「世界難民の日」の20日、タイ北西部メソト近くのミャンマー人難民キャンプで、日本の元Jリーガーらが子どもたちと交流するサッカーフェスティバルが開かれた。今年で5回目。キャンプは設置から30年以上たつ。故郷を知らず、キャンプの外の世界も知らない子どもたちは、心待ちにしていた年に一度の催しを楽しんだ。 難民の日の式典とフェスティバルが開かれたのは、カレン族など約1万2千人が暮らすウンピアム難民キャンプ。長年キャンプ内で子どものための図書館活動を続けてきたシャンティ国際ボランティア会(SVA)が主催し、元ジュビロ磐田の本田慎之介さんが、サッカー指導や図書館での読み聞かせをした。 当初からJリーグはこの活動に協力し、1、2回目はタイのプロリーグでも活躍した丸山良明さん(現セレッソ大阪コーチ)が、3回目以降は本田さんが取り組んでいる。 ミャンマーでは1980年代半… この記事は有料会員記事です。有料