東京オリンピック・パラリンピックまであと2年。世界中から多くの人が集まるスポーツの祭典を、多様な価値観を認め合える社会へのきっかけにしたい。そのために知ってほしいさまざまなことがあります。その一つが、知っているようで知らない、車いすでの生活です。 大好きなお店で、熱々のカレーを食べたくても、店の入り口にある段差をひとりでは越えられず、いつもテイクアウト。子どもと毎日遊びに行く公園の入り口にも段差。車いすの男性は「5センチの段差をなくそう」と働きかけを始めました。すると、周囲にも思わぬ変化が起き始めたのです。(さいたま放送局記者 直井良介) 「車いすでは、たった5センチの段差ですら越えられないことを知っていますか」 そう話すのは、埼玉県所沢市に住む森田圭さん(39)です。森田さんは、全身の筋肉が萎縮していく、難病の「筋ジストロフィー」を患い、28歳の時から電動車いすで生活しています。 森田さ
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