米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドは7日、ハウス食品に対し、中核事業ではない即席めんやレストラン事業などを見直すよう求めた企業価値向上策を提示したと発表した。 スティールはハウス株を8・48%保有する第2位の株主。ハウスは「株主の提言として参考にし、これまでと同様に企業価値向上に取り組む」としている。 提言はハウスが米国、中国などで展開するカレーチェーン事業、「うまかっちゃん」などの即席めん事業の撤退・売却も視野に見直すよう指摘。コスト削減と合理化を通じ、利益率を向上させるべきとした。 また、自社株買いや配当性向の引き上げを通じ、資本効率を改善させることが重要と指摘。本業とは相乗効果の薄い、株式持ち合いを解消するよう求めた。 [2008年4月7日17時36分]