11月中旬、スペインであるプロジェクトが始まった。"世界のWiFiよ、団結せよ"というスローガンの下、スペインのベンチャー企業Fonが無線LANアクセスポイントを共有するためのソフトウェア「Fon」をリリースしたのだ。同社は現在、世界中に"Fonera(フォネラ)"ことFonユーザーの輪を広げようと活動している。 Fonの仕組みは、無線LANのローミングと考えるとわかりやすい。自分の無線LANルーターにFonをインストールすると、他のFoneraと帯域をシェアできる。もちろん、他のFoneraの帯域を利用することも可能だ。現在提供されているソフトウェアは「Linksys WRT54G」と同「WRT54GS」用で、Fonでは今後対応製品を増やす予定。また、無線LANルーターを持たない人は、FonのサイトでFonソフトウェアインストール済みのルーターを購入することも可能だ。 Foneraには2