中国・湖北(Hubei)省の宜昌(Yichang)で、長江(揚子江、Yangtze River)に放流される養殖されたカラチョウザメ(2014年4月13日撮影)。(c)AFP 【9月15日 AFP】中国の長江(揚子江、Yangtze River)に生息する野生のカラチョウザメが、水質汚染や船の増加によって絶滅の危機にひんしていると国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。昨年は繁殖例が全く確認できなかったという。 カラチョウザメは、1億4000万年前から長江に生息しているとされるが、近年は経済成長に伴う水質汚染、ダム建設、航行する船舶の増加などを背景に、著しく生息数が減っている。 新華社が13日に伝えた中国水産科学研究院(Chinese Academy of Fishery Science)の発表によると、2013年の調査では、32年前に生息調査を開始して以来初めて自然繁殖が確認できなかった