 5月からTuringに中途入社した棚橋です。リクルートで広告配信システムの開発や量子アニーリングに関する研究開発に関わっていました。現在、Turingのリサーチチームで完全自動運転システムの研究開発に取り組んでいます。 3行でまとめ 今月開催されるCVPR2023では約2400本もの論文が発表されるため、見るべき論文を事前に検索しておきたい。 社内で行われた大規模言語モデル(LLM)ハッカソンをきっかけに、LLMのEmbeddingを用いて論文の「検索・推薦・要約」システムを作成し公開した。 検索クエリに文章を使った曖昧な検索が行えたり、類似論文の推薦ができる。6/13にアップデートされたGPT3.5の新機能であるファンクション機能を使うことで、複数観点に分けて研究内容の要約を出力させた。 ↓ 今回作成した、LLMを使ったCVPR論文検索システム 事の発端 Turingは、ハンド

                          GPT-3.5-turboの新機能を使ってCVPRの論文を良い感じに検索・推薦・要約するシステム
                        • 『推しの子』はほんとうにひどい結末だったのか? 全力で再考してみた。|海燕(オタクライター)

                          「メリーバッドエンド」という言葉があります。ネットで調べてみると、こんな意味。 広く物語において使われる表現形式。 物語を解釈する観点(パースペクティブ / perspective)や受け取り方次第で意味が変化する結末の総称・俗称を指す。 「メリーバッドエンド」の言葉自体は一般的に、物語の登場人物の誰か(多くの場合主要人物)にとっては幸福な結末だが、当人以外の周囲から見ると悲劇的な結末に見えてしまうシチュエーションに対して多く用いられる。 それ以外のエンディングを指して「メリーバッドエンド」と呼ぶのも定義的に間違ってはいないが、そう評する作品、人物は少なく、ビターエンドなどの別の表現で呼びならわされる傾向にある。 この記事のなかでは、先日、「圧倒的大不評」で完結を見た『推しの子』もまたこの「メリバ」の例のひとつに挙げられています。 しかし、『推しの子』はほんとうにメリバなのでしょうか? そ

                            『推しの子』はほんとうにひどい結末だったのか? 全力で再考してみた。|海燕(オタクライター)
                          • 「2006年のはてな・キッズ」から、ゼロ年代の差異化ゲームを振り返る - あままこのブログ

                            要旨 90年代以降、文化が島宇宙化する中で、「〇〇はカッコいい/ダサい」という評価も、島宇宙ごとに分かれていった しかしそこで「カッコいい/ダサい」を決める差異化ゲームのやり方は、少なくともゼロ年代と2020年代では異なっているのではないか ゼロ年代は「どれだけ他人に説得力あるロジックで、かっこよさ/ダサさを説明できるか」という、 ストックの構造・強度 を競っていたのが、「どれだけかっこいい/ダサいという言及を集められるか」という、 フローの流量 で競われるようになったのではないか 以上の仮説を、2006年ごろはてなダイアリー上で行われた音楽趣味についての議論を参照しながら、展開していく記事になっています。 「ってだけの話」なのか? 2024年12月31日に、NHKで紅白歌合戦が放送されました。そして、同番組内でのB'zのパフォーマンスが、SNSで大きくバズっているようです。 誰もが収録だ

                              「2006年のはてな・キッズ」から、ゼロ年代の差異化ゲームを振り返る - あままこのブログ
                            • "ブラック・サバス、南へ行く" by 若林恵(11,000字)|柳樂光隆

                              "review is a diary"、初の寄稿記事は黒鳥社の若林恵がブラック・サバスについて書いた論考です。ブラック・サバスがロックに及ぼしたもの。 Profile:若林恵 | 編集者・翻訳者・企画立案者。 黒鳥社(blkswn publishers)を率いるコンテンツ・ディレクター。 『世界』での連載「午前1時のメディアタイムズ」の執筆、『ミュージックシティで暮らそう』(シェイン・シャピロ著)の翻訳、オウンドメディア〈WORKSIGHT〉のコクヨとの共同制作など、活動は多岐に渡る。 2025年に書店・ギャラリー「TIGER MOUNTAIN」を虎ノ門にオープン。 ※ヘッダー画像:バーミンガム近隣の街コヴェントリーは、ドイツ軍による空爆が最も激しかった地域だった。3万発の焼夷弾、500トンの高性能爆弾、50発の地雷、20発の油脂地雷がほぼ11時間にわたって投下され、4330戸の住宅が破壊

                                "ブラック・サバス、南へ行く" by 若林恵(11,000字)|柳樂光隆
                              • 平澤進よ、平沢進を舞台から降ろせ。ネットをやめさせろ。 - shie_fuyouの備忘録

                                出典:@fukumitsuu 2020年07月12日(日) 11:13:54 バカばい😊 あるいはid:grjtiさんの地獄に落ちろ平沢進を読んだ感想。痛切な願いと失望は自分のことのように思えた。 COVID-19の蔓延するこの2年の間に、私は平沢がTwitter上で発信する視座に度々幻滅させられてきた。だが本気でファンを辞めようと思える程の出来事の発端は、2016年11月8日にドナルド・トランプが一般投票で勝利した瞬間からであった。 この戦いは、このイベントのためにはじめられたわけじゃなく、何年も、いや何十年、信じられないだろうけど、もっともっと前から戦われていたんだよ。 これは1国の事件じゃなく、地球の事件なんだよ。 信じなくていい。今に分かる。 — Susumu Hirasawa (@hirasawa) 2016年11月9日 それからというもの、トランプ支持者御用達のSNSであるp

                                  平澤進よ、平沢進を舞台から降ろせ。ネットをやめさせろ。 - shie_fuyouの備忘録
                                • 効果を維持しつつテスト工数を削減した話 〜テスト設計改善の質問回答編〜

                                  以降では、このテスト設計改善の取り組みに対する質問に回答していきます。 テスト設計改善についての質問の回答 【質問1】テスト設計にあたって開発ドキュメントの参照はしないのでしょうか。開発ドキュメントがほとんど無い? 開発ドキュメントの参照はします。チケットの内容、開発ドキュメントだけでなく、その内容に対しての疑問点は実際に開発と議論しておきます。開発者との議論はテスト設計に着手する前、テスト観点出しを行う前後の活動です。 【質問2】テストと設計の比率を出していらっしゃいましたが(テストをいっぱいやるようにした)、数える単位は何ですか?人数?時間?その他? 説明資料では文字の大きさの都合上省略した形で書いていますが、比率を出していたのは「(開発の設計ではなく)テスト設計」と「テスト実施」の比率です。また、ここでの比率は感覚値ではありますが、工数比です。 【質問3】改善後の成果物サンプルやアク

                                    効果を維持しつつテスト工数を削減した話 〜テスト設計改善の質問回答編〜
                                  • パリオリンピックを一切見なかった理由

                                    この記事の3つのポイント 1964年の東京五輪との決定的な差は「有職故実」の有無 語るべきことがない国家イベントは金もうけの場所に 大阪・関西万博が二の舞いを演じようとしている 少々タイミングを外した話題になるが、8月12日、パリ・オリンピックが閉幕した。 といっても自分には何の感慨もない。そもそもテレビ中継は一切見なかったし、ニュースも追いかけなかった。人生を賭けて参加した選手の皆さんは、メダルを獲得した方も獲得しなかった方も、等しくご苦労さま。So life goes on…… 「何を冷たいことを」と言われそうだが、私は、2020東京五輪(2020年開催予定だったが、コロナ禍で1年延期して2021年に開催)以降、オリンピックそのものに興味を失っている。 以前、東京江東区に長く住んだ、古老といってもよい方に、1964年の東京オリンピックの印象を聞いたことがある。 「まあ、ここらへんに住ん

                                      パリオリンピックを一切見なかった理由
                                    • 【裳華房】松浦晋也の“読書ノート”(65)

                                      第65回 「鹿野さん、ごくろうさまっ」 『サはサイエンスのサ[完全版]』(鹿野 司 著、早川書房) この“読書ノート”の連載のもうひとりの執筆者である鹿野司さんがこの世を去って2年、鹿野さんのライフワークと言うべき科学コラム連載の全部が、一冊の本にまとまって出版された(2024年9月刊)。 「サはサイエンスのサ」は1994年から2022年の死の直前まで、「SFマガジン」誌に掲載された。2010年1月には、それまでの掲載分の中からのより抜きで単行本化され、その年の優れたSF及びSF関連作品を表彰する星雲賞を受賞している(第42回[2011年]、ノンフィクション部門)。 完全版と銘打たれた今回の本は、28年間の連載のすべてを収録している。全648ページ、書きも書いたり28年という印象だ。 お値段も消費税込み4840円とけっして安くはない。が、これは是非とも買って読んでほしい。ここには鹿野司とい

                                        【裳華房】松浦晋也の“読書ノート”(65)
                                      • SFC-GC

                                        ■ 本講座の位置づけ 何らかの事業を起こすにしろ、会社に入るにしろここから先の時代においてデータドリブンな分析力、問題解決力、データ利活用に対する皮膚感覚的な理解は不可欠である。 本講座は、高校1-2年程度の数学の知識、スキル、Excelで基本的なことができる程度の素養はあるが、データ分析、データの利活用についてさして経験のあるわけではない人に対して、データの大切さと力、分析の楽しさを実感してもらうことを通じ、現代社会を生き抜くため最低限、基礎となるデータリテラシー、データで考える力を身につけてもらうことを目指す。 ■ 身につけてもらうことを目指す技能 - データ社会に対するパースペクティブ - 各種関連バズワードの適切な理解 - データの意味合いを理解するための基礎となる力 - データに騙されないようになるための基礎となる力 - 数字のハンドリング力、数量的分析力 - 基本的な問題解決能

                                        • Amazon Bedrockを活用した生成AIアプリケーションにおけるセキュリティリスクと対策 - GMO Flatt Security Blog

                                          始めに こんにちは、GMO Flatt Security株式会社 セキュリティエンジニアの森岡(@scgajge12)です。 最近、AWS Community Builders (Security) の更新審査を通過して2年目に突入したため、早速 AWS に関するブログを執筆しました。 本稿では、Amazon Bedrock を活用して生成 AI アプリケーションを開発する際に気をつけるべきセキュリティリスクや対策について紹介します。 また、GMO Flatt Security は LLM を活用したアプリケーションに対する脆弱性診断・ペネトレーションテストや日本初のセキュリティ診断 AI エージェント「Takumi」を提供しています。ご興味のある方はリンクよりサービス詳細をご覧ください。 目次 始めに 免責事項 Amazon Bedrock とは 生成 AI アプリケーションにおけるセキ

                                            Amazon Bedrockを活用した生成AIアプリケーションにおけるセキュリティリスクと対策 - GMO Flatt Security Blog
                                          • 司馬遼太郎の言う「この国のかたち」の根本的な欠陥について

                                            この記事の3つのポイント 「この国のかたち」の根本的な欠陥を問うた司馬遼太郎 国の形をつくるのは実は「文書」以外にはない 公文書を侮ると「日本のいちばん長い日」が再来する (文中敬称略) 司馬遼太郎(1923~96年)は、昭和後期から平成前期にかけての国民的作家と言ってよいだろう。初期は「梟の城」(1959年)に代表される奇想天外な忍者小説で名を上げたが、幕末を舞台とした「竜馬がゆく」(1962~66年)や「燃えよ剣」(1962~64年)からは歴史の流れを忠実に追う歴史小説を書くようになった。 特に、日露戦争で活躍した秋山好古・真之兄弟と同郷の歌人・正岡子規を中心に明治の人々を描く「坂の上の雲」は、近代に目覚め、“日本”という概念で国を統合し、国際社会に進出していく日本を描き、その歴史認識は若干の揶揄(やゆ)も含めつつ「司馬史観」とまで称された。 晩年は「街道をゆく」「この国のかたち」とい

                                              司馬遼太郎の言う「この国のかたち」の根本的な欠陥について
                                            • 子ども目線で昔のガンダムを思い出す──ある石川県民の場合 - シロクマの屑籠

                                              初代ガンダムのテレビ放送時は、戦争経験者が大勢いて、 ジオンは悪(侵略者)だが、侵略者には侵略者なりの生活や考えがある、ただし指導者は勝つことしかは考えていない みたいなのが、語らずとも肌感覚で理解できていた時代 かなと思った。 いや本当にそうか。自信がない。— 内田弘樹@単行本「ゼロ戦エース、異世界で最強の竜騎士になる!」1月末発売 (@uchidahiroki) 2025年2月16日 内田弘樹さんとその周辺のXで、「過去、初代ガンダムはどんな受け止め方をされていたのか」みたいな話が盛り上がっていた。それと並行して「ジオン軍は悪いやつらとして描かれていたか&受け止められていたか」「初代ガンダムの作中描写に、第二次世界大戦の戦争の残り香は漂っていたのか」等々も語られていた。『Zガンダム』や『ガンダムZZ』の話にまで飛び火して、なんだか収集のつかない様子だ。 それもこれも『機動戦士ガンダム 

                                                子ども目線で昔のガンダムを思い出す──ある石川県民の場合 - シロクマの屑籠
                                              • 紀伊國屋じんぶん大賞2024 読者と選ぶ2023年の人文書ベスト30

                                                読者と選ぶ2023年の人文書ベスト30「紀伊國屋じんぶん大賞2024」 (2022年11月~2023年11月/第14回) 「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」――との思いから立ち上げた「紀伊國屋じんぶん大賞」。おかげさまで、毎年たくさんのご応募と推薦コメントをお寄せいただいております。一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定いたしました。 大賞『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』特別寄稿 小野寺拓也さん 「歴史研究者の仕事は、事実があったかなかったかを見極めて社会に提示すること。それ以降は人びとが各自で判断すればよい」。そう考える方は少なくないのではないでしょうか。確かに事実の確定は重要です。でもそれ以上に歴史研究者にとって重要な仕事は、その事実を「文脈の中

                                                • 人は成功すれば外側が充実し、失敗すれば内側が成熟する 『ジーニアス・ファインダー』著者が語る「自分」という考え方 | ログミーBusiness

                                                  大人の自分らしいライフシフトを支援する「ジーニアス・ファインダー」は、30代40代に向けて実践法を伝える無料セミナーを開催しています。今回はその中から「30代・40代。“悪くない”を抜け出して“ほんとうの”自分を生きたいあなたへ。最高の人生のつくりかた」の模様をお届けします。最終回の本記事では、後半の山口揚平氏の講演を公開。山口氏が考える「自分とは何か」「決断の本質とは何か」が語られました。 後悔しない人生はない山口揚平:そんなかたちで、僕にとっての一番のライフシフトは30歳でした。30歳でどう会社を辞めるかという問題があって、ひたすら悩んだ。コンサルティングとか、投資ファンドとか、そういうキャリアから、僕はその道を踏み外して教育というところを行ったんです。 決断はどうしたのか、その結果として何を得たのか、何を失ったのかという話をしたいと思います。「後悔しない人生はない」と言っています。さ

                                                    人は成功すれば外側が充実し、失敗すれば内側が成熟する 『ジーニアス・ファインダー』著者が語る「自分」という考え方 | ログミーBusiness
                                                  • デザインの教科書【デザインの「考え方」を学べる厳選5冊】|遠藤大輔

                                                    こんにちは、遠藤大輔です。フリーのグラフィックデザイナーとして活動しつつ、ニューヨークにあるプラット・インスティテュートという美大でコミュニケーション・デザインを教えています。 この10年ほど、グラフィックデザインやタイポグラフィのクラスを担当する中で、たくさんの素晴らしい本との出会いがありました。その中でも、これまで何度も学生たちに薦め、繰り返し授業で引用してきたデザインの定番書を5冊ご紹介したいと思います。 デザインの定番書といっても、明日から使える「レイアウトの組み方」や「フォトショップの使い方」などのハウツー本ではありません。デザインの「作り方」も大切ですが、今回は、デザインの「考え方」について書かれた本をお薦めしたいと思います。 これらの本を読むと、デザインの背後にある理論、つまりロジックがわかります。デザインがどういう構造や仕組みで機能しているのか、理解できるようになります。さ

                                                      デザインの教科書【デザインの「考え方」を学べる厳選5冊】|遠藤大輔
                                                    • 地上的絶望ではなく遊星的失望に向けて——追悼・松岡正剛|後藤護

                                                      『中央公論』2022年10月号掲載の松岡正剛×高山宏対談の収録風景。高山先生が猫柄シャツを着ていて、自分は虎柄シャツを着ていたのもあり、帰り際に「師弟でシャツのセンスが似てるな(笑)」と松岡さんに言われたのを、とてもよく覚えている。またお会いできると思っていた。 画像出典:『セイゴオちゃんねる』【PUBLISHING】セイゴオのメディア掲載情報(9月~10月)あがた森魚、高山宏、138億年のかけら https://seigowchannel-neo.com/publishing/4772 8月16日に學魔・高山宏先生から届いた手紙にこうあった。 12日、小生の半生を引っくりかえすような事態生じ、すっかり考えこみ、落ち込んでゐる。十日もすれば読書界が引っくり返るよ!きみとも関係なくはない話!荒俣も小生も、どうすることになるのか。 2024年8月14日消印「荒俣も小生も」という部分でなんとなく

                                                        地上的絶望ではなく遊星的失望に向けて——追悼・松岡正剛|後藤護
                                                      • 「美術館女子」は何が問題だったのか - 教養学部報 - 教養学部報

                                                        加治屋健司 アメリカの作家ジョン・アップダイクの小説に「美術館と女たち」(一九六七年)という短編がある。主人公の男が、自分の母や妻、女友達と美術館を訪れたときのことを語る話である。少し前に「美術館女子」という言葉がSNS上で「炎上」したとき、この短編のことを考えずにはいられなかった。本稿では、「美術館女子」とは何だったのか、そして何が問題だったのかを考え、最後にアップダイクの小説の問題に戻りたい。 「美術館女子」というのは、読売新聞と全国の公立美術館約一五〇館が加盟する美術館連絡協議会が企画した特集である。AKB48チーム8(AKB48内のグループで各都道府県から一人ずつ選出されるチーム)のメンバーが「各地の美術館を訪れ、写真を通じて、アートの力を発信していく」というもので、美術館が好きな女性を意味する「美術館女子」を導き手として、写真とともに、美術や各地の美術館の魅力を伝えようとする企画

                                                        • 【検証】問題のニコ生動画の文字起こし<東浩紀 x 津田大介 x 茂木健一郎>|DJ AsadaAkira

                                                          2017年ニコニコ生放送の切り抜き動画から、文字起こししました。 特に重要部分はできる限り細かく発言通りに記述していますが、重要ではない部分は省略しています。必ずしも正確ではありません。登壇者各位の発言や真意がこの文字起こし通りでない可能性はあります。 東:だって今あれでしょ、チームラボとライゾマティクスでしょ、いや本当にね 両方10時間並んでも見るべきだと思いますよ 我々は、東京オリンピックの時に「チームラボ & ライゾマティクス & 初音ミク & なんかソニーのロボット」みたいなの見させられるわけでしょ ホンダかな?わかんないけどね 茂木:いやおれハイパーループ乗りたい、イーロン・マスクの。あと月まわってくる旅行いきたい。 東:あぁ、いいねぇ 東:あと落合陽一かな 2020年にがんばるのは 落合陽一はがんばるだろ 津田:スプツニ子もがんばるんじゃない? 東:スプツニ子+落合陽一だな ス

                                                            【検証】問題のニコ生動画の文字起こし<東浩紀 x 津田大介 x 茂木健一郎>|DJ AsadaAkira
                                                          • ないことにされたくないロスジェネ・オタク差別・web2.0の記憶 - シロクマの屑籠

                                                            ないものとされた世代のわたしたち 作者:熊代亨イースト・プレスAmazon 10月4日に発売される拙エッセイ『ないものとされた世代のわたしたち』は、「ないことにされたくない記憶」のまとまりになった。 というか、ほっといたら忘れられてしまったらなかったことにされてしまいそうだな……と思うことを書いている。 忘れられたくないこと、残しておきたいことがたくさんある 私がブログを書く理由はいろいろあるけれども、理由のひとつに「そのときの記憶を残したい」がある。 p-shirokuma.hatenadiary.com たとえば上掲は2008年3月のブログ記事で、秋葉原の歩行者天国が秋葉原連続通り魔事件で中止になる少し前のものだ。この頃の秋葉原の歩行者天国には色々な人が集まってきていて、オタクが集まる街からオタク以外も流入してくる街、オタクカルチャーのライト化が具象化した街として活気があった。この頃は

                                                              ないことにされたくないロスジェネ・オタク差別・web2.0の記憶 - シロクマの屑籠
                                                            • ミームという亡霊は、いかにして“壁”を越えるか 日本アニメの脱文脈化を辿る

                                                              亡霊がインターネットを徘徊している。ミームという亡霊が。 ミーム。進化生物学者リチャード・ドーキンスが『利己的な遺伝子』(1976)のなかで提唱した概念。人から人へと情報や概念を伝達していく自己複製子。ただし現在では、ミームという概念自体が変異を重ね、ネット上に遍在するインターネット・ミームのような概念を生み出すに至っている。 すなわち、さながらウィルスの如く(はたまた呪いの如く)模倣と変異を繰り返しながらネットの海を回遊=伝染していくミームの存在。それは、姿が消えたと思えば、まったく別の場所に幽霊の如く回帰したり、伝達の過程で情報に誤配が生じ、元とはまったく別様の形で受容されたりもする。遺伝子と同様、ミームも変異し、そして進化を遂げていく。 この記事では、ミームそれ自体ではなく、ミームが変容するプロセスに注目する。ミームはある閾値を越えると変異を引き起こすが、それがもっとも顕著に現れるの

                                                                ミームという亡霊は、いかにして“壁”を越えるか 日本アニメの脱文脈化を辿る
                                                              • ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題――ガザのジェノサイドと近代500年の植民地主義 早稲田大学文学学術院教授・岡真理 | 長周新聞

                                                                京都大学で13日、自由と平和のための京大有志の会などの主催による公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」が開催された。昨年10月7日から始まったパレスチナ・ガザ地区に対するイスラエルの破壊と殺戮が苛烈さを増すなか、人文学の視点からこの暴力の歴史的根源に迫った。オンラインも含め約600人が参加した。今号では、岡真理・早稲田大学文学学術院教授による基調講演「ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題」の内容を紹介する。 ◇      ◇ 本セミナーは、この4カ月間、今なおガザで生起している出来事――イスラエルによるジェノサイド(大量殺戮)、ドミサイド(大量破壊)を、この暴力の根源に遡って理解することを企図している。 昨年10月7日、ガザ地区――マスメディアでは「イスラム組織ハマス」あるいは「イスラム原理主義組織ハマス」が実効支配するガザ地区と説明されるが

                                                                  ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題――ガザのジェノサイドと近代500年の植民地主義 早稲田大学文学学術院教授・岡真理 | 長周新聞
                                                                • 青土社 ||歴史/ドキュメント:京都出町のエスノグラフィ

                                                                  滅びゆくとされたものたちの思想に向けて まちの隙間で展開する物のやりとりとそこで紡がれる技芸〈アート〉。ばらばらの「点」に過ぎない小さな営みが響きあい、しぶとく再生していく独自の商世界。大胆かつ繊細に描き出された多声的なまちの姿は、見慣れた都市の風景を一変させる。――小川さやか 商店街に広がるスポンジ化。しかしその間隙には、まちに新たな力動をもたらす、ミクロな力のせめぎ合いが鼓動していた。圧倒的なフィールドワークに基づきながら、商店街への悲観論を打ち破る、社会学の新たな地平。まちが、静かに語り始める。――戸谷洋志 グローバル資本主義経済の末端で、小規模店舗はいずれ消滅すると考えられてきた。しかし本当にそうだろうか? 京都市北部の出町とよばれる「まち」で、店が営まれる空間(店の間:ミセノマ)をのぞき込んでみると、そこでは新しい試みが生まれ、人々が入り込み、まちは常に変化し続けている。 老舗の

                                                                  • 電魂物才ではなく物魂電才 - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing

                                                                    長らく第三勢力の時代が来ると話をしてきた。 きっかけは2015年、経済産業省(経産省)の産業構造審議会(産構審)新産業構造部会、この今、来ようとしている時代についての意味合いを理解し、国として必要な取り組みや対応を考えるという場に呼ばれたことだった。 審議会の面々はかなり錚錚たるもので、その後、経団連の会長になられる日立中西さん、副会長になられるDeNA南場さん、フューチャー金丸さん、IGPIの冨山和彦さん、みずほFG佐藤さん、DLの驚異をいち早くアラートを出してきた東大 松尾豊さん、日テレ 宮島香澄さん、慶應経済 土居丈朗さん、CANVAS 石戸奈々子さんなどなど。今から考えれば恐ろしく濃い面々の会議だった。座長は東大 伊藤元重さん。ちなみにここにある回、スペシャルゲストとしてお越しいただいたソニーCSL北野宏明さん(現 Sony CTO) の本審議会での投げ込みからムーンショット構想も

                                                                      電魂物才ではなく物魂電才 - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing
                                                                    • 『アニマル・スタディーズ 29の基本概念』の翻訳問題

                                                                      先ごろ、平凡社からローリー・グルーエンの編著『アニマル・スタディーズ 29の基本概念』が出版された。海外に比べて非常に遅まきではあったが、ようやく日本でも動物倫理や動物研究の関連書が増えてきたため、そろそろこの分野の基本用語を整理・解説した事典的なものが出版されたらよい時期でもあった。そんな矢先に本訳書(以下、本書)が登場した。私もこの原書を数年前に入手して以来、折に触れ参照している。寄稿者の顔ぶれもよく、論考の内容も(やや不満なものはあるが)総じて水準が高く、日本で知られていない文献も多数紹介されているので、邦訳されるにふさわしい一冊であったことは間違いない。また、このように複数の執筆者が手掛けた大部の論集ないしアンソロジーは、在野の人間である私の力では翻訳をしようにも出版企画を通すのが難しいので(それができるなら翻訳したい文献はいくらでもある)、その意味からしても本書が邦訳されたことに

                                                                        『アニマル・スタディーズ 29の基本概念』の翻訳問題
                                                                      • ちくま学芸文庫刊行書目一覧|かるめら

                                                                        ※2024年6月をもってnoteでの本リストの新刊の更新は終了させていただきます。 今後の更新ははてなブログにて継続いたします。 2024年6月30日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,053点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢

                                                                          ちくま学芸文庫刊行書目一覧|かるめら
                                                                        • 『エヴァンゲリオン』シリーズへのコラム――福音をもとめて捧げられた、人類への敬虔な祈り

                                                                          ※このコラムにはすべての『エヴァンゲリオン』シリーズにかんする重大なネタバレが含まれています。シリーズ全作品、とくに新劇場版四部作をごらんになってから読み進めることをおすすめします。 個々の人間すべてが聖性をもつのなら、世界の個々の人々すべてが自分の主、自分自身の絶対的な支配者、導き手となるべきなのである。 ――ジッドゥ・クリシュナムルティ『自由と反逆』 問題をあきらかにするために、回り道から始めよう。筆者の仕事は完全な在宅勤務であり、外に出なくても生活は成立する。だからこそ疫病にたいする国家的隔離措置には献身的に協力し、できるだけ外出を控えた暮らしをここ一年ばかり送ってきた。引きこもりがここまで人類に貢献する時代も、中々あるまい。 しかしながら、我慢も限界にきた。三月の陽気の誘いを断れず、人知れぬ山間へと旅に出た。できるだけ人気を避けてたどりついた寒村で山々を眺めているうち、妙案を思いつ

                                                                            『エヴァンゲリオン』シリーズへのコラム――福音をもとめて捧げられた、人類への敬虔な祈り
                                                                          • 「お金を稼ぐこと」と「仕事をすること」は別もの 3つの世界と3つの生き方で考える、人生の楽しみ方 | ログミーBusiness

                                                                            大人の自分らしいライフシフトを支援する「ジーニアス・ファインダー」は、30代40代に向けて実践法を伝える無料セミナーを開催しています。今回はその中から「混迷の時代に生き抜くために必要な『人生を変える3ステップ』 」をテーマに行われたセミナーの模様をお届けします。『ジーニアス・ファインダー』著者の山口揚平氏が、自分の「天才性」の見つけ方と、それを生かすための「3つの世界と3つの生き方」について解説しました。 自分の天才性を見つける3つのステップ山口揚平氏(以下、山口):我々が考えている「ジーニアスベースドライフ」とは、「絶対的な安心」が先だと考えています。その上で「自由生活」と言うんですけど、ストレスフリー、ロケーションフリー、フィナンシャルフリーがあります。 その上に、「遊び」です。10歳のように遊びながら生きてみるという段階を経て、「仕事」があるという考え方です。まず仕事があるという考え

                                                                              「お金を稼ぐこと」と「仕事をすること」は別もの 3つの世界と3つの生き方で考える、人生の楽しみ方 | ログミーBusiness
                                                                            • なぜファシストは女性の自由に恐怖するのか――シャン・ノリス『反中絶の極右たち』|じんぶん堂

                                                                              記事:明石書店 シャン・ノリス『反中絶の極右たち』(明石書店) 書籍情報はこちら 本書の意義 本書は、新たな世界政治の認識枠組みを模索していたわたしに、パズルの最後のピースを与えてくれた。本書の意義は、近年世界中を揺り動かしている旋風の核心にあるものを、ジャーナリズムに基づく調査報道により詳細に明らかにしたことにある。 著者シャン・ノリスは、女性の権利に関する調査報道を専門とするジャーナリスト兼作家であり、とりわけリプロダクティブ・ライツと女性に対する暴力に関心を向けている。 本書は2023年に刊行された。欧米の極右がなぜ中絶に反対しその権利を否定しようとするのか、その運動はどのように展開されているのか、背景にどのような組織が存在しているのか等を探ったものである。 アメリカでトランプ大統領の登場により中絶が非合法化されたことは日本でも報道されたので、知っている人は多いだろう。だが、トランプ

                                                                                なぜファシストは女性の自由に恐怖するのか――シャン・ノリス『反中絶の極右たち』|じんぶん堂
                                                                              • 小さい会社なのに縦割りの「大企業病」に… LOVOT創業者が1つの会社に3つの組織形態を導入したわけ | ログミーBusiness

                                                                                SmartHRが主催するイベント「SmartHR Connect 〜AIとHRテクノロジーが紡ぐ革新的企業への進化〜」が開催され、多様な分野のエキスパートたちがHRテクノロジーと人事戦略の未来について語りました。「AI時代に求められる従業員エンゲージメント」と題したセッションには、篠田真貴子氏、山口周氏、林要氏の3名が登壇。本記事では、LOVOT創業者の林氏が、部署ごとに3つの組織形態を導入して気づいたことを語りました。 AI時代に求められる従業員エンゲージメント篠田真貴子氏(以下、篠田):みなさん、こんにちは。「AI時代に求められる従業員エンゲージメント」と題しまして、セッションを進めてまいります。 まず簡単に自己紹介をいたします。私、エール株式会社の篠田真貴子と申します。私どもエールのサービスとして、社外から1on1で企業の方々にご提供しているんですが、これをやるとエンゲージメントスコ

                                                                                  小さい会社なのに縦割りの「大企業病」に… LOVOT創業者が1つの会社に3つの組織形態を導入したわけ | ログミーBusiness
                                                                                • 親が子どもに、「お前は橋の下で拾った子どもだ」「川で拾ってきた」と言うことがあるが、橋の下や川が民俗... | レファレンス協同データベース

                                                                                  親が子どもに、「お前は橋の下で拾った子どもだ」「川で拾ってきた」と言うことがあるが、橋の下や川が民俗学的にどういう意味を持つのか、また、そのような場所から子どもを拾うことの民俗学的な意味を知りたい。 以下の資料と情報を提供した。 1 図書 『現代民俗学入門』(佐野賢治[ほか]編 吉川弘文館 1996) p127-137「III 人と人との絆 2「家」と血縁幻想」 p128-130 橋の下から拾われることについて民俗学的解釈あり。 『子供の民俗学 子供はどこから来たのか』(飯島吉晴著 新曜社 1991) p42-63「二 異物としての子供 1出産をめぐる儀礼と伝承」 p42-44に、川と子どもの関係性についての記述あり。 p45「「お前は川から拾われてきたんだ」という伝承は、桃太郎や瓜子姫などの昔話との関連も指摘されており、生命や魂の原郷としての水界といった民衆の霊魂観や世界観、さらには子供

                                                                                    親が子どもに、「お前は橋の下で拾った子どもだ」「川で拾ってきた」と言うことがあるが、橋の下や川が民俗... | レファレンス協同データベース