名古屋場所開催前の大相撲の野球賭博をめぐる一連の取材で、報道局スポーツ部の30代の記者が、取材先であった日本相撲協会の関係者1人に対し、捜査情報と受け取られかねない内容をメールで送っていたことが明らかになりました。 本人から事情を聞いたところ、この記者は、7月6日、国技館で取材中に他社の記者から、「あす相撲協会に対して警察の捜索が行われるようだ」という話をきき、翌7日午前零時ごろ、「あす捜索が行われるようだ」という趣旨の携帯メールを、相撲協会の関係者に送りました。この日の午前、実際に捜索が入りました。 メールを送ったことについて、この記者は、「大相撲の野球賭博をめぐるNHK内部の取材情報ではなく、日ごろから付き合いのある他社から聞いた話だったので、相手の反応をとって、その後の取材に活かそうと思った」と話しています。 しかし、普段からの取材先とは言え、相撲協会の関係者が捜査対象になって