異星人、宇宙人、エイリアン、地球外知的生命体。呼び方はいろいろあるが、そういう「宇宙のどこかにいるはずの存在」に、私たちの好奇心は強く刺激される。 異星人との遭遇は、SFの普遍的なテーマだ。SF映画でも、宇宙船がエイリアンに乗っ取られる、地球に宇宙船の一団が襲来する、人間のふりをしたエイリアンが社会に潜んでいるなど、いろいろなパターンの異星人との遭遇が描かれている。 そんな異星人との遭遇が現実に起こっていたかもしれないというニュースが、11月初旬に報じられた。 事の発端は1年少し前にさかのぼる。2017年10月にハワイの天文台で、太陽系の外の「恒星間空間」から太陽系内にやってきた「恒星間天体」が 観測された。こうした種類の天体の観測は史上初だった。 その恒星間天体「オウムアムア」は、9月に水星の軌道の内側まで入り込んで太陽に最接近したあと、地球の近くを通過し、発見時には火星軌道のあたりにあ