開会式のパフォーマンスで、ギリシャ神話の酒の神を演じたフィリップ・カトリーヌ氏(画像右下)/Ludovic Marin/Pool/AP (CNN) それは歴史上最もユニークと評されるパリ・オリンピック(五輪)開会式の出し物の中でも、特に記憶に残る瞬間の一つだった。その一方で、今や世界中で論争を巻き起こす場面ともなっている。 問題のシーンについて、一部の批評家はダビンチの「最後の晩餐(ばんさん)」のパロディーであり、女装したアーティストや大勢のダンサーが登場する内容だったと説明した。 パフォーマンスにはフランスのエンターテイナー、フィリップ・カトリーヌ氏も参加。ギリシャ神話の酒の神、ディオニソスを演じた。そのキャラクターはたちまち「半裸の青い男」として知れ渡った。 この場面でカトリーヌ氏は歌を歌い、テーブルに寝そべった。衣服は身に着けていない様子で、頭からつま先までの全身を派手な青色に塗って