「良さそう」と「とても良い」の間には 「良さそうだがホンマか」がたくさんある / 2025.07.01 LLM品質Night

「第1回『Go言語で学ぶ並行プログラミング』オンライン読書会」の話題より。 対象となる『Go言語で学ぶ並行プログラミング』は,版元から PDF 版を購入した。 インプレス社って絶版でもないのにいつの間にか Kindle 版を引っ込めたりするそうで,デジタル版を買うなら PDF 版を買うのがオススメらしい。 まぁ,技術参考書は PDF 版のほうが取り回ししやすいからな。 紙はかさばるし。 事前にざっと斜め読みしたのだが,解説が丁寧という印象。 タイトル通り Go 言語を前提に書かれているが C/C++ や Java などの構文型のプログラミング言語に慣れているのなら難しくないと思う。 まずは1章から順に読むのがおすすめ。 「並行処理,完全に理解した」という人も復習のつもりで順に読んでいくのがいいだろう。 並行と並列 以前,読書感想文で『Go言語による並行処理』を大絶賛したのだが,その中の「2
カケハシでの社内講演に、株式会社一休 執行役員CTOの伊藤直也氏をお招きしました。同社がどのようにレガシーシステムから脱却し、事業リスクを抑えながらRust/Go/TypeScriptを使い分けてきたのかお話を伺いました。社内向けの場ではありましたが、非常に有意義だったためご本人の許可を得て外部向けにまとめました。 当日は、医療変革プラットフォーマーを目指すカケハシのチーフアーキテクトである木村彰宏との対談形式でお話を伺い、ファシリテーターはカケハシのテックリードである松山が務めました。 松山: 本日は宜しくお願いします。まず、一休での関数型プログラミングの導入の背景についてお聞かせください。 伊藤: 実は、最初から TypeScript による関数型プログラミングを目指していたわけではなく、結果的にそうなったという方が近いです。参照透過性などへの強いこだわりよりも、「型がちゃんと効いてる
表題どおり、開発生産性カンファレンス2025に行ってきました。これはDay1の個人的感想 ケント・ベック氏キーノート最高でした。非常によいまとめをされていた方がいらしたので、こちらをどうぞ。 ケント・ベック氏講演録:『グッドハートの法則は楽観的すぎた〜開発生産性の罠と未来〜』 - jgeem 何はともあれ、今回は一緒にセルフィーが取れたという一点につきます!いい人過ぎて鼻血でそうでした。 我が生涯にいっぺんの悔いなし!! #開発生産性con_findy pic.twitter.com/VyfiR94NJc — Ryo Tomidokoro (@hanhan1978) July 3, 2025 サインも貰っちゃった 宝物 #開発生産性con_findy pic.twitter.com/uTMz1oDK7k — Ryo Tomidokoro (@hanhan1978) July 3, 2025
tl;dr foobarhogehoge.invalidは絶対にリクエストが飛ばないのでおすすめ あらすじ 書いていたコードは、とあるミドルウェア向けに内部利用するURLを環境変数で受け取るようになっていた。普段は実際の内部のURLが書かれているのだが、テスト時には以下のようにダミーを設定していた: FOOBAR_EXTERNAL_URL="https://example.com/foobardummy" テストではこのURLを利用しないのだが、内部で環境変数のバリデーションを行っている都合上、とりあえず適当なURLを指定しなければ起動してくれないから、こうなっていた。重ねて言うが、実際はこの環境変数を利用していないのでこれでいい。 しかしこれだと、うっかり内部の様子がおかしくなったりエンジニアが狂ってしまった場合に、example.comに本当にアクセスしてしまう。なおかつ、セキュリティ
どうもこんにちは Claude Codeを使っている人ならみんな感じてると思いますが、CLAUDE.mdでどれだけ緻密なルールを組んでも3ラリーくらいするとすっかり忘れてどんどん適当に動き出すというどうしようもない現象があります そのたびに「ルールを守ってください」と500000000回は打ち込みましたし、指摘し疲れて「/a」で「ルールを再確認してください」というカスタムコマンドまで組んで対処しているような状況でした この問題で難しいのが、「語尾を◯◯にして」だったりそういうしょうもないロールプレイはずっと守るわりに、「事前に確認を取って」とか「このルールで報告して」とかそういう挙動系のルールをすぐ忘れるという点です これをどうにか解決できないかなーと考えていたのですが、そもそもなぜ語尾ルールは守れるのか?という部分から答えを見つけるべきだと思い調査を開始しました なぜ語尾ルールだけは守ら
Introducing pay per crawl: enabling content owners to charge AI crawlers for access2025-07-01 Many publishers, content creators and website owners currently feel like they have a binary choice — either leave the front door wide open for AI to consume everything they create, or create their own walled garden. But what if there was another way? At Cloudflare, we started from a simple principle: we w
はじめに BASE BANK Dept で Engineering Program Manager をしている大津です。 今回は、4月にリリースした最速振込とそれまでの歴史について簡単に触れつつ、どのようにプロジェクトのリードをしたのか書きます! baseu.jp 振込申請の種類と歴史 最速振込は、BASEが提供する振込申請の一つの種類です。 振込申請とは、ショップオーナーさんがBASEでの売上金額を自身の銀行口座へ振り込むため申請する機能です。 BASEの振込申請には、様々な種類があります。表にまとめると下記のようになります。 種類 振込日目安 手数料 通常振込 10営業日後 振込手数料+事務手数料のみ お急ぎ振込 翌営業日または翌々営業日 振込手数料+事務手数料+振込申請金額の1.5% 定期振込 当月末までの売上金全額を翌月25日に自動で振り込む 振込手数料+事務手数料のみ 最速振込
はじめに こんにちは!株式会社ダイニーの Platform Team に所属しています。0tanyです。 モダンなモジュラーモノリスアーキテクチャでは、環境変数の管理が重要な課題の一つです。事業成長とともにサービス数と環境数が増加すると、その管理複雑性は指数関数的に増大していきます。 本記事では、この移行を通じて得られた知見を共有します。同様の課題を抱えるチームの参考になれば幸いです。 従来のアーキテクチャの問題点 環境別の.env ファイルと Docker イメージの管理地獄 上記が従来のアーキテクチャです。ダイニーでは飲食店向けのモバイルオーダーサービスを 4 つの環境(develop/staging/beta/production)で運用しており、それぞれの環境に対して 4 つのサービス(web、backend、backend-online-payment、backend-reser
こんにちは、よしこです。 普段の開発にClaude Codeをフル活用する毎日です。 ただ、Claude Codeは検索があまり強くないので、なにか解決できないエラーや込み入った問題は別途ChatGPTアプリでo3に聞き、回答をClaude Codeにコピペする、というのが常でした。 もう二人で勝手に話してくれ〜って思いながら情報運搬職人をやっていました。 しかし!なんと今朝、OpenAI APIのo3 modelがWebSearchに対応したのです!! つまり、MCP経由でClaude Codeが直接o3に聞いて、o3がChatGPTのように検索しまくって推論して整理してClaude Codeに返してくれる時代が来たのでは… というわけでさくっとMCPを作ってみました。 中から検索込みでo3のAPIを呼ぶだけの、1ファイルだけのごく薄いMCPラッパーです。 API Keyと一緒に、推論と
さくらインターネット 「10年先を考えた、より使いやすいインフラを作りたい」。ネットワークアーキテクトに挑む、金丸洋平にインタビュー # エンジニア# 社員インタビュー Welcome Talk「ようこそ、さくらへ!」 2025年6月27日 社会を支えるパブリッククラウドを一緒に作りませんか? >>さくらインターネットのエンジニア採用情報を見る 社員インタビュー記事や求人情報をお届け! >>さくマガのメールマガジンに登録する さくらインターネットに新たに加わった仲間を紹介する『Welcome Talk「ようこそ、さくらへ!」』。今回は2025年6月入社のネットワークエンジニア・金丸洋平に、同じくネットワークエンジニアの土屋太二がインタビュー。2人の「インフラ屋」が、ネットワーク界隈の現状やさくらのクラウドの今後について語り合いました。 金丸 洋平(かねまる ようへい) プロフィール さくら
レシピ事業部バックエンド基盤グループの石川です。2025 年 6 月の頭にやった仕事について走り書きのようなメモを残しておきたくなったので、この記事を書いています。 Anthropic 社が開発している Claude Code は、ターミナルの上で動作する LLM agent です: https://docs.anthropic.com/en/docs/claude-code/overview。 Claude Code は Anthropic の API 経由で使う方法の他に、AWS や Google Cloud を経由して Claude のモデルを利用する道を用意してくれています: https://docs.anthropic.com/en/docs/claude-code/third-party-integrations。 AWS を多用しているクックパッドにおいては、Amazon B
職業ソフトウェアエンジニアが普段の業務でソフトウェアを作る時は、過不足ないソフトウェア製作を通して試行錯誤を素早くこなして目的に至ることが求められているでしょう。 『リーン・スタートアップ』やアジャイル開発などで説かれている考え方です。 ソフトウェア産業が扱う領域がより高度で複雑になってきたために生じる不確実性とうまく付き合うためのやりかたで、今日では前提とされます。 一方で、それらを支えるソフトウェア技術の幅や深さを広げるためにはどうすれば良いか、必要性は理解されてはいても具体的な実現方法を模索しているという人が多いのではないでしょうか。 ここでは、会社としてどうするかという点から一旦離れ、一個人のソフトウェアエンジニアとしてどうするかという観点で考えをまとめたいと思います。 作りたがりな自分 自分は「作りたがり」な性質で、業務では常にオーバーエンジニアリングに走ってより新しいこと・おも
こんにちは、エンジニアリングマネージャー の id:onk です。 Hatena Developer Blogの連載企画「卒業生訪問インタビュー」では、創業からはてなの開発に関わってきた取締役の id:onishi、CTOの id:motemen、エンジニアリングマネージャーの id:onkが、いま会いたい元はてなスタッフを訪問してお話を伺っていきます。 id:onk が担当する第15回のゲストは、教育プラットフォームを提供するClassi株式会社でエンジニアとして活躍しているid:aereal さんこと、中澤亮太さんです。 aerealさんは、2012年にはてな入社後、「はてなブログ」のHTTPS化などの大きなプロジェクトや「はてなブログ タグ」の開発、課金システムのAWS移行やお客様サービスの開発協力など、幅広くご活躍いただきました。 現在は、Classi株式会社でチームやサービスの技
本文の内容は、2025年5月12日に Alex Lawrence が投稿したブログ(https://sysdig.com/blog/up-and-running-with-stratoshark-in-5-minutes/)を元に日本語に翻訳・再構成した内容となっております。 Stratosharkとは何ですか? Stratosharkは、Wiresharkの創設者Gerald CombsとFalcoの開発者Loris Degioanniによって開発されたツールで、Wiresharkの高度なネットワーク可視化機能をFalcoエコシステムを通じてクラウドにもたらします。Stratosharkは、Wiresharkのパケット解析機能とFalcoのランタイムセキュリティを組み合わせることで、トラブルシューティングの迅速化、確信を持ったインシデント対応、そしてクラウドネイティブな柔軟性を実現します
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く