4月6日の早朝5時半頃、まだ薄暗い時間にもかかわらず、築地市場(東京・中央区)には威勢のいい競りの声がこだましていた。「ターレ」と呼ばれる小型運搬車や台車がせわしなく走り回る脇で、場内をゆっくり見学して回る一団がいた。案内役の説明に耳を傾けていたのは、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまだった。 「悠仁さまの“社会見学”の一環だったそうです。悠仁さまはまぐろの競りを興味深そうに見学され、卸業者の店などを回られながら、熱心に質問をされていたといいます」(宮内庁関係者) 将来の天皇である悠仁さまにとって、実地で学ばれることの重要性を紀子さまは繰り返し説かれてきた。だが、悠仁さまの健やかな成長を実感している心の余裕は、今の紀子さまにはない。懊悩の理由は小室圭さんとのご結婚が延期した眞子さまのことだ。 昨年に比べ、眞子さまが公務にお出ましになる機会は半減している。宮邸では自室に閉じこもることも多く、家族と言葉を