将棋の藤井聡太王位(22)が今月9日、静岡県牧之原市を訪問した際、市内の旧家で今春見つかった200年以上前の詰将棋(つめしょうぎ)が披露されました。藤井王位が一目で解いてみせたこの詰将棋に、解答とは別の謎が秘められていたことが、その後の調べで分かりました。愛好家が「約20年ぶりの大発見」と興奮し、藤井王位も「気づかなかった」と驚いた、図面に隠された秘密とは―。東京新聞連載「バン記者・樋口薫の棋界見て歩き」の「盤外編」としてお伝えします。(樋口薫)
囲碁の第48期新人王戦を制した上野愛咲美女流名人(22)と、将棋の第54期新人王戦を制した上野裕寿(ひろとし)四段(20)の、世にも珍しい「ダブル上野新人王」表彰式が13日、東京都港区「明治記念館」で行われた。 上野愛は女流棋士として初めて新人王に輝いた。若手限定の「広島アルミ杯・若鯉戦」では一昨年、昨年と連覇。一昨年の新人王戦は準優勝と、男性棋士に負けないだけの実力を持ち合わせている。 上野裕はプロ棋士養成機関「奨励会」三段リーグの開催中に参加。今年10月1日付で四段(プロ)になった。プロになってわずか3局で新人王戦という公式戦で初優勝のスピード記録を達成した。 どちらもなかなかお目にかかれない記録での新人王となった。日本棋院理事長の小林覚九段(64)は、「ご両家の皆さま、おめでとうございます」といきなりあいさつし、会場の笑いを誘っていた。
将棋の羽生善治九段(53)が27日、X(旧ツイッター)を更新し、「第1回達人戦立川立飛杯」についてつぶやいた。 「先日行われた達人戦立川立飛杯にはたくさんの皆さまにお越し頂き誠にありがとうございました。 23日のプレイベント(昼食会、縁台将棋、ぐるぐる将棋、前夜祭)から24日、25日の本戦対局までかなり盛りだくさんの3日間でした。会場となりました立川ステージガーデンはアリーナ型の会場で公開対局に適した素晴らしい場所でした。幸いにも優勝することが出来て嬉しく思います。 表彰式であれほど笑い声があったのは自分にとっても初めての事でした。 とてもありがとうございました」とした。 50歳以上の棋士54人による勝ち抜き戦として初めて創設された公式戦で、6月の日本将棋連盟会長就任後、公式戦で初めて優勝して「初代達人」となった羽生九段は、表彰式で羽生会長から表彰状を受けるというコントのような一人二役を演
写真のように、本人の氏名、段位ごとの文章、発行年月日は毛筆による手書きで、日本将棋連盟の会長(羽生善治)、名人、竜王(いずれも藤井聡太)の署名は自筆である。手すき和紙の大高檀紙に書かれた免状は気品と風格が溢れていて、取得者にはよい記念として珍重されている。 将棋の免状の文章は、将棋を愛好した作家の瀧井孝作が1950年代の頃に将棋連盟から依頼され、熟慮と推敲を重ねて格調の高い文章を、初段から九段までそれぞれ撰文した。 初段の免状の文章は、「夙ニ将棋ニ 丹念ニシテ 研鑽怠ラス 進歩顕著ナルヲ認メ 茲ニ初段ヲ允許ス」。 その意味は、日頃から将棋に真心を込め、研究を怠らないで進歩が著しいことを認め、ここに初段を許可する。 二段から四段までの免状の文章は、四段落で「進境顕著ナルヲ」「上達明ラカナルヲ」「練達ニ長ケタルヲ」など、文言が少し異なる。 プロとアマの免状では、違いが2点ある プロ棋士も昇段す
1:名無しさん@おーぷん: 2015/09/12(土)22:31:12 ID:WEq 生涯のうちタイトルを1つでも獲得できれば超一流の将棋界で、 93期もタイトルを持っているのはおかしい、数え間違えてるんじゃないか と思ったので、デビューから1年ずつ振り返ってみることにしました。 ( )の中の値はその年のタイトル獲得数/通算タイトル数 です。 事実上の1年目である、1986年からスタートします。 1986年(16歳) タイトル:なし (0/0) 年度成績:40勝14敗 .7404 事実上の1年目ながらも、 40勝14敗で最高勝率・新人王を獲得し、周囲を大いに驚かせた。 2:名無しさん@おーぷん: 2015/09/12(土)22:33:35 ID:r6b おっー、やった 19:名無しさん@おーぷん: 2015/09/12(土)23:13:02 ID:WJo >>2 もう、どうとでもしてくれっ
2022年12月23日、里見香奈女流王座-加藤桃子女流三段の第12期リコー杯女流王座戦五番勝負最終局は、凄まじい戦いだった。 里見が駒損して不利で迎えた終盤戦、加藤が4筋中央に金2枚の柱を作って制空権を握れば、里見も負けじと自陣に桂を連打し攻め駒を追い出す。タテに金桂が2枚ずつ並ぶ見たことのない形に、立ち会いの神谷広志八段が「目がチカチカするな」とつぶやくと、新聞解説の菅井竜也八段は「いいじゃないですか」と笑みを浮かべたそうだ。やがて里見が打った守りの桂の1枚が跳躍して敵陣へ牙を剥き、ついに逆転。 だが両者1分将棋のなか形勢はその後も揺れ動く。互いに気力を振り絞って戦い、いよいよ大詰め、里見は加藤の玉頭に金を捨てた。そしてもう一枚の桂が跳ね出して王手。この桂がさらに敵陣に成り込み、加藤玉を仕留めた。総手数199手! 2022年のタイトル戦を締めくくるにふさわしい名局だった。
日本将棋連盟は7日、女流棋士の強豪、甲斐智美女流五段(39)が一身上の都合により、今期限りで現役引退すると発表した。甲斐女流五段は4月に開幕するマイナビ女子オープン五番勝負の挑戦者。第34期女流王位戦(本紙主催)の挑戦者決定戦(17日)にも進んでいる。現在参加中の棋戦は対局を継続する。 甲斐女流五段は石川県七尾市生まれ、神奈川県育ち。観戦記者の父親の影響で将棋を始めた。中原誠十六世名人門下で1997年、女流棋士デビュー。98年に休場して棋士育成機関「奨励会」に入り、1級で退会。女流棋士復帰後の10年に初タイトルの女王、続いて女流王位を獲得した。女流王位を計4期保持するなど活躍を続け、通算タイトル獲得数は7期。
羽生九段 王将戦タイ勝から一夜…「寝起き姿」披露だピョン 侍ジャパンに「頑張ってほしい」
藤井聡太五冠と羽生善治九段という、将棋ファンならずとも名前を知る天才棋士同士のタイトル戦が1月8日から開幕する。この歴史的一戦を見届けたい将棋初心者に向けて、『将棋フォーカス』(NHK)でMCを務めるほか自身のYouTubeチャンネルで将棋普及に力を入れる山口恵梨子女流二段に、注目ポイントや普段の2人のエピソードを聞いた。 【写真5点】“攻める大和撫子”山口女流二段 ──昨今「観る将」という将棋の楽しみ方もありますが、初心者の人がプロ棋士の対局を見る際、観戦のポイントなどはありますか。 山口 昔の将棋のテレビ番組ではどっちが勝っているか、ぱっと見では分からなかったじゃないですか。でも今はAIの進化により、画面に評価値が出るので、形勢が分かりやすくなったと思います。例外はありますが、プロ同士の対局だと70対30になると、ほとんど70の方が勝ちます。自分の応援している棋士の数字を見るだけでも楽
藤井聡太王将(20)に羽生善治九段(52)が挑む第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)が8日、静岡県掛川市で開幕する。“令和の王者”藤井王将と“平成の王者”羽生九段が初めてタイトル戦で勝負する歴史的な一戦。開幕を前に、羽生九段が意気込みや藤井王将の印象を語った。【聞き手・丸山進】 王将戦の開幕を前に藤井王将や羽生九段、両者にゆかりのある棋士に意気込みや展望を聞きました。 藤井聡太王将、初防衛に向け「昨年とは違った景色を見たい」 七番勝負を森内俊之九段が展望 「羽生九段は最新型研究している」 “藤井キラー”深浦康市九段が考える「王将に勝つ方法」 (有料会員に登録いただければすべてをお読みいただけます) お祝いのメッセージに「ちょっと複雑」 挑戦が決まって、お祝いのメッセージをた
藤井聡太五冠が活躍し、注目が広がっている「将棋」の世界。しかし、実は現役のプロ棋士は全員が男性だ。女性には女流棋士という枠組みがあるが、なぜ将棋は男性ばかりなのか。それを読み解くヒントが「囲碁」にあった。 「囲碁界では男女拮抗…」プロ棋士編入試験に不合格となった里見女流五冠 この記事の画像(35枚) 2022年10月13日に行われた、里見香奈女流五冠のプロ棋士編入試験。 棋士になったばかりの若手5人が試験官となり、3勝すればプロになれるが、結果は3連敗で不合格。初の女性棋士の誕生とはならなかった。 里見香奈女流五冠: 今の自分の実力だと思うので、また勉強して頑張りたいと思います 将棋界のプロ棋士は、本来男女の区別はないものの、現役の棋士171人はすべて男性。女性には「女流棋士」という別の枠が設けられている。 里見女流五冠は試験への挑戦を決めた際、「囲碁の世界」について触れていた。 里見香奈
囲碁将棋チャンネル 第72期ALSOK杯王将戦七番勝負 (主催:毎日新聞社/スポーツニッポン新聞社/日本将棋連盟、特別協賛:ALSOK、協賛:囲碁・将棋チャンネル/立飛ホールディングス/inゼリー)の生配信が決定しました。 「ABEMA PPV ONLINE LIVE」では、このドリームマッチともいえる対局を「囲碁将棋チャンネル」の配信でそのままお楽しみいただけます。『王将戦』は、王将と全棋士で行われたリーグ戦を勝ち抜いたリーグ優勝者が、例年1月から3月にかけて七番勝負を行うものです。第72期となる2023年の対局では、藤井聡太王将と羽生善治九段による初のタイトル戦での対局が実現し、通算獲得タイトル100期をかけた羽生九段が、藤井王将に挑みます。ぜひお楽しみください。 ※このコンテンツは「ABEMA PPV ONLINE LIVE(アベマ ペイパービュー オンライン ライブ)」です。ABE
「翌日に公式戦の日本シリーズ(JT杯)広島大会があり、私は解説の仕事で広島入りしていました。この日は恒例のこども将棋大会が開かれ、私は審判長として会場に詰めていたのです」 小学生以下の将棋大会としては全国最大規模で知られる「テーブルマークこども大会」。会場を回っていた森九段は、男の子で埋め尽くされた会場で、小さな女の子がひとり将棋盤に向かっているのを目にとめた。 「彼女は歯を食いしばって泣かない。その表情が非常に印象に残りました」 「指し手を見ていたのですが、かなり強い。当時でアマチュア2級くらいはありましたね。地方の女の子でそこまで上達しているのは珍しい。1手指すごとにちらっと相手をにらむんですね。羽生さんにちょっと似ているなと思いました」 この日、ベスト4まで勝ち進んだ少女の名前は「里見香奈」といった。当時10歳、小学5年生だった。 「腕自慢の子がこうした大会の準決勝や決勝で負けると、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く