原子力未来研究会について 原子力未来研究会は原子力問題に関心を持つ研究者、実務家で構成される小グループ。代表は山地憲治(東京大学)、仕事の関係で実名を明らかにしていないものが若干名含まれる。代表者以外に実名を明らかにしているのは、鈴木達治郎、谷口武俊、長野浩司(いずれも電力中央研究所)の3名。1997年12月からの月刊誌「原子力工業」(当時、現在「原子力eye」)での「21世紀の原子力」連載を機にグループを結成。本連載は「原子力eye」の1998年年間読者賞最優秀賞を受賞。本連載を基に1998年に「どうする日本の原子力―21世紀への提言」(日刊工業新聞社)を出版し、本書は翌年に第19回エネルギーフォーラム賞を受賞した。 「どうする日本の原子力―21世紀への提言」における提言の概要 FBRは世界のエネルギーの将来に対する「選択肢の一つ」であり、我が国に理想の国産エネルギーを提供する「夢の原子