Vol.125-3 本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはマイクロソフトが発表した検索エンジン「Bing」の進化。ライバルとなるGoogleの動向を解説する。 ↑Googleが発表したチャット型AIのBard マイクロソフトがOpenAIとのコラボレーションによって「ジェネレーティブAIの時代」を切り開こうとしている。当然Googleは、そこに対抗していかなければいけない存在だ。 Googleは以前から、独自に大規模なAI開発を行なってきた。その中でまず重視していたのが「画像認識」だ。「Google レンズ」を使うと、外国語で書かれた標識を翻訳したり、写真に写っている花がどんな種類のものなのかを教えてくれたり、といったことができる。 スマートフォンの普及により、我々は常にカメラを持ち歩くようになった。文字入力は重要なことだが、面倒であ