小保方晴子「あの日」を読みました。 - Everything you've ever Dreamed
小保方晴子さんの「あの日」を読んだ。誤解して欲しくないのだが、僕が、この小保方晴子さんのセンセーショナルな手記を手に取ったのは好奇心からではない。ゲスい野次馬根性からである。告白しよう。小保方晴子さんの名前をググることは毎朝の僕のルーティーンであった。 なぜ、彼女がこれほど僕の心を惹きつけ続けるのか、その理由を知りたい。それがこの手記を手に取った理由である。今、読み終えて放心しているところである。内容の詳細については各々読んでいただかなくてもいいとして、これだけは言っておく。衝撃の手記という宣伝文句は本当であった。事件については報道でなされている以上のいわば秘密の暴露はまったくないし、著者が関与したとされる疑惑は華麗にスルーされているので、なぜＳＴＡＰの騒動が起こったのかまったくわからないからだ。一方、宴席で泥酔しているうちにアメリカへの留学が決まったワンダーな経緯や、執拗に繰り返される共
【書評】通訳日記【ザッケローニから学ぶ】
２０１４年の１１月に出た本。ワールドカップのあとには、暴露本といったら言い過ぎなのだけど、ワールドカップの裏側を書いた本が出版されることがある。２００２年だったら、６月の勝利の歌を忘れない（DVDやないか）。２００６年だったら、敗因と（ほとんど記憶に残ってないけど）。２０１０年は残念ながら、吾輩の記憶にはない。しいて言うなら、岡ちゃんのサッカーをイタリア人が分析したよかな。 そして、２０１４年といえば、この通訳日記である。本の内容を平たくいうと、ザッケローニの通訳であった矢野さんの日記だ。ザッケローニの隣を歩き続けて、感じたことを書きまくった本である。そして、中身はここまで公開していいのだろうか？ということまで載っている。つまり、２０１４年の日本代表、すでにその結末は知っている状況で読むのは、なかなか切ないものであるが、その成功を願って歩き続けた４年間の物語の詳細となっている。 ■ザッケロ
トラジション？トランジション？ - Any given sunday
久々に内容がとんでもなく酷い本を見つける サッカー欧州CL新戦術 2014 (SEIBIDO MOOK) 作者: 成美堂出版編集部出版社/メーカー: 成美堂出版発売日: 2013/09/17メディア: ムックこの商品を含むブログ (1件) を見る著者は清水英斗、西部謙司、神尾光臣、北健一郎（編集兼）などなどという面子。 トンデモ本となるには、もってこいの人材ではある。 で、内容は貰い物のカルピスが更に薄まった様な内容で、特に目立った収穫がないという一言に尽きるわけだが、この中でとんでもなく酷かった点があり それは、「戦術用語」と銘打った中にも出ていた「トラジション」という言葉である。 試しに、辞書で引いても出てこないこの言葉である。 考えられるのは「トラディション」かなと思ったが、どうやら違う。 その掲載された言葉の内容を読むと、それは「トラジション」ではなく、「トランジッション」もしくは
『反省させると犯罪者になります』を読んで愕然 - エキサイトニュース
「悪いことをしたら反省するのが当然」「反省してもらわなきゃ困るよね」って考えてると、どんどん犯罪者が増えるよ。 ええええー！？ さらに、自分の子供を犯罪者にしてしまうよ。 って、ええええー！？ どゆこと？ と驚きながら読み進めていった。 『反省させると犯罪者になります』 すごいタイトル。 でも、読んでいくうちに納得してしまう力がこの本にはある。 第3章に、女優酒井法子の事例が登場する。 覚醒剤取締法違反で逮捕された彼女は、“自らが犯した事件を謝罪する目的で、「贖罪」というタイトルの著書を出版”する。 これが、まさに「模範的な反省文」になっているのだ。 “これでは自分自身をみつめたことにはなりません。酒井さんには失礼ですが、書名を「贖罪」とするには、内容としては表面的でしかありません”。 また、保釈された後の記者会見での言葉を引用し、“自分の弱さ故に負け”“自分の弱さを戒め”“二度と手を出さ
『少年魔術師インディ３ ～異境の魔術師～』
●ストーリー 少年魔術師インディ。今度の旅は、はるか異境を目指す…。ハミ王国に嫁ぐフレイア姫の行手に、呪術師の魔の手がのびる！インディ、そしてマジカルキャット・ミュアは、姫を守り、無事ハミ王国へ送り届けなくてはならないのだ。燃えるような砂漠を越え、暗黒の森を切り抜け、そして大海を渡る。かつて体験した事もない、魔境の呪術の力とはいったい何か？そして、インディたちは、その力を打ち破ることが出来るのか？前回、前々回と多くの試練を乗り越えたインディとミュア。2人は、このステップ3の冒険をいかに切り抜けるのだろうか？ （ＢＯＯＫデータベースより引用） ●感想 シリーズ３弾にしてようやくヒロイン登場と思いきや、相手は身分の違うお姫さま。割と庶民派で気立ての良いフレイア姫は親しみやすいキャラなだけにインディ君はほろ苦い青春を謳歌します。 インディにとって大先生に当たる人物や敵対する魔法使い、異境の呪術師
『少年魔術師インディ２ ～禁断の魔力～』
●ストーリー 強力な呪力を祀った僧院へ師匠の代理で訪れたインディとマジカルキャットのミュア。出迎えたヤミヤザ老はインディの力を見込み、僧院に伝わる秘術を我が物にしようと画策している邪悪な魔導師ギィの企みを阻止するように依頼する。 ●感想 閉塞空間での冒険から一転、インディの住む世界が舞台となります。普通に怪鳥やドラゴンが居る日常 なら魔界と大差ないかも。最初から高位精霊の加護を得られるので、場にあった魔法を使うのがポイント。 ●難易度 超難。双葉社ゲームブック史上トップクラスの難易度を誇る謎解きが目白押し。当時小学生だった私は連立方程式と英単語のアナグラムが理解できず、シナリオ中盤で挫折してしまいました。今見直しても物凄い難しさ、果たして当時クリアできた読者が何人居たことやら。 井上 尚美, レッカ社 少年魔術師インディ2―禁断の魔力
『少年魔術師インディ ～マジカルインフェルノ～』
●ストーリー 師匠の留守中、好奇心からマジカルインフェルノの封印を解いてしまった魔術師見習いのインディ。閉じ込められた世界から脱出するため、師匠の愛猫ミャウとインフェルノに潜む魔物達を退治する羽目に。頼りの武器はロッドと魔道書のみ、果たしてインディは精霊の加護を得られるのか…。 半人前の魔法使いと人語を話す不思議でナマイキな猫の活躍を描いた同名シリーズの第一弾。 ●感想 ロックマンの如く倒す敵を自由に選択できる、マルチシナリオ形式の構成。ただしインディ君は未熟なので最初に倒すべき相手はほぼ限定されています。 力を得る過程が妙にリアルで、なかなか発動しない精霊の力に最後まで振り回されますが、猫にイニシアチブを取られまいと虚勢を張る主人公の姿が親近感持てて○。 ファンタジー小説としても十分楽めます。昨今のファンタジーブームに便乗して復刊しないかなあ。 ●難易度 難。攻略ヒントである魔導書を見な
ドラクエだけじゃない！いろんなゲームの「4コマ漫画」を集めてみました！その1 | ひよこガジェンヌ
ファミコンの4コマ漫画は珍しい！？今回は、ゲーム関連書籍ご紹介記事の一環といたしましてゲームの『4コマ漫画』にスポットを当ててご紹介いたします。ゲームの4コ…Tweet ドラクエだけじゃない！いろんなゲームの「4コマ漫画」を集めてみました！その1 8bitファミコンマンガレトロゲーム ひよこ ゲーム コミック・書籍 ファミコンの4コマ漫画は珍しい！？ 今回は、ゲーム関連書籍ご紹介記事の一環といたしまして ゲームの『4コマ漫画』にスポットを当ててご紹介いたします。 ゲームの4コマ漫画といえば有名なのは『ドラゴンクエスト4コマ漫画劇場』ですが それ以外にも、本当にたくさんのゲーム4コマ漫画の単行本が出版されているんです まずは冒頭にご紹介させていただいた、『ファミコン4コマまんが王国』。 『スーパーマリオ』や『ゼルダの伝説』を筆頭に、『テトリス』や『遊遊記』まで！ ファミコンのあらゆるゲーム
47NEWS（よんななニュース）
「これ以上、何を求める」…ベテラン見延和靖選手が東京五輪での栄光からパリ五輪を目指した理由 エペ団体で2大会連続のメダル
書評が上手く書けません。どうすれば心の中で感じたことを文字に還元できるのでしょうか？ - 杉江松恋インタビュー
自身が感じたことを言葉にして表現するのも書評の大事な要素だと思うのですが、その本がどういう内容かを要約して読者に伝えることもそれに負けず劣らず大事だと私は考えています。「よくできた要約はそれだけで書評として価値がある」というのが私の意見です。 本の中には手ごわいもの、書評にされることを頑として拒むものもあります。そうした本に出会ったとき、私は「自分がきちんと読めていないのではないか」ということを第一に考えます。本が悪いのではなく、自分の読みが追いついていないのです。 なのでお奨めしたいのは、「要約を練習する」ことです。 一冊の本の内容を、２００字、４００字、８００字と文字数を変えて要約してみると、自分の読みの程度がわかってくると思います。４００字と８００字の要約では、その中に盛り込める情報量が変わってきます。短いから楽、長いから難しいということではなく、短くするために取捨選択が必要に
“サスペンスドラマの帝王”が贈る京都本『船越英一郎の京都案内』9/8発売 - はてなニュース
俳優の船越英一郎さんが京都のグルメやお土産に関する情報を紹介するガイドブック『船越英一郎の京都案内』が、9月8日（木）にマガジンハウスから発売されました。中には、船越さんが“本当は教えたくなかった”というグルメスポットも。価格は1,470円 （税込）です。 ▽ 『船越英一郎の京都案内』 — 船越 英一郎 著 — マガジンハウスの本 ▽ 船越英一郎（フナコシ エイイチロウ） | ホリプロオフィシャルサイト 『船越英一郎の京都案内』は、ドラマの撮影などで京都に通い続けて24年、1年の半分近くを京都で過ごすという船越さんが出版したガイドブックです。 長年かけて蓄積したグルメ情報をはじめ、花街、ドラマのロケ地、パワースポット、おいしいお土産などを紹介しているとのこと。普段はなかなか見られないスタジオ「東映京都撮影所」も案内しているそうです。表紙には、建物の影から様子を伺う、ドラマのワンシーンのよう
八百長騒動、メールの文面が実に生々しくてよろしい。この機に板井の「中盆」復刊希望！「ヤバい経済学」も。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
スポーツ選手の書いた何気ない文章やひとことに、不思議な文学性を漂わせている・・・という例はままあるが、今回の相撲八百長も、報道を見ると実に面白いわ。 http://news.livedoor.com/topics/detail/5315415/ 「立ち合いは強く当たって流れでお願いします」 「了解いたしました！ では流れで少しは踏ん張るよ」。 「まっすぐぶつかっていきます」 「途中で投げますよ」 文学だ。 …大相撲の八百長疑惑をめぐっては平成１９年、「週刊現代」が、当時横綱だった朝青龍関を中心に八百長が角界で蔓延していたとの記事を掲載。協会と元朝青龍関ら力士３０人が発行元の講談社などに約６億２千万円の賠償を求めて東京地裁に提訴し、１・２審ともに「記事が真実であるとは認めれない」として原告側が勝訴。最高裁が講談社側の上告を棄却し、高裁判決が確定している。 また、元板井関（元小結）が平成１２年
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『なぜ人妻はそそるのか？「よろめき」の現代史』 - HONZ