今回のテーマは家庭できる糖尿病の鍼なので、耳穴を中心にします。これを書かされることとなった原因は、鍼の販売業者から「ロイヤルトップ」というベーゴマを小さくしたようなものが送られ、それを嫁が耳に貼り着けたところ、かなり刺激感があって食欲が湧かなくなったところから、それを使った糖尿病治療の文献を集めろとの命令で書かされることになりました。 本ホームページの「Q&A」でも書いたように、現在では皮膚に刺す鍼は、耳鍼としてほとんど使われなくなりました。その理由は、少数とはいえ耳介が化膿し、ドレナージで排膿しなければならない患者さんが出てくるため、現代では王不留行の種、あるいは銀粒というベアリングの球を貼り着ける方法が取って代わったのです。しかし良いことばかりはないもので、耳介軟骨が化膿することはないものの、指圧したときにしか耳に刺激がないため、効果が円皮針に較べて悪くなりました。それがベーゴマ式の
中国・安徽(Anhui)省合肥(Hefei)の病院で、鍼灸治療を受ける男性(2008年5月20日撮影)。(c)AFP 【6月2日 AFP】中国伝統医学の鍼灸治療が頭部や頸部のがん手術後の痛みを大幅に軽減させるとした臨床研究結果が5月31日、米国臨床腫瘍学会(American Society for Clinical Oncology)で発表された。口、鼻、喉、鼻腔、咽喉などのがん手術後にみられる肩部の動きの低下の改善についても、鍼灸治療は有効だったという。 この臨床研究はニューヨーク(New York)のスローン・ケタリング記念癌センター(Memorial Sloan-Kettering Cancer Center、MSKCC)が行ったもの。 手術あるいは放射線治療から3か月以上を経過したがん患者70人のうち、半数に鍼灸治療を行い、残りの半数には化学療法に加え抗炎症薬を投与する通常の治療を
この臨床試験を行っているのが、大阪大学大学院医学系研究科「生体機能補完医学講座」の伊藤壽記教授です。 抗がん剤の副作用としての四肢末梢のしびれが出ている患者さんのうち、臨床試験の参加に同意をされた方を対象に、明治鍼灸大学との連携のもと、鍼灸師の先生が治療を行います。 現在もこの臨床試験は継続中ですが、自覚症状が改善する症例も報告されており今後の展開が期待されています。 西洋医学と鍼治療を組み合わせるメリット 鍼という、古くからある治療法を、抗がん剤という西洋医学の治療と組み合わせるというのが、補完医療の基本的な考え方を表しています。 今までは、鍼なら鍼だけ、抗がん剤なら抗がん剤だけと完全にわかれていました。しかし、西洋医学による治療が非常に進歩した今、たとえば鍼だけで全ての治療をまかなおうというのは、やはり、無理があります。 また、西洋医学一辺倒の治療では、たとえば今回のしびれのように、な
神経内分泌がんの標準治療と新たな治療開発 (2024.03.05) 国立がん研究センターと愛知県がんセンター、九州大学病院が11月17日、「神経内分泌がん(NEC:ネック)――NECとは、そして標準治療の今までとこれから」をテーマに...<詳細> 2mmの針穴から希少がんにアプローチするIVR治療とは (2024.02.27) 国立がん研究センターと北海道大学は11月10日、「IVR(画像下治療/放射線カテーテル治療)――2mmの針穴から希少がんにアプローチ」をテーマにした希少がんセミナー...<詳細> 血液がんの画期的治療法、CAR-T療法とHLA半合致移植とは (2024.02.20) 日本血液学会は第85回学術集会会期中の2023年10月15日、日本白血病研究基金設立30周年記念講演・公開シンポジウムを東京・有楽町で開催した。このシンポジウムは、同...<詳細>
手や足の関節の「腫れ」や「痛み」から始まり、多発する関節炎と進行性の関節破壊を主症状とします。 関節外症状として肺、腎臓、皮下組織などにも病巣の広がる全身性疾患です。 慢性炎症性自己免疫疾患であることは明らかですが、いまだに原因は明らかではありません。 しかし、最近の研究により、ウィルス感染などの外的要因や女性ホルモン、遺伝の関与が考えられています。 また、リウマトイド因子や抗CCP抗体などが産生されて免疫反応が起こり、関節の滑膜に炎症が生じます。 白血球(好中球、マクロファージ、リンパ球)から産生される活性酸素や炎症性サイトカイン(TNF-α、インターロイキンなど)が炎症を促進し、滑膜の増殖、軟骨や骨の破壊が進行することなどがわかってきています。 関節リウマチの新しい診断基準 関節リウマチの早期診断の必要性から、米国リウマチ学会(ACR)と欧州リウマチ連盟(EULAR)の共同策定として、
新しいホームページをご覧ください。 疾患や治療法などを更新しました。 ここをクリック リウマチ Y・M子 女性 67歳 主婦 先日、急な腹痛で病院に行ったら、血圧が最高80、最低50、とショック状態になっていました。 すでに、胃に穴が開いており、危険な状態でした。その原因が、長年患っていたリウマチ疾患の薬のせいだと知らされ、余計にショックを受けました。 リウマチに罹ってから12年、年々、悪くなっているような気がします。針で治療法はあるのでしょうか。 _____________________________________ M子さん、さぞ、ご苦労なさったことでしょう。 リウマチは、免疫機能の異常から、関節が炎症を起こすので、身体のあらゆる関節が痛む病気です。特に、朝の手のこわばり、手足の関節では左右対称に起こります。 さらに、微熱や、身体のだるさ、食欲不振と、全身に不調が表れるのでやっかい
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